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本と映画と時々音楽

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7月は劇場鑑賞が5本と少なかった分、お茶の間鑑賞は多めの20本。
しかし特出した作品はなく、やはり数が多けりゃいいってわけではないようで...^^;

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by hasikkoami | 2015-07-31 19:11 | お茶の間鑑賞 | Comments(2)
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小野 不由美 【作】 nakaban 【絵】 東 雅夫 【編】
岩崎書店(2015/05発売)


このはこ、なんだっけ? あかないはこ。ふると、コソコソ おとがする。
「はこ」と「女の子」をめぐる静かな恐怖のものがたり。


試し読み

先に読んだ「かがみのなか」があまりに怖すぎたので
こちらは少々物足りなく感じてしまったけれど
よくよく考えると、こっちの方がリアルで怖いかも・・・^^;
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by hasikkoami | 2015-07-30 20:38 | 図書館 | Comments(0)
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恩田陸 【作】 樋口佳絵 【絵】 東 雅夫【編】
岩崎書店(2014/07発売)

家でも町でも、見ない日はないかがみと少女をめぐる不思議なお話。恩田陸と樋口佳絵が身近にひそむ恐怖の世界を描きだす。かがみを見るたびに恐怖がよみがえる怪談絵本。

試し読み

この歳になると、鏡を見るのに結構勇気がいる。
家の中なら、ある程度覚悟して見るからいいけれど、
街中のショーウィンドーに映る自分の姿なんて
幽霊なんかより、よっぽど背筋が寒くなる。

まさに 「カキフライが無いなら来なかった」 の
電器店のビデオカメラに映る思った以上に老けている (せきしろ) 

さて、リアル怪談話はこれくらいにして、絵本の話。
展開は完全に読めているのに、それでも
ギャァ━━━━(艸゚Д゚ll)━━━━ァァ!! な恐ろしさ。
子供には絶対読ませられません。
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by hasikkoami | 2015-07-30 20:36 | 図書館 | Comments(0)
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せきしろ/又吉 直樹【著】
幻冬舎(2009/06発売)

妄想文学の鬼才と、お笑いコンビ「ピース」の奇才が詠むセンチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句四百六十九句。散文二十七篇と著者二人の撮影による写真付き。


このコンビによる自由律俳句集第2弾の 「まさかジープで来るとは」 は以前読んだものの
わが町の図書館には、第2弾はあるのに1はない、と言う
意味の解らない蔵書だった為、長らく読めずにいた(←買わないのね)
しかし今回の芥川賞騒ぎで、ようやくの入荷 \(^o^)/

2の方が全体的にこなれた感じがするけれど
こちらは自由律俳句もエッセイ?もストレートに面白い。

せきしろさんの
「キャベツみたいな観葉植物で通じた」 に思わず吹き出し
「このお通しの正体はなんだ」 は笑い過ぎてお腹痛いww

又吉さんの
「句読点の打ち方が解らないの、でもう寝ます」 は
ブログ書いてる時の私?(笑)
「オハヨウが言えなかったサヨナラは言おう」 も実にじんわりといいので、
きっと「火花」もいいんだろうな...と思ったが、
あまりの予約者数の多さに怯んで諦めた(←やっぱり買わないのね)
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by hasikkoami | 2015-07-27 22:23 | 図書館 | Comments(2)
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公式サイト
2014年 アルゼンチン/スペイン
上映時間 122分
監督 ダミアン・ジフロン



押したら、さいご。






例によって前情報は劇場の予告編のみ
バラエティ豊かなシチュエーションにてっきり群像劇だと思っていたら
冒頭でいきなり「おかえし」のタイトルが・・・
あれ?と思っている間に
あれよあれよの怒涛の展開で1話目が終了
これって全6篇からなるオムニバスだったのね^^;

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1話目の「おかえし」はミステリとしてはよくあるパターンながら
加速のつけ方やオチへの持って行き方など、導入としては最高

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「おもてなし」の、じゃがいも切ってるだけなのに
何故か怖い (||゚Д゚)...おばちゃんの過去も気になるし
「エンスト」は警官たちの「痴情のもつれ?」「心中かな?」に爆笑ww
確かに"あれ"見たらそう思うよね(笑)

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アルゼンチンの大スター、リカルド・ダリンが
国民の鬱憤を晴らす「ヒーローになるために」も上手い

この作品がアルゼンチンで歴代興収第1位を記録したのは
政府や社会に対する不信感や不満、富裕層に対する鬱憤を
ブラックなユーモアたっぷりに描いているところが
国民の共感を呼んだからなんだろうね

★★★★

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by hasikkoami | 2015-07-26 13:51 | 映画館 | Comments(4)
d0098286_0104335.jpg公式サイト
2015年 アメリカ
上映時間 94分
監督 ピート・ドクター


なぜ、カナシミは必要なの・・・? 

これは、あなたの物語――





吹替え版&夏休み、ってことで
場内は小さいお子さん連れのご家族でいっぱい
"男性客の中におばさん一人"は慣れっこだけれど
今回ばかりはいささか肩身が狭かった 008.gif

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人が成長する過程で芽生える様々な感情や出来事が
色とりどりの想い出の玉となって行く様子や

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そこから映し出される叙情的な風景は
いかにもピクサーらしい楽しさやあたたかさに満ちていて
心が和む 043.gif

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この歳まで反抗らしいことをしたこともなく
初めての反抗もあの程度で終わってしまうライリーって
ホントどんだけ良い子なのさ!?とは思うものの
そこはまあディズニーですから、ヨシとしましょう(笑)


それにしても"カナシミ"の大竹しのぶの上手さには脱帽 005.gif

"ヨロコビ"の竹内結子もとても上手だったけれど
時折本人の顔が浮かんで来ることがあった

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しかし"カナシミ"は大竹しのぶだと分かっていても
全くその顔が浮かんでは来ず
まさに"カナシミ"以外の何者でもなかった
 
★★★

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by hasikkoami | 2015-07-26 11:34 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2012年 アメリカ/オランダ/イギリス/デンマーク
上映時間 100分 
監督 ローレン・グリーンフィールド



金持ちだって楽じゃない!






一代で巨万の富を築いた夫と元ミセス・フロリダの妻が
ベルサイユ宮殿を模した、総工費100億円の夢の邸宅を建築すると言う
壮大なアメリカンドリームを記録するはずが、
リーマンショックにより一転、1200億円の借金を抱える身へと
転落する姿を記録することとなったドキュメンタリー映画

シンプルさを追求した『 365日のシンプルライフ 』と
モノとお金に溢れたこの作品を2本立てにするとは
刈谷日劇さん、いいセンスしてます 038.gif

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ホワイトハウスよりも大きく
テニスコート、プール、スパ、野球場、ボーリング場、
その他考えられる限りの施設を詰め込んだ、
リゾートホテルの様な大豪邸

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大富豪にしては珍しく三男五女と子沢山
一見夫婦仲もとっても良さそうだけれど
転落が始まってからの夫の妻に対する態度がヒドイ 022.gif

30歳以上も年下の妻に向かって
「ばあさんとはキスしない」
「(お前と)20歳2二人を交換する」と言い放ち
娘に「パパは見栄えの良い奥さんが欲しかっただけなのよ」
「ママを愛してたらあんな態度取るはずない」と言われる始末

確かに奥さんの金遣いにも問題はあるけれど
超ポジティブで愛情溢れる奥さんの魅力で
この映画はもってるようなものなのに
アンタ、世界中の女を敵にまわしたね 042.gif

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ところで、シーゲル一家のその後が気になってググってみたら
この映画の監督を名誉毀損で訴えるも敗訴し
監督の会社に75万ドルを支払うことになったものの
映画の続編にあたるTVショー制作の契約を結び
転んでもタダでは起きない強かさ
それに事業の方も持ち直したらしく
なんだかんだ言って、仕事は出来るエロオヤジなのである065.gif

★★★

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by hasikkoami | 2015-07-25 21:50 | 映画館 | Comments(2)
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公式サイト
2013年 フィンランド
上映時間 80分
監督 ペトリ・ルーッカイネン

これは あなたとモノのストーリー

あなたのモノから

あなた自身が見えてくる





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ヘルシンキ在住の26歳の青年が上記のルールに従って
「自分にとって今、必要なモノは何か?」
を考える1年間を追ったドキュメンタリー

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このところよく聞く「ミニマリスト(最小限主義者)」
しかしこれは最小限のものすらないところからのスタート

でもビジネスホテルのシングルルームの様な部屋が理想の私は
この何もない部屋も結構居心地良さそうだな~と思ったりして(笑)

物に対する執着があまりなく
必要な物まで処分してしまい
後で (^_・;)あちゃー となることはあっても
物があふれて困ったことなどない私にとって
“断捨離”や“片づけの魔法”は(どちらの本も読んでないけど^^;)
むしろ日常的なことで興味も持てなかった
しかし、減らして行くのではなく
必要な物だけを選んで行くこの方法は斬新 005.gif
(いつかおひとりさまになる時が来たら試してみたいかも・笑)

それに

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優しいおばあちゃんと朗らかなお母さん
心配して食べ物を差し入れてくれる弟
呆れながらも協力してくれる友達
そして可愛い彼女

物が無くても彼は十分満たされていたよね

★★★☆

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by hasikkoami | 2015-07-22 21:36 | 映画館 | Comments(6)

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あさの あつこ【著】
光文社(2012/02発売)

「断ち切れ、断ち切れ、過去の一切を断ち切って生きろ」宿命に抗う男たちの悲痛な叫び。同心木暮信次郎、商人遠野屋清之介。屍体に隠された瑠璃石が、因縁の男二人を突き動かす

前作の第3弾を読んでからすでに5年。
いつの間にか第5弾まで出ていることを知り、
今頃になりあわてて読んだ「弥勒」シリーズ第4弾。

今作は清之介が自らの過去に立ち向かうお話なのだが
後半になっても一向に結末が見えて来ず、
これはひょっとして続きもの?と思っていたら、
終盤怒涛のスピードアップであっさりと解決してしまったのにはちょっと拍子抜け...^^;
ところどころ、影の軍団か!とか、タイムスクープハンターか!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
と突っ込んだりもしたけれど、それなりに面白かった。

ところで今回は清之介&伊佐治がメインなので、信次郎の出番はいつもより少なめ。
これまで信次郎のことを、知れば知るほど嫌なヤツと散々こきおろしてきたので、
ここは本来喜ぶべきはずなのだが・・・何か寂しい(笑)
前作辺りから「あれ?何か私、コイツのこと気になり出してるかも?^^;」と思い始め、
今回はっきりと、好きになりつつあることに気がつきました(爆)


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by hasikkoami | 2015-07-19 21:12 | 図書館 | Comments(0)
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アゴタ・クリストフ 【著】
堀茂樹 【訳】
白水社(2006/03発売)

世界的ベストセラー『悪童日記』の著者による初めての自伝。祖国ハンガリーを逃れ難民となり、母語ではない「敵語」で書くことを強いられた亡命作家の苦悩と葛藤を描く。

「第三の嘘」のあとがきでアゴタ・クリストフのインタビューを読み
その強烈な人間性にこれは是非とも自伝を読まなくては!となった。
小説同様淡々とした文体で綴られる正味80頁程の自伝は
ゆっくり読んでも1時間とかからないほどの短さなのだが
彼女の生い立ちはまさに『悪童日記』の主人公そのもので
それゆえ彼女の持つ人生観にある意味
『悪童日記』三部作に負けない位の衝撃を受けた。


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by hasikkoami | 2015-07-15 22:09 | 図書館 | Comments(0)

by hasikkoami