「南の子供が夜いくところ」
恒川 光太郎【著】
角川書店 角川グループパブリッシング〔発売〕 (2010/02/28 出版)
「今年で120歳」というおねえさんと出逢ったタカシは、彼女に連れられ、遠く離れた南の島で暮らすことになる。そこは、めくるめく魔術的世界だった−。人生を漂流するものたちの物語。
これまでの恒川さんの作品はホラーやファンタジーと言うより
怪談と言う言葉が似合っていたけれど今回は洋の雰囲気。
どの話も作品としては面白いのだけれど
ひんやりと纏わりつくような湿度たっぷりの恒川作品が大好きだったので
(架空の)南の島が舞台のファンタジーワールドではちょっと物足りない。
by hasikkoami
| 2010-04-04 20:58
| 図書館