ブログトップ

図書館の隣の映画館

hasikko.exblog.jp

本と映画と時々音楽

<   2015年 03月 ( 12 )   > この月の画像一覧

d0098286_22232363.jpg
絲山 秋子【著】
文藝春秋(2014/09発売)
「女優を探してほしい」。突如訪ねて来た不気味な黒人イルベールの言葉により、“ぼく”の平凡な人生は大きく動き始める。イスラエル映画に、戦間期のパリに…時空と場所を超えて足跡を残す“女優”とは何者なのか?謎めいた追跡の旅。そして親しき者たちの死。“ぼく”はやがて寄る辺なき生の核心へと迫っていく—


私は映画を観る時は他人の意見をほとんど気にしないのだけれど、
本は書評やブロガーさんの意見を参考にして選ぶ。
この作品もいつも(勝手に)参考にさせていただいているブロガーさんの
評価がとても高かったので、凄く期待して読んだのだけれど、
残念ながら、私には全く合わなかった。

ミステリ?SF?スパイもの?・・・いや、そもそもジャンルにこだわるのが間違いで、
大事なのはそういうことじゃないって分かってはいるのだけれど、
でも結局何だったの!?^^;と思ってしまう私は、この作品に向いてないのだろうね。
[PR]
by hasikkoami | 2015-03-31 19:35 | 図書館 | Comments(0)
d0098286_21252735.jpg
アゴタ・クリストフ【著】 堀茂樹【訳】
早川書房(2001/11発売)
戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続ける。厳しい新体制が支配する国で、彼がなにを求め、どう生きたかを伝えるために―


「悪童日記」に続く三部作の二作目。
前作が一人称複数形?の「ぼくら」が主語と言う何とも不思議な文体だったのに対し、
今作は普通に三人称の小説で随分と雰囲気が違う。
その所為もあってか、過激な描写が多い割には前作の様な衝撃は無く、
最終章へのつなぎと言った感じも受ける。

わが町の図書館には三部作の一と三はあるのに二が無いと言う
よく分からない蔵書だった為、アマゾンで中古品を購入。
ハードカバーなのに300円弱で送料無料って、本の代金は無い様なものね^^;
[PR]
by hasikkoami | 2015-03-28 21:27 | 図書館 | Comments(0)
d0098286_21234780.jpg
ミュリエル・スパーク【著】 木村 政則【訳】
河出書房新社(2015/01発売)

富も名声も美しい妻も手にした映画監督の悪夢。
それはブサイクな次女の失踪だった。
英国ブラックユーモアの女王が贈る奇妙な家族劇。


短編集の「バン、バン!はい死んだ」が面白かったミュリエル・スパークの中篇。

これまた皮肉っぽくて意地悪な視点が楽しく、最後までサクサクと読み易いのだけれど、
読み終わってみると、いまひとつ物足りない。
冒頭がゾクゾクするほど面白かっただけに、期待し過ぎたか。
[PR]
by hasikkoami | 2015-03-28 21:24 | 図書館 | Comments(0)
d0098286_20135780.jpg
公式サイト
2014年 アメリカ
上映時間 125分
監督 ロブ・マーシャル


“おとぎ話の主人公たち”の

その後…






登場人物たちが次々に歌に乗っかって行く
これぞミュージカルぅ~♪なプロローグに

キタ━━━(。A。)━━━!!


それにジャックの子は『レミゼ』のガブローシュじゃないの!

d0098286_20152514.jpg

すっかりイケメンになっちゃってぇ~!(←親戚のおばちゃんか)
歌も上手になってるし~♪
(*≧▽≦)bb めっさ楽しみやん!!
とワクワクだったのに・・・

私にとってはここがクライマックス
後はひたすら下り坂・・・

d0098286_20161870.jpg

豪華な俳優陣による、大好きなミュージカル映画だと言うのに
あろうことか、歌の最中にあくびが出るほど退屈してしまったことに
我ながら驚いたけれど、エンドロールを見て納得

なんと監督が、私の大の苦手の
ロブ・マーシャルではないか!(知らんかったんかい)

なんせ、あの『シカゴ』ですらダメ、と言う
とことんロブ・マーシャルとは相性の悪い私だもの
この作品じゃ、そりゃ無理だわなぁ...(*´-Д-)ハァ=3

それにおとぎ話に忠実に、つま先や踵を切り落としたり
鳥や茨に目を潰されたりするブラックさは
舞台向きではあるけれど
ディズニー映画としてはどうなのだろう?
そのあたり、まもなく公開の
実写版『シンデレラ』ではどうなっているのか気になるところ...
(でも観に行く気はないんだけどね)

★★

[PR]
by hasikkoami | 2015-03-27 20:29 | 映画館 | Comments(6)
d0098286_20555967.jpg
公式サイト
2014年 イギリス/アメリカ
上映時間 115分
監督 モルテン・ティルドゥム


挑むのは、

世界最強の暗号――。






コンピュータの概念を初めて理論化したとされる
天才数学者アラン・チューリングの物語

d0098286_20571166.jpg

先に観た、同じく実話ものの『 ジミー、野を駆ける伝説 』が
あたたかく清々しい余韻だったのに対し
こちらは何とも哀しく、やりきれない思いが残った

解読不可能と言われた暗号機の解読に成功しながら
それを公にすることも出来ず
救えたかもしれない多くの命を
ふるいにかけなければならなかった苦悩は
どれほどのものだったのか

d0098286_20572815.jpg

それでも、その後に彼が辿った運命を思えば
一つの目標に向かって仲間たちと過ごした日々は
まだ幸せだったのかもしれないとさえ思える

終戦後、まるでキャンプファイアーの様に機密書類を燃やす彼の
満足感とさびしさが入り混じった様な表情がとても印象的で
2年間の強制的投薬治療の末41歳の若さで自ら命をたった
と言う事実があまりに哀しい

★★★★

[PR]
by hasikkoami | 2015-03-26 21:00 | 映画館 | Comments(6)
d0098286_21465999.jpg
公式サイト
2014年 イギリス
上映時間 109分
監督 ケン・ローチ


今に息づく自由という大樹。
それはかつて
“名もなき英雄”が
蒔いた一粒の種――。





アイルランドで唯一、国外追放となった
実在の活動家ジミー・グラルトンの物語

d0098286_21483422.jpg

アイルランドの活動家と言うとIRAしか思い浮かばず
IRA=過激、と言うイメージを何となく持っていた私
しかしそんな過激なイメージには程遠く
年老いた母と穏やかに暮らすことを望み
土にまみれ、荒れ野を耕し、音楽と芸術を愛する清廉なジミー

d0098286_21484614.jpg

見た目同様にどっしりと大らかなジミーママ
この人の存在がジミーの高潔さの源なのだと思わせる
とっても素敵な人だった

d0098286_21491210.jpg


ただ生存する為ではなく、喜びの為に生きる

今私たちが手にしている“自由”は
世界中にいたであろうジミーの様な人たちによって
大切に育てられたものなのだとあらためて思った

★★★☆

[PR]
by hasikkoami | 2015-03-23 21:54 | 映画館 | Comments(0)

グラミー&アカデミー、借りているDVDなどでバタバタしていた2月は
(私にしては)ちょっぴり少なめの9本。

More
[PR]
by hasikkoami | 2015-03-15 21:32 | お茶の間鑑賞 | Comments(0)
d0098286_21255540.jpg
公式サイト
2013年 アメリカ
上映時間 90分
監督 ヘンリク・ルーベン・ゲンツ

偶然手にした現金3500万円、

それは完全なる計画の

はじまりだった...





オープニングは結構イイ感じだったんだけどねぇ...

d0098286_21273520.jpg

死んだ間借り人の部屋から偶然大金を見つけた夫婦

借金を抱え、のどから手が出るほど欲しいものの
明らかにヤバい大金を前にして

夫 「 1週間 様子を見よう」

短っ!

妻 「(たった1週間!?)・・・ 2週間 待ちましょう」

変わらんやん!

あんたら、似た者夫婦だよ ┐(-。ー;)┌ヤレヤレ

と万事がこんな調子で、「パーフェクト・プラン」には程遠い
行き当たりばったりの登場人物たちによる、いまいち締りの無いストーリー
そこそこ豪華な俳優陣を使いながら、これは何とも勿体無い

スーツをビシッと着こなしたフレンチマフィアのオマール・シーには
お~さすがフランス!売人までお洒落だよ~と感心(笑)

d0098286_21293281.jpg

こうして並ぶとジェームズ・フランコが一番売人っぽい(笑)

★★☆

[PR]
by hasikkoami | 2015-03-11 21:52 | 映画館 | Comments(0)
d0098286_20444837.jpg
公式サイト
2014年 オーストラリア
上映時間 97分
監督 マイケル・スピエリッグ/ピーター・スピエリッグ


時空(どこ)へ逃げても

追い詰める――





SFには、ミステリーにおける「ノックスの十戒」の様なルールはあるのだろうか?
私はこの手の話に詳しくないのでよく分からないのだけれど
タイムパラドックス的にこれはありなのですか?と聞きたくなる(誰に?)
究極のタイムパラドックスムービー

前作『デイブレイカー』で、ゴア炸裂なのにスタイリッシュ!と言う
高度な技を見せた監督スピエリッグ兄弟のセンスは今作でも健在emoticon-0148-yes.gif

d0098286_20464510.jpg

ただ何を書いても、どの画像を載せても
全てがネタバレになってしまいそうでこれ以上書けないけれど
これから鑑賞予定の方には、出来れば予告編も見ず
何一つ事前情報入れずにご覧になっていただきたい
(公式サイトは「え!ここまで書いちゃうの!?」レベルなのでご注意を)

小説とは違い、映画は(映像的に)色々見えてしまうし
びっしり張られた伏線のおかげでかえってオチが予想出来てしまったけれど
それでも十分に面白かったemoticon-0137-clapping.gif

スピエリッグ兄弟はこれからも要チェック~emoticon-0115-inlove.gif

d0098286_20491776.jpg

★★★★

[PR]
by hasikkoami | 2015-03-09 20:57 | 映画館 | Comments(0)


どうやら私は、映画の感想が滞ると音楽ネタに逃げる傾向がある様だ
(現時点で劇場鑑賞3本、お茶の間鑑賞2月分丸々手付かずなのよね^^;)


最近映画館でよく流れている
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の予告編



長回し風の映像もかっこいいけれど
バックに流れるナールズ・バークレイの “ Crazy ” が
最高にクールで耳から離れないemoticon-0115-inlove.gif


冒頭に流れるのはこちらのスローバージョン




後半はロールシャッハ・テストの様なMVが印象的な
こちらのお馴染み(?)バージョン





そしてこの2つの“ Crazy ”の間に流れる
“ 悲しき願い(Don't let me be misunderstood) ”もかっこいいのよね~emoticon-0105-wink.gif



アニマルズでもサンタ・エスメラルダでもなく
ピアノイントロで始まるものだから、一瞬ん?と思ったけれど
これはこれでグッドemoticon-0148-yes.gif
ただ残念なことに、サビの部分になると否応無く
尾藤イサオに脳内変換してしまうおばさんがここに・・・^^;


予告編で使われても必ずしも本編で流れるとは限らないけれど
どちらにしても来月の公開が楽しみだわ~emoticon-0100-smile.gif


[PR]
by hasikkoami | 2015-03-07 22:23 | 音楽 | Comments(0)