8月のお茶の間鑑賞は★4つ半から★1つまで、玉石混淆の21本。『 アクトレス~女たちの舞台~ 』 <WOWOW>
2014年/フランス/ドイツ/スイス/124分
【監督】オリヴィエ・アサイヤス
華やかな芸能界で生きる大女優の
孤独と葛藤を描く人間ドラマ
ゾクゾクするほど面白かった!
こう言う人間の内面を抉る会話劇って大好き!(性格悪いので)
3人の女優たちもそれぞれに魅力的だし
ヘンデルやパッヘルベルが流れるタイミングがこれまた絶妙!!
実に見応えのある人間ドラマだった。
★★★★☆『 あなたのママになるために 』 <WOWOW> ★★★
2015年/スペイン/フランス/112分 【監督】フリオ・メデム
"乳がんの告知を受ける夫と別居中で失業中の女性"
しこりに気が付いても2か月放って置く気持は分からないでもないけれど、
術後検診のすっぽかしはあり得ないわ~^^;
ま、兎にも角にも、乳がん検診はちゃんと受けようと思った。
『 ピエロがお前を嘲笑う 』 <WOWOW> ★★★☆
2014年/ドイツ/107分 【監督】バラン・ボー・オダー
"自ら警察に出頭し、数奇な人生について語り始める指名手配中の天才ハッカー"
角砂糖は4つ、と見せて実は1つ...な~んてやっぱり4つでした~!ってお話。
コピーにはスリラーとあるけれど、
むしろ同じくドイツ映画の『レボリューション6』系青春映画と言う感じかな。
『 夏をゆく人々 』 <WOWOW> ★★★★
2014年/イタリア/スイス/ドイツ/112分 【監督】アリーチェ・ロルヴァケル
"イタリアの自然豊かな地方で養蜂業を営む一家の暮らし"
プロレタリア文学を読んでいたつもりが、ファンタジー小説だった...みたいな、
何とも不思議な味わいの作品。
"夏草や 兵どもが 夢の跡"的ラストがじわじわ効いてくる。
『 コンフェッション~ある振付師の過ち~ 』 <WOWOW> ★★★
2014年/アメリカ/93分 【監督】スティーヴン・ベルバー
"ある夫婦の訪問を機に自分の過去と向き合う老バレエ振付師"
オチは予想通りだったけれど、変に感動ものに持っていかないのが良かった。
『 海街diary 』 <WOWOW> ★★☆
2015年/日本/128分 【監督】是枝裕和
"音信不通のまま他界した父親の残した異母妹を引き取る三姉妹"
何か少女漫画チックだなぁと思ったら、原作がそうなのね。
大林宣彦の『姉妹坂』を思い出したけれど、そう言えばこちらも漫画が原作。
雰囲気が似てくるのかな。
『 ミルカ 』 <WOWOW> ★★★
2013年/インド/153分 【監督】ラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ
"インドの国民的英雄として活躍した陸上界のスター、ミルカ・シンの数奇な運命"
感動的で、見応えのある、いい作品なのだけれど、如何せん長過ぎる。
もっともそれが嫌なら、そもそもインド映画なんて観るな!ってことだけど。
『 ビッグゲーム 大統領と少年ハンター 』 <WOWOW> ★★★
2014年/フィンランド/イギリス/ドイツ/91分 【監督】ヤルマリ・ヘランダー
"命を狙われた合衆国大統領と13歳の誕生日を迎えたばかりの少年ハンター"
同監督の「レア・エクスポーツ~囚われのサンタクロース~」は
作品的にはそれほどでも無かったけれど、
ウィル・ポールターくん似のトンミラくんが可愛くて、本作もトンミラくん目当て。
これのどこが"サバイバル・アクション超大作"なんだ!?
と突っ込まずにはいられないショボさが逆に好きだ。
『 JUKAI-樹海- 』 <WOWOW> ★
2016年/アメリカ/93分 【監督】ジェイソン・ザダ
"青木ヶ原樹海で失踪した双子の妹を捜す姉"
『ハンガー・ゲーム』の刈り上げクレシダが
何ともかっこよかったナタリー・ドーマー主演、に釣られて観たけれど、
観光案内所地下の死体安置所や、活き造りのお寿司とか、
突っ込みどころは満載だったけど、
全く怖くもなければ、面白くもなく、93分が長いのなんの。
『きみはいい子 』 <WOWOW> ★★★★
2015年/日本/122分 【監督】呉美保
"ある町を舞台にした3つの人間模様"
この作品のどこが心に刺さるかは人それぞれだろうが、
私の場合は富田靖子演じる自閉症児の母親がそれだった。
息子を褒められて泣き崩れる彼女の気持は解り過ぎるほどで
私も大泣きしてしまった。
『 デッド・シティ2055 』 <WOWOW> ★
2015年/アメリカ/96分 【監督】ブライアン・A・ミラー
"殺人やレイプなどのあらゆる犯罪的欲望を治外法権的に楽しむことができる娯楽施設"
『パージ』(未見)にSF的要素を加えた様な設定は悪くないのだが、
ストーリー運びがどうにも退屈で、耐えて最後まで観た自分を褒めていいのか、
時間を無駄にしたと叱ればいいのか迷う。
『 アルティメット・エージェント 』 <WOWOW> ★★
2015年/アメリカ/85分 【監督】ティモシー・ウッドワード・ジュニア
"300万ドルと大量の麻薬と記憶を失った男"
タランティーノ&ガイ・リッチー風のオープニングからB級食ぷんぷん。
基本的にどんな駄作だろうとドルフ・ラングレン関連は観ることにしているので
話がつまらないのは覚悟の上ながら(ポスターでは一番目立ってたのに)
ラングレンが主役じゃなかったのは誤算だった。
しかしピッチリとなでつけた髪型に眼鏡、白シャツ、ネクタイの
エリート然として知的な風貌のラングレンが素敵だったので、ヨシとする。
『 サイの季節 』 <WOWOW> ★★★★
2012年/イラク/トルコ/92分 【監督】バフマン・ゴバディ
"愛する妻と引き裂かれたある詩人の理不尽な人生"
前作『ペルシャ猫を誰も知らない』が音楽青春映画だったので
そのあまりに違うテイストに驚いたが、
『ペルシャ猫~』以前の作品(未見)の情報を読む限り
こちらの方がゴバディ監督らしい作品なのかも。
作品自体がまるで一篇の詩の様で、圧倒的な映像美にも鳥肌が立った。
『 彼は秘密の女ともだち 』 <WOWOW> ★★★☆
2014年/フランス/108分 【監督】フランソワ・オゾン
"女装癖がある夫と病死した妻の親友の奇妙な関係"
子持ちシシャモの様なふくらはぎがコンプレックスの私には
ロマン・デュリスの美しい足が羨まし過ぎる!!
『 ヴィジット 消された過去 』 <WOWOW> ★★
2015年/イギリス/93分 【監督】アダム・レヴィンス
"交通事故で記憶を失い6年ぶりに実家に帰ったヒロイン"
前半は結構面白かったのだが後半失速...残念。
『 奪還者 』 <WOWOW> ★★★★
2014年/オーストラリア/アメリカ/103分 【監督】デヴィッド・ミショッド
!世界経済の破綻から10年後。荒廃し、無法地帯と化したオーストラリア"
雰囲気としては『マッド・マックス』の1作目ぽいけれど
高揚感とは無縁で、寂寥感と虚無感たっぷりのところが良かった。
『 アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日 』 <WOWOW> ★★☆
2014年/アメリカ/82分 【監督】ミゲル・アルテタ
"最低最悪な1日を迎えることになった一家"
色々あったけれど、最後は全て丸く収まる、良くも悪くもディズニーらしい作品。
『 禁断のケミストリー 』 <WOWOW> ★★★
2014年/アメリカ/イギリス/92分 【監督】ジェフ・ムーア
"真面目なだけが取り柄の冴えない薬剤師"
家でも職場でも肩身の狭い思いをしている男が
人妻との不倫をきっかけに変わって行くブラックユーモアコメディ。
サム・ロックウェル、ミシェル・モナハン、オリヴィア・ワイルド、
チョイ役にレイ・リオッタとジェーン・フォンダ、と俳優陣が地味に豪華(言葉が変)
『 寄生獣 』 <WOWOW> ★★★
2014年/日本/110分 【監督】山崎貴
"謎の寄生生物と共生することになった高校生"
行きつけの美容室の担当さんとは時々映画の話をするのだが
「ファイナル・デスティネーション」シリーズのファンの彼女から
「邦画のこの手の作品にしては中々いいですよ」とお薦めされたので。
ミギーの口元が阿部サダヲ過ぎて、もはやミギーが阿部サダヲにしか見えなかった。
『 寄生獣 完結編 』 <WOWOW> ★★
2015年/日本/118分 【監督】山崎貴
"人間VSパラサイト、最終決戦"
「ファイナル・デスティネーション」ファンの美容室の担当さん曰く
「1はよかったんですけど、2は残念でした」
なるほど、その通りでした。
『 ギャラクシー街道 』 <WOWOW> ★
2015年/日本/110分 【監督】三谷幸喜
"宇宙の片隅にあるハンバーガーショップに集う人々"
三谷監督は何がしたかったんだろう???