『コズモポリス』
公式サイト
2012年 フランス/カナダ
上映時間 110分
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
男は、自らを待つ死を知らなかった
28歳にして巨万の富を手にした若き投資家の、破滅への一日を描くサスペンス。
いや~~「頭がウニ」と言う死語を久々に思い出す作品だったわ~(笑)
ちなみに「頭がウニ」とは、頭が混乱してわけがわからなくなった状態
(脳味噌がウニのような状態=頭がグチャグチャになった状態)を示す1985年頃流行った俗語です。
大統領がニューヨークを訪問する朝、厳戒態勢とデモによる大渋滞の中、
オフィス代わりのリムジンで2マイル先にある理髪店に向かうエリック(ロバート・パティンソン)と
そのリムジンに代わる代わる乗り込んでくる来客たちの会話はまるで禅問答のようで
経済に疎い私にはさっぱり理解出来なかったけれど、不思議と退屈はしなかった。
ジュリエット・ビノシュ、マチュー・アマルリック、サマンサ・モートン、
と言った個性的な俳優をさらっと使っているのも贅沢。
こんな普通っぽい役、初めて観たかも(笑)
<満足度> ★★★