「庭を出ためんどり」
ファンソンミ/文
ピョンキジャ/訳
平凡社 2003年02月
羽を広げることも出来ない狭い養鶏場の金網の中で、毎日卵を産み続けるめんどりイプサク。彼女の夢は、いつの日かここから出て、卵を抱き、ひよこを孵すこと・・・
本の紹介文によれば・・・
1997年、第1回タムナ文学賞童話部門を受賞。深い主題意識と緻密な心理描写、簡潔でありながら豊かな象徴性を内包する文章で、個性ある作品をたゆみなく発表し、子どもたちはもちろん、大人にも愛されている作家である。・・・ということらしいが、我が市の図書館では「その他の外国文学」の棚の一番上の隅にひっそりと置かれていた。出版は2003年、図書館の購入印も2002年度となっているのに、手に取った時、「おー新刊!?私が一番乗り?」と思ったほど新品同様だった。それだけ皆に読まれてないってことだよね・・・残念。凄くいい本なのになぁ・・・。図書館側も、韓流スターの顔写真を背表紙に据えたようなドラマのノベライズ本ばっかり目立つところに置いてるから、こう言ういい本が隅に追いやられてしまうのよ(`ε´)大体児童文学なのに児童室の方に一冊も置いてないってのはどういうこと!?