「福袋」
角田光代/著
河出書房新社 2008年02月
私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない…8つの連作小説集。
人生は中身の分からない福袋のようなもの。
蓋を開けるまで何が入っているかは分からない。
期待通りのこともあれば、こんなはずじゃなかった・・・と思うことだってある。
たとえ何が入っていようと返品も交換も出来ない・・・一人に一つの福袋。
私は福袋は買わない。
石橋を叩いて叩いて叩いて結局は渡らない、性格なので(笑)
何が入っているのかワクワクするより先に
気に入らない物が出てきた時のことを考えてしまうから。
同様の理由で宝くじも買わない。
我ながら夢が無いと言うか面白みのない奴だとは思うけれど・・・
しかし私もすでに一つ、人生と言う福袋を持っていることになる。
ならばわざわざ他の福袋を買う必要もあるまい。
と言うことで、私はこれからも福袋は買わない(笑)