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本と映画と時々音楽

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公式サイト
2010年 イギリス/オーストラリア
上映時間 118分
監督 トム・フーパー


英国史上、

もっとも内気な王。




まずはアカデミー賞4冠達成おめでとう!って感じでしょうか。
派手さはないけれど英国らしいユーモアとウィットに溢れたこう言う作品が
オスカーを獲るのは、個人的にはとても嬉しい。

ヘレナ・ボナム=カーターとティモシー・スポールが
久しぶりに”普通の人”を演じているのも新鮮だった(笑)

<満足度> ★★★★
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by hasikkoami | 2011-02-28 20:12 | 映画館 | Comments(0)
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公式サイト
2009年 イギリス/フランス/イタリア/ベルギー/スペイン
上映時間 117分
監督 ケン・ローチ


人生なんて 

意外に小さな勇気でかわるもの



『それぞれのシネマ』の『ハッピー・エンド』で
ケン・ローチがコメディ!?とビックリし、今回は
ケン・ローチがファンタジック・コメディ!?とまたまたビックリ。
70歳を過ぎて尚、新鮮な驚きを与えてくれるケン・ローチ監督ってやっぱり凄い。

ダメダメ主人公エリックの情けなさと"キング"エリック・カントナの存在感。
この二人のエリックの対比が凄くいい。
サッカーには疎いのでカントナがどれほど凄い選手だったのかは
正直よく分からないけれど、俳優としてもとても魅力的。
話し方や声も素敵で、時折出てくるフランス語がこれまたセクシーなのよ(笑)
(そう言えば『マルセイユの決着』の用心棒役も素敵だった♥)
仕事仲間のメタボ親父たちも皆いいヤツだし
悪役のはずのギャングたちですらどこかユーモラスで憎めない。
本当に悪い奴っていうのが出てこないから後味もとてもいいんだよね。
笑って泣けて元気を貰える、とっても素敵なファンタジー。

<満足度> ★★★★★
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by hasikkoami | 2011-02-27 12:47 | 映画館 | Comments(0)
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角田 光代【著】
文藝春秋 (2010/10/15 出版)
謎多き祖父の戸籍。祖母の予期せぬ“帰郷”から、隠された過去への旅が始まった−。満州、そして新宿。熱く胸に迫る翡翠飯店三代記。


角田さんの作品はその長さに係わらず
いつも1日2日でがーっと読んでしまうことが多いのだけれど
今回は読み終わるのに1週間以上かかった。

親子三代に亘る壮大な大河ドラマ。
それを駆け足で読んでしまっては
勿体無いような、申し訳ないような、そんな気がして
1ページ1ページ噛み締めるように読んだ。

これまでに読んだ角田さんの作品の中で一番素直に「好き」と言える作品。
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by hasikkoami | 2011-02-18 10:16 | 図書館 | Comments(0)
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塩田 武士【著】
講談社 (2011/01/06 出版)
真田信繁、33歳。家なし、職なし、目標・プロ棋士。とてつもなく迷惑な男と個性豊かな人物たちが織りなす、おかしくて熱い人生逆転エンターテインメント小説。


将棋のことは全く分からないけれど
個性的なキャラクターと軽めの文体で
最後まで飽きずに面白く読むことが出来た。
清清しいラストも好印象。
ただ厳つい表紙に似合わず中身は結構ラノベ風。
少々こっぱずかしい恋愛模様もあったりして
硬派な将棋ファンには物足りないかも。
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by hasikkoami | 2011-02-16 09:41 | 図書館 | Comments(0)
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本多 孝好【著】
角川書店 角川グループパブリッシング〔発売〕
(2010/10/31 出版)
そこは人がほんとうに帰るべき場所なのだろうか? 新しい家族、血のつながらない家族、離ればなれに住む家族、再生する家族…。ふぞろいで歪つな4つの家族とそこに生きる人々を描いた物語。

空き巣の父と結婚詐欺師の母に偽造屋の息子。
妻の浮気を疑う娘と義理の父。
借金の為に偽装結婚する男とその外国人妻。
妹の子供を預かる兄と幼い頃に家を出たまま音信不通だった父。

ちょっと普通じゃない4つの家族を描く短編集。
どの話も起承転結がしっかりしていてエンタメ性も十分。
展開はベタなんだけど、そのベタさが
ストレートに心に沁みてきて何とも心地よい。
たまには素直に感動するのも悪くないね。
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by hasikkoami | 2011-02-12 20:13 | 図書館 | Comments(0)
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公式サイト
2010年 アメリカ
上映時間 125分
監督 ベン・アフレック


ここは全米最悪、

強盗と犯罪の街。




面白かったとは思う。
いきなり銀行強盗!の導入部も緊張感があってよかったし
銃撃戦、カーチェイス、友情、恋愛などなど・・・
これでもかって位色んな要素が盛り込まれている。
これが単なるエンターテイメント作品なら何の文句も無かった。
でもベン・アフレックは(おそらく)骨太の社会派作品を目指していたんだよね?
そうなるとあまりにも上手く行き過ぎと言うかご都合主義が目に付いてなんだかなぁ・・・
何よりラストが私には納得出来ない。


<満足度> ★★★
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by hasikkoami | 2011-02-10 20:19 | 映画館 | Comments(2)
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木内 昇【著】
集英社 (2010/09/30 出版)
明治10年。御家人の次男だった定九郎は根津遊郭で働いていた。花魁、遣手、男衆…。時代の波に晒され、谷底で生きる人々を描く。


前に読んだ「かたちだけの愛」の主人公相良は
一見非の打ち所のない男の様に思えるが
欠けているものがあるとすれば、それは色気だと思う。
反対にこの作品の主人公定九郎は
何事にも無気力でどうしようもないダメ男ではあるが、何とも言えない色気がある。
そしてそんな定九郎とは対極に描かれる龍造や小野菊もまた色っぽく魅力的だ。
廓を舞台にしながら、その手の色っぽいシーンがほとんど無いにも拘らず
言葉使いや行間の端々から艶やかな色気が零れ落ちてくる。
ラストの花魁道中に向かう盛り上がりと着地も凄く好み。

ただ最近の軽めの時代物にはあまり出てこないような表現が結構出てきて
慣れてない人には読み辛いかもしれないな、と思ったので今回の直木賞受賞はちょっと意外だった。
(”直木賞=エンタメ”のイメージが強いので)
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by hasikkoami | 2011-02-08 09:30 | 図書館 | Comments(0)
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平野 啓一郎【著】
中央公論新社 (2010/12/10 出版)
事故で片足を切断する怪我を負った女優。偶然、現場に駆けつけたデザイナーは彼女の義足を作ることに。しだいに心を通わせていく2人は、それぞれが見失っていた愛を取り戻そうとするが…。

NHKBSの「週刊ブックレビュー」が好きで欠かさず見ている。
1月8日の放送で紹介された時の合評がとても楽しそうで興味を持ったのだけれど
どうにも私には合わなかったみたい。

とにかく主人公に全く魅力を感じない。
紳士的で道徳的、社会的地位と名声もある。
仕事は出来るし優しいし、言うことなしのバツイチ30代後半。
本来ならば好みです。ええ、かなり好みです。でも全然惹かれない。
相手役の女優も背景がイマイチ見えて来なくて全く感情移入出来ない。
大体30後半の男と29歳の女が「いっくん」「久美ちゃん」と呼び合う時点で私的に完全アウト。
温水洋一の「ぬっくん」はいいけど相良郁哉の「いっくん」はありえん!
「(子供の頃の呼び名の)”いっくん”って可愛い。復活させよう」と言う女も女だが
それを黙って受け入れるなよ!!
「いや、それはちょっと恥ずかしいから・・・」とか言えよ、バツイチ30代後半!!
とマジで突っ込んでしまった。

私にとってはバカップルとしか思えないこの二人の所為で
作品の本質とは別のところで拒否反応を起こしてしまったのが残念。
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by hasikkoami | 2011-02-03 09:34 | 図書館 | Comments(4)
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公式サイト
2010年 アメリカ
上映時間 111分
監督 ロベルト・シュヴェンケ


それは、アメリカが最も恐れた

危険なオヤジたち…




”危険なオヤジたち”と言うより既に”危険なジジババ”の域に達している大御所たちによる
ハーレクインロマンス(読んだことないけど)風味のアクションコメディ。
あまりに予定調和で最早突っ込む気さえ起こらない展開の連続だけど・・・

好き!大好き!

ターンする車から滑り降りるブルース・ウィリスなんて
予告で嫌と言う程見せられてるのにやっぱりカッコイイし、恋するブルース・ウィリスも可愛いぞー!
モーガン・フリーマンのエロ親父ぶりやジョン・マルコヴィッチのコスプレも楽しめる。
そして何と言っても最高なのは、純白のドレスでマシンガンをぶっ放すヘレン・ミレン!
まさしく女王の風格。ヴィクトリア素敵ーーー!!!
そしてそんな彼女をお姫様抱っこするもう一人の恋する親父、ブライアン・コックス!
惚れる!そりゃKGBだろうがなんだろうが惚れるよ!
久しぶりに見るアーネスト・ボーグナインも元気そうでなによりだし
カール・アーバン演じるMr.キュートヘアもいいヤツだったし
あ~楽しかった♪

<満足度> ★★★★

でもね、一つだけ納得出来ないことが・・・(ネタバレ注意)
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by hasikkoami | 2011-02-01 09:56 | 映画館 | Comments(4)

by hasikkoami