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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

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公式サイト
2012年 アメリカ 
上映時間 138分 
監督 ロバート・ゼメキス

彼は

英雄(ヒーロー)か

犯罪者か




最近のデンゼル・ワシントンのエンタメ系作品は正直食傷気味なので
これはパスしてもいいかな~と思っていたのだけれど
予告から受けるパニックサスペンスの印象とは違い社会派の人間ドラマだと聞き観に行くことに。

女、酒、ドラッグ・・・
冒頭からいきなり主人公の抱える闇が見える重い展開。
その後の航空事故のシーンは迫力満点だったけれど、それがこの作品のメインではない。

アメリカのTVドラマを観ていると断酒会や依存症の会がごく当たり前の様に出てくるが
それだけ今のアメリカにとって依存症の問題は身近で、かつ深刻な問題と言うことなのだろう。
この作品ではたまたま主人公がパイロットだったけれど
他にも車の運転手や医者などミスが直接人の命に係る仕事に従事していながら
依存症から抜け出せない人達がいると思うと本当に恐ろしい。

<満足度> ★★★☆
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by hasikkoami | 2013-03-31 22:44 | 映画館 | Comments(0)
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公式サイト
2011年 イギリス/アメリカ/アラブ首長国連邦
上映時間 124分
監督 ジョン・マッデン


インドの風がささやいた。

やりたいように、やればいい。





人生の終盤を迎え快適な老後を送ろうとインドのリゾートホテルへの移住を決めた
それぞれに事情を抱えた男女7人の人間模様。

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『007 スカイフォール』に引き続きヒロインポジションのジュディ・デンチ。
ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデムに続き
今作ではビル・ナイと年下男にモテまくり。
今回はいつもの強い女ではなくハニカミ屋さんの未亡人。
インド風のファッションもとてもよくお似合いで
こんなに可憐なジュディ・デンチって初めて観たかも(笑)

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いつもながらいい味出してるビル・ナイ様053.gif
こう見えてもジュディ・デンチより15歳下です(笑)

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トム・ウィルキンソンの落ち着いた物腰も素敵053.gif


他にもマギー・スミスはじめ芸達者揃いの俳優陣の演技は見応えたっぷりながら
人物毎の背景の掘り下げがいまひとつで、いささか勿体ない気もした。
いっそ中途半端な若者の恋物語は省いて、老人たちだけに焦点を絞った方がよかったのではないかと思う。

<満足度> ★★★☆
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by hasikkoami | 2013-03-27 20:16 | 映画館 | Comments(0)
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公式サイト
2011年 カナダ
上映時間 110分 
監督 ケン・スコット


会いたい 会いたくない

めんどうだけど愛おしい





過去にアルバイトとして行った精子提供の結果、
533人の子供がいることをある日突然知らされた男のドタバタを描くハートフルコメディ。

原題の『STARBUCK』は主人公が精子提供した際に使った偽名。
観る前はいつもながら安っぽい邦題よねぇ^^;と思ったものの
観た後はまさに「ブラボー!」と叫びたくなる、素敵な素敵な作品だった。

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借金まみれで仕事もいい加減、妊娠した恋人にまで愛想を尽かされるダメダメ中年男ダヴィッド。
それでも憎めないのは、そんなダメさ加減の中に誠実さや家族を愛する心が透けて見えるから。


ここからはラストに触れているので畳みます。
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by hasikkoami | 2013-03-18 19:47 | 映画館 | Comments(0)
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公式サイト
2011年 ドイツ
上映時間 100分
監督 マルクス・O・ローゼンミュラー

ナチスが台頭した時代に、

バイオリンを演奏して

生き残りを賭けた子供たちがいた。



1941年、ソ連の支配下にあったウクライナのポルタヴァ。
2人のユダヤ人の子供、アブラーシャとラリッサは恵まれた音楽の才能で人々を魅了していた。
ドイツ人の少女ハンナも2人の演奏に魅せられ3人の間に友情が芽生えるが
やがてナチスがソ連に侵攻しポルタヴァでもユダヤ人への迫害が始まる・・・

反戦映画ではあるけれど残虐なシーンはほとんど無く、哀しいけれど静かで優しい作品だった。

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主演の3人の子供たちがとてもいい。
愚かな大人たちとは対照的な彼らの純粋さが
「友情の曲」の旋律と共にいつまでも胸に残る。


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演奏と手の動きがよくあっていたので
3人の子供たちが皆演奏出来る子たちなのは分かっていたが
中でもアブラーシャ役の子は群を抜いていた。
それもそのはず、彼は12歳でプロデビューした正真正銘の神童で
劇中での演奏は全て本人の手によるもの。
特に「熊蜂の飛行」の早弾きはスリリングな展開と相まって手に汗握る素晴らしさだった。

<満足度> ★★★☆
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by hasikkoami | 2013-03-17 16:37 | 映画館 | Comments(0)
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公式サイト
2012年 日本 
上映時間 160分
監督 沖田修一


思い出の片隅の真ん中で

彼はいつも笑ってる。





原作を読んだのは3年近く前なので細かいストーリーは忘れてしまったけれど
滑稽だけど優しくてあたたかい、そしてちょっと切ない話だったのは憶えている。
映画もそんな原作の雰囲気がよく出ていた。

バブル期真っ只中の80年代後半、長崎から上京してきた大学1年生の1年間を淡々と描いている。
ゲイ告白、友人の妊娠、ボートピープル、
ちょっとした事件はあっても大きな事件は何も起こらない平凡な日常。
マイペースでお人好し、ちょっとズレてる世之介の“変わらなさ”が周囲の人達を変えて行く。

原作を読んだ沖田監督が「動いている世之介を高良くんでみてみたい」と思ったのが
映画化のきっかけだったそうで、まさしく高良健吾くんありきの映画だった。
確かに高良くんの魅力がこの作品の最大の魅力ではあるけれど
世之介と出会ったことで成長して行く周囲の人々を描く群像劇の部分ももう少し観たかった、とも思う。

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<満足度> ★★★☆
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by hasikkoami | 2013-03-17 16:32 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2011年 アメリカ
上映時間 95分
監督 ドリュー・ゴダード


あなたの想像力なんて、

たかが知れている





いや~~笑った笑ったww(注:ホラーです)
暫くはエレベーターのチン♪を聞く度思い出し笑いしちゃいそうです(再度言いますがホラーです)

さすがは昨年の映画秘宝まつり上映作!オタク心をくすぐるくすぐる。
私の様にホラーにさして詳しくない者ですらこれだけ楽しめたのだから
ホラーファンにはさぞやたまらない作品だったことでしょう。

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男女5人の大学生がバカンスにやって来た山奥の古ぼけた別荘。

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(いきなり『死霊のはらわた』の山小屋だよww)
彼らが地下室で見つけた古いノートは殺人鬼が綴った日記だった・・・

こう書くといかにもありがちなホラー映画みたいだけどそうじゃない。
ストーリーはホラーの定番シナリオ通りに進み、どこかで観たシーンのオンパレード
なのに、斬新!定番なのに定番じゃない!

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ラストの彼女の台詞にも妙な説得力があって
救いの無いラストなのに不思議と清々しい気持ちになった。

<満足度> ★★★☆
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by hasikkoami | 2013-03-09 22:57 | 映画館 | Comments(2)
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公式サイト
2012年 アメリカ
上映時間 165分
監督 クエンティン・タランティーノ



これがワイルドだ。






あーーーー楽しかった♪
もうオープニングからエンディングまでニヤニヤしっぱなし
飛び散る血飛沫と血の雨に ヒャッホーイ♪.・・ヘ(= ̄∇ ̄)ノ よ(爆)
日頃家でも過激なバイオレンスものを好んで観ている私に
流血系がまるでダメな夫は「お前絶対どこかオカシイぞ」と呆れ顔だけれど
こうやってストレス発散しているから我が家に血の雨が降らずに済んでるんじゃないの(笑)

これでまた暫くは平穏な家庭生活を送ることが出来そうです。
ありがとうタランティーノ監督。

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先日のアカデミー賞スピーチでも監督に感謝しきりだったけれど、それも当然。
『イングロリアス・バスターズ』のランダ大佐も今作のDr.キング・シュルツも
タランティーノ作品のクリストフ・ヴァルツは最高に魅力的♥

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ジェイミー・フォックスは後半に行くにつれどんどんカッコよくなるし

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すっかり素敵なおじさま化したドン・ジョンソンや
ちょっぴりリバウンドしたジョナ・ヒルくん(私的にはもっとリバウンドしてもOK)
しっかりド派手な見せ場を自分に用意していた出たがりタラちゃん、などなど
3時間近い上映時間もまるで気にならず、存分に楽しめた。


<満足度> ★★★★☆
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by hasikkoami | 2013-03-07 06:51 | 映画館 | Comments(6)
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公式サイト
2012年 アメリカ 
上映時間 96分
監督 ジェシー・V・ジョンソン



最強VS最凶





『マキシマム・ブロウ(「最高の一撃」って感じ?)』などとかっこいい邦題がついてますが
原題は『THE PACKAGE(荷物)』と至ってシンプル、且つある意味ネタばれ(笑)

元軍人で今はギャングの用心棒をしているトミー(スティーブ・オースティン)が
弟の借金のカタにボスからかつての仲間ジャーマン(ドルフ・ラングレン)に
ある荷物を届ける仕事を依頼される・・・と言うストーリーなのだが
その肝心の荷物の正体についてはおそらく観客のほとんどが早々に察しがついたであろうと思う。
しかし荷物の正体はともかく、その理由についてはお口あんぐり・・・よくそれで軍人やってられたよね^^;
まあ、このアバウトさがB級映画のいいところでもあるけれどね(ホントか?笑)
だからストーリーのお粗末さについてとやかく言うつもりは全く無い。
しかし!「最強VS最凶」と謳っている割には二人の絡みが少な過ぎなのは不満!

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て言うかドルフ・ラングレンの出番が思ったより少なかったのが私的には超不満!

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でもまあ、食材の効能や肉体についてのウンチクでさりげなくインテリアピールしつつ
エプロン姿で3分クッキングするドルフを見られただけでもヨシとするか(笑)

<満足度> ★★
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by hasikkoami | 2013-03-06 06:56 | 映画館 | Comments(0)
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公式サイト
2013年 日本
上映時間 139分
監督 成島出

血のつながらない子供を愛したとき、

もう一度生き抜くと決めた

男二人と女一人。



久々に出ました。
“世間での評判はすこぶるいいのに、自分にはなーんかイマイチ”シリーズ。

人生の岐路に立ち生き方を模索する登場人物たちはほぼ私と同年代。
彼らにもっと共感出来ていいはずなのだがそれが出来ず、妙に冷めた目線で見てしまった。

周囲に心を閉ざし言葉の発達にも遅れのある幼児を育てるのは決して簡単な事じゃない。
ましてや血がつながらないなら尚のこと・・・
発達障害児を持つ母親としては何よりそこが気になって。
もっとも圭輔の場合は虐待と言う後天的要因によるもののようだから
一般的な発達障害児とはまた違うのだろうけれど。
それでもやはり彼らの最後の決断を手放しで喜ぶことは出来なかった。

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期待していた“世界最後の桃源郷”フンザの映像も思った程ではなく・・・
劇中に出てくる写真集『祝福の谷 HUNZA 』の写真がどれも大変美しく
人々の表情も素晴らしかっただけに、こう言う映像を映画の中でももっと観たかった。


<満足度> ★★
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by hasikkoami | 2013-03-04 22:11 | 映画館 | Comments(2)
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公式サイト
2012年 フランス/スペイン
上映時間 100分 
監督 ブノワ・ジャコー


世界でいちばん

残酷な、片想い。





マリー・アントワネットの朗読係の視点で描くバスティーユ陥落からの3日間。

小説で言うならば完全な一人称形式。
朗読係シドニーの視点のみで進行する構成は興味深かった。
しかしその分描かれていない部分も多く物足りなさは残る。

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レア・セドゥはほとんど笑顔を見せることなく終始仏頂面と言っていい表情ながら
無表情の仮面の下に王妃への強い憧れやポリニャック夫人への嫉妬が垣間見える。
ボッティチェリの絵画を思わせる肉感的で美しい裸体も素晴らしかった。

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王妃役のダイアン・クルーガーも気品溢れる美しさ。

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ただこれは好みの問題でもあるけれど
王妃の寵愛を受けるポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)が
それほど魅力的に見えなかったのが残念。


<満足度> ★★★
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by hasikkoami | 2013-03-03 20:07 | 映画館 | Comments(0)

by hasikkoami