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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

<   2016年 04月 ( 6 )   > この月の画像一覧

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公式サイト
2014年 アメリカ
上映時間 80分
監督 アルバート・メイズルス


彼女のスタイルに、

人生のヒントがある。





1950年代からインテリアデザイナーとして活躍し
ホワイトハウスの内装を任されるなど輝かしいキャリアを誇り
2005年にメトロポリタン美術館で開催された
ファッション・コレクションの展覧会が驚異的な動員数を記録
今尚NYのカルチャーシーンに影響を与える
アイリス・アプフェルを追ったドキュメンタリー


も~とにかく、その強烈な個性とパワーに圧倒されっぱなしemoticon-0104-surprised.gif

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私ならアクセサリーの重さだけで身動き取れなくなりそう...^^;


数々のアイリス語録も魅力的で

「パーティに出かける支度は、パーティそのものよりずっと楽しい」に頷いたり

「人と同じ格好をしないのは、自分の意見を持つと言う事」にギクッとしたり

「センスがなくても、幸せならいい」に勇気を貰ったり

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「40年代に私が女性で初めてジーンズを穿いたのよ」と言うだけあって
デニムの着こなしもとっても素敵~emoticon-0152-heart.gif

ご主人との仲むつまじい様子にもほっこりemoticon-0142-happy.gif

それから

『ビル・カニンガム&ニューヨーク』にも出ていたっけ...なんて思っていたら
今度はこちらにカニンガム氏登場!

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一見対照的に見える2人だけれど
2人の人生哲学には通じるところが多くて
2作品併せて観ると尚更興味深いかもしれない。

★★★☆

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by hasikkoami | 2016-04-19 19:57 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2015年 イギリス/アメリカ/フランス
上映時間 118分
監督 トッド・ヘインズ

このうえもなく美しく、

このうえもなく不幸なひと、キャロル。

あなたが私を変えた。




常々「ラブストーリーは苦手」と公言している私ですが
時にはツボにはまることもあるのです。

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1950年代、黄金期アメリカの文化とファッション
そしてその華やかさとは対照的に
密やかなキャロルとテレーズの恋

夫やアビーとの関係性や当時の女性の社会的立場
同性愛のとらえられ方などについても
むしろ説明不足と思えるほどあっさりと描かれる。

そして寡黙であるが故に、浮かび上がる2人の想い

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交わす視線や表情、仕草から立ち昇る濃密な空気に
柄にもなくドキドキしてしまった。

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女性同士と言うことを除けば、いたって王道のラブストーリー。

しかし決して単なる恋愛至上主義ではなく
女性の本当の意味での自立と、そこから始まるものを感じさせ
極上の余韻に包まれるラストに、ただただ溜息が零れた。

★★★★☆

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by hasikkoami | 2016-04-17 22:31 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2015年 日本
上映時間 132分
監督 矢崎仁司


こんなに好きだったのに――

あなたは誰を愛してるの?





『三月のライオン』が好きで好きで...
だから矢崎監督の名前を見るとスルー出来ないのよね...
(と言いつつ前作『太陽の坐る場所』は未見なんだけど←おい)


学園闘争の嵐吹き荒れる1969年
仙台の女子高に通う1人の少女の青春の光と影

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1966年生まれの私には
この時代のはっきりとした記憶はないけれど

「本当はベトナム戦争も安保も沖縄もマルクスも革命もどうでもよかった。
ただ嵐の中に自分を駆り立てていかなければ、発狂しそうだった」

響子のこの気持ちは何となくわかる。

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主義主張の為の反抗ではなく
"自分"の存在を感じる為の反抗

大人でもなく、子供でもなく
自分は何者で、どこへ向かうのか
見えないことへの焦燥感

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珈琲    煙草   バロック音楽

「響子は、人生が好きかい?」

「ええ、好きよ。」

「・・・素敵だね。」


この時代は背伸びの仕方も文学的だったのだなぁ...

それにしてもこれが小池真理子の半自叙伝的作品って
小池氏、どんだけ波乱万丈な青春時代なんだ!?emoticon-0104-surprised.gif

★★★

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by hasikkoami | 2016-04-12 22:51 | 映画館 | Comments(2)
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公式サイト
2014年 アメリカ
上映時間 112分
監督 ラミン・バーラニ


一人は家族のために

一人は復讐のために 

魂を売った





『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
サブプライムローン問題の内側だとするなら
こちらはその外側と言ったところか。

"魂を売った"と言うコピーや
マイケル・シャノンがブローカー役ってところから
どれだけあくどい所業が繰り広げられるのかと思いきや
私にはカーバーがそれほど酷いヤツには思えなかった。

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もちろん法の目をかいくぐり制度を悪用し
あげくは違法行為まで犯しているのだから十分悪人ではある。

しかし彼の言う

"アメリカは負け犬に手を差し伸べない。
この欺瞞の国は、
勝者の勝者による勝者のための国だ"

もまた真実。

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むしろ、ローンを滞納しておいて
「銀行が(返さなくても)平気だと言った」と責任転嫁したり
「借りたものを返さないのは泥棒と同じ」と言われても
「(ローン返済分で)仕事の為の工具を買っただけ」
と筋の通らない言い訳をし、まるで悪びれるそぶりも無い姿勢に
「いやいや、それは違うでしょ~^^;」と
ナッシュら借りる側の甘さの方が気になった。

きちんと家賃を払っているのに家主が債務者だった為
突然追い出された人たちは本当に気の毒だけど
期限が通達されているにも関わらずローンも払わず
「ま、何とかなるっしょ~」と高を括っていた彼らにも問題があると思う。

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ドキュメンタリーさながらにリアルな強制退去シーンや
公的資金を騙し取るカラクリなどはとてもスリリングで
骨太の社会派作品として大いに楽しめたけれど
ラストのナッシュの選択を甘い絵空事の様に感じ
冷めた目で見てしまった私は
カーバーよりずっと冷酷なのかもしれない。

★★★☆

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by hasikkoami | 2016-04-10 22:22 | 映画館 | Comments(2)

3月の初見作品は2月と同じく15本ながら
これぞ!と言う作品が少なく、いまひとつ物足りない。。。

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by hasikkoami | 2016-04-03 15:31 | お茶の間鑑賞 | Comments(2)
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2014年 アイルランド/フランス/イギリス/ルーマニア
上映時間 115分
監督 ジョン・ブアマン


まさかこのニコラス・スパークス原作風ポスターの男女が
『戦場の小さな天使たち』姉と弟だったなんて!!emoticon-0104-surprised.gif

熱烈なラブストーリーを連想させるこのポスターは
ある意味詐欺ではなかろうか?(笑)



かく言う私はジョン・ブアマンの名につられ
何の前情報もないまま、毎度恒例の一か八か鑑賞emoticon-0160-movie.gif

いきなり「サンキュー!アドルフ!\(^o^)/」
『戦場の小さな天使たち』のラストシーンから始まり
ここでようやく本作がその続編だと気付いたのだった^^;


舞台は前作から約10年後の1950年代初頭のイギリス

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すっかり立派な青年となったビルは徴兵され
朝鮮戦争派兵の為の訓練施設でタイプの教官となる(やっぱ血筋?ww)

しかし教習中も生徒たちに
「朝鮮は寒いからママにコート送ってもらえよ~」
なんて言って、いたってのんびりムードemoticon-0155-flower.gif
恋をしたり、悪友とつるんで悪さをしたりと
やってることは瓦礫の中で遊んでいた頃と
あまり変わっていないような...(笑)

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しかしそんな笑いの中にも戦争の傷跡はあり
デヴィッド・シューリスの生真面目さの理由や
負傷した若い兵士の軽口に胸が痛んだりもしたけれど

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ジョン・ブアマン監督の半自伝的な青春物語は今回も
イギリス流のユーモアと愛と笑いに満ちていた



★★★☆

ところでこの作品
東海地方のコロナシネマワールド7館で
日本未公開の外国映画を月替わりで上映する
"メ〜シネマ"と言う東海地方限定の企画らしい
今後のラインナップも興味深い作品ばかりで楽しみ~♪

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by hasikkoami | 2016-04-01 20:18 | 映画館 | Comments(4)

by hasikkoami