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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

<   2014年 11月 ( 20 )   > この月の画像一覧

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公式サイト
2014年 アメリカ
上映時間 135分
監督 デヴィッド・エアー

1945年4月――

たった5人で、300人の

ドイツ軍に挑んだ男たち。




予告は何となく感動ものっぽい感じだし
コピーからは彼らを英雄視しているような雰囲気もあって
デヴィッド・エアー監督がそんなお決まりの戦争映画は撮らないだろう
とは思いつつ
もしそんな(戦争を美化したような)作品だったらイヤだなぁ...と
若干の不安を抱えての鑑賞

しかしそんな気持ちは冒頭からの
“良心なんてクソ食らえ!”的シーンの連続で
あっと言う間に吹き飛んだ

「間違っていたって、これが任務だ」

「理想は平和だが、現実は残酷だ」

「よく見ろ!これが戦争だ」

容赦ない映像と台詞が延々と続く


「お前は英雄だぞ」

ラストの台詞が全く別の意味を持って胸に突き刺さる

エンドロールの赤いフィルムはまさに

「 Fury (怒り)」 そのものだった

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初めてシャイア・ラブーフを上手いと思いました(ある意味失礼)

★★★★

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by hasikkoami | 2014-11-30 15:59 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2013年 アメリカ/イギリス/ドイツ
上映時間 122分
監督 アントン・コービン


その瞬間、

世界の全てが敵となった。






ジョン・ル・カレ × アントン・コービン × フィリップ・シーモア・ホフマン

これでハードルあげるなって方が無理な話なのに
そんなハードルなんて軽々と跳び越えてしまった

銃撃戦もカーチェイスも無い、ひたすら地味な展開で
よくある華やかなスパイ映画を期待する人には退屈なだけかもしれない
しかし個人的には、まさにこれぞスパイ映画!と思える作品だった

何よりラスト
ジリジリとした緊張感の果てに待つのはカタルシスではなく、
どうしようもなく苦い無力感と哀しみ

映画『裏切りのサーカス』のスマイリーシリーズにも共通する
ジョン・ル・カレのこの余韻が、私は大好きだ

そして惜しくもこれが遺作となってしまった
フィリップ・シーモア・ホフマンの素晴らしさ

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これまでも、本当に上手いなぁとは思っていたけれど
男性として魅力的だと思ったのは本作が初めて(笑)

脂ぎって薄毛でズボンのベルトに腹の乗っかった(言い過ぎですか)
ミィ@ムーミンのマグカップでコーヒーを飲む(これは可愛い)丸っこい手のおっさんが
こんなにもセクシーに見えるってどゆこと!?(爆)

ニーナ・ホスもとても雰囲気があってよかったし
ダニエル・ブリュールの何とも贅沢な使い方や
(『 ワールド・ウォー Z 』のモーリッツ・ブライプトロイと同じ立ち位置なのが流石ハリウッド!(嫌味)
その他のキャストも実に豪華

おまけにエンドロールはトム・ウェイツ!



最後の最後まで私好み

★★★★☆

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by hasikkoami | 2014-11-29 16:22 | 映画館 | Comments(2)

このところ当ブログに連続して登場している The Overtones

彼らがカバーする楽曲に惹かれて聴き始めたけれど
聴くほどにそのハーモニーの素晴らしさに魅了され、今やすっかり虜です

深みのある重低音から、フランキー・ヴァリ並のファルセットまでの
五色の声が奏でるハーモニーは軽やかで安定感も抜群

レパートリーも1930年台のベニー・グッドマンから


超絶しっとりのナット・キング・コール



80年代ポップスの王様ビリー・ジョエルに


現代の歌姫リアーナまで
(EDM調の原曲をジャズ風にアレンジしてあって、これまた痺れるほどかっこいい)


一体どんだけ引き出し持ってるの!?と驚く幅広さ

来年2月発売予定の4枚目のアルバム「Sweet Soul Music 」も
タイトル曲通りのソウル溢れる1枚になりそうで、今からとっても楽しみです♪
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by hasikkoami | 2014-11-27 18:22 | 音楽 | Comments(0)
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公式サイト
2014年 アメリカ
上映時間 169分
監督 クリストファー・ノーラン

必ず、帰ってくる。

それは宇宙を超えた

父娘の約束――。




「相対性理論」も「事象の地平線」もさっぱり理解出来ず
グリフィン(『メン・イン・ブラック3』)で初めて
「五次元」を知ったくらいの物理オンチの私は
正直この作品を全く理解出来ていない、と思う

それでも、すっごく面白かった!

それにしてもノーラン監督の頭の中って一体どうなってんだろう???
ノーラン監督の頭の中こそ、宇宙そのものだわ

映像もストーリーも素晴らしかったけれど
予告編以外の情報は入れずに観たので
次々と意外な配役で出てくる豪華キャストにもびっくり!
(あの人の登場には客席からどよめきが起こりましたよ・笑)

しかしそんな超豪華な俳優陣を差し置いて
私の一番のお気に入りは

この二人(?)
海兵隊仕込みのユーモアセンスの TARS
安全第一、クールな CASE
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いやもう、この子たちがかっこいいのなんの
お姫様だっこで助けてもらうアン・ハサウェイがマジで羨ましかったです
ちなみにこの姫だっこシーン、TARSだと思っている方が多いようですが
あれは CASE ですからね
(もしTARSなら「待たせたね、お嬢さん」位言うと思う・笑)

★★★★☆

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by hasikkoami | 2014-11-23 16:05 | 映画館 | Comments(8)
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公式サイト
2013年 フランス/カナダ
上映時間 105分
監督 ジャン=ピエール・ジュネ


泣き方だけが、

わからない。





3Dが苦手なのでこの作品もあえて2Dを選択

しかし始まって早々
ジャン=ピエール・ジュネ監督の
おもちゃ箱のようなこの世界観こそ
3Dで観るべきだったと後悔しました

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とは言え、2Dでも十分満足出来る映像美だったし
ストーリーもキャラクターも愛に溢れたとっても素敵な作品でした

そう、本当に優しくて素敵な作品だったんですよね

ただ私としてはそこが物足りなさでもあるわけで...

『アメリ』より断然『デリカ・テッセン』派なので
もっともっと毒が欲しいのよ~(笑)

英語作品であることにも、ほんの少しだけど違和感があって...

私にとってジュネ監督の作品に
フランス語と毒は欠かせないんだなぁ...と思ったのでした

★★★☆

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by hasikkoami | 2014-11-22 22:34 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2014年 日本 
上映時間 126分
監督 吉田大八


最も美しい

横領犯。





原作を読んでから既に2年以上経っていて
細かい箇所まで覚えているわけではないので
あくまでも私の持っていたイメージに過ぎないけれど
観ている間ずっと、う~ん、何か違う...と言う思いが消えなかった

原作は、自分がどこに向かっているのかも分からないうちに深い森の中に迷い込み
気付いた時には既に後戻り出来なくなってしまう“梨花”がとてもリアルで
何かのきっかけで私も十分“梨花”になりうる、と思わせられるところが恐ろしかった

対して映画の“梨花”は、むしろはっきりとした意思を持って
“そこ”に向かっているように見えた

ただそれは、宮沢りえの存在感が私にそう見せていただけなのか
私と吉田大八監督の“梨花”に対する解釈の違いなのかは分からないけれど...

★★☆

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by hasikkoami | 2014-11-20 19:55 | 映画館 | Comments(4)
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ジュンパ・ラヒリ【著】 小川 高義【訳】
新潮社(2014/08発売)

カルカッタ郊外に育った仲睦まじい年子の兄弟。だが過激な革命運動に身を投じた弟は、両親と身重の妻の眼前、自宅近くの低湿地で射殺される。
報せを聞いて留学先のアメリカからもどった兄は、
遺された妻をカルカッタから連れだすことを決意する。


ジュンパ・ラヒリは大好きな作家の一人。

簡潔で淡々としていながら、しっとりと美しく、
静かに心に沁み入る文章に魅せられてきた。
そしてそれは今作でも変わらないが、
これほどまでの痛みを感じたのは初めて。

怒りと嫌悪、そして共感・・・様々な感情が渦を巻き、
ヒリヒリと焼け付くような痛みに胸を締め付けられながら
それでも読まずにはいられない。
そうやって、まるで何かに急き立てられるかのように読んだというのに
後には、深い哀しみと共に不思議なほど穏やかで優しい余韻が残る。
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by hasikkoami | 2014-11-14 19:58 | 図書館 | Comments(0)
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姫野 カオルコ【著】
幻冬舎(2014/09発売)
お金持ちのプライド犬モコ、姉のように優しかったシャア、昭和じゃないスピッツ拓郎、男好きのグレース、聡明で情緒豊かなラニ、とんま顔でたらし犬のロボ…。飼い主ではない。その家族でもない。彼らにとって私は、ただの通りすがり、近所の人。それでも…、それなのに…。
もっさり暮らす或る小説家が、身辺の犬たちを愛でる「犬見」私小説。


読み始めは犬に関する軽めのエッセイで、
ちょっとした待ち時間に雑誌代わりに読むのにはいいかも、位に思っていた。
だから後半、まさかこれほどぐっとくることになろうとは・・・
目頭が熱くなると言うレベルではなく、本気でボロボロ泣いてしまった。
だから今更だけど「昭和の犬」を読んでみようと思う。
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by hasikkoami | 2014-11-13 19:11 | 図書館 | Comments(4)
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公式サイト
2014年 アメリカ
上映時間 100分
監督 アダム・ウィンガード


この訪問者(ゲスト)には、

想像を超えた<裏>がある。





まさかの純愛(?)スリラーだった『ビューティフル・ダイ』と
爆笑ホラーの『サプライズ』に続く
アダム・ウィンガード監督の長編3作目は
80年代B級映画風味
笑えるハロウィンスリラーでした

ストーリー  映像  キャスティング
全てに漂う、このチープ感!好きだわ~ww

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何よりブラッドリー・クーパーとライアン・ゴズリングを
混ぜて薄めた(足して割るんじゃないのかい)様なイケメンデイヴィッドの
文字通り殺人スマイル
ここぞ!と言う時にいちいちしてくれる
キメ顔が最高に笑えるww
いや~デイヴィッド、いいわ~

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秘密組織との銃撃戦はまんま『ドライヴ』で
ここまでリスペクトされればレフン監督も嬉しいでしょう(笑)

結局、肝心な部分は最後までぼかしたままだったけど
ま、そこに突っ込まないのがB級映画のルールだし(そうなの?)
お約束のラストも含めて楽しめました^^


予告が誇大広告なのもお約束(笑)

★★★☆

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by hasikkoami | 2014-11-11 22:27 | 映画館 | Comments(2)
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公式サイト
2014年 アメリカ
上映時間 109分
監督 デヴィッド・エアー



1人ずつ消されていく、

最強の9人。





臨場感溢れるカメラワークも

その場の匂いまで漂ってきそうなほどリアルな映像も

DEAメンバーの下品で無意味な会話も

とっても、と~っても好み

・・・なんですけど!


素直に「面白かった~♪」と言えないのは・・・

ひとえにあのオチが悪いんです(怒)


皆凄くキャラが立ってて好きだっただけに、ホント惜しいわぁ;;

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あれ、一人多い・・・と思ったらデヴィッド・エアー監督だ(笑)
ほとんど違和感無いってのが素敵

だってプロフィール画像がこれだものねぇ(爆)

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★★★

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by hasikkoami | 2014-11-10 19:47 | 映画館 | Comments(2)

by hasikkoami