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本と映画と時々音楽

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公式サイト
2010年 アメリカ
上映時間 113分
監督 ミシェル・ゴンドリー



俺たちが、悪を刺す!




3Dは苦手なので、2Dを求めてわざわざ遠くの映画館まで足を運んで観てきた。

この手のアメコミっぽいB級アクションは好きなんだけど
正直これは、可も無く不可も無くって感じ。

折角のクリストフ・ヴァルツもあれではちょっと勿体無い、と言うか
私的には部下役のジェイミー・ハリスの方が好みだったわ(←どうでもいい情報)

意外にもチンピラ役が似合うジェームズ・フランコとか
かつての美少年エドワード・ファーロングの哀しい末路(^^;)とか
脇でのお楽しみも色々あった割には何かいまひとつ乗り切れず・・・

でもミシェル・ゴンドリー監督らしい凝った映像は楽しかった。
特にエンドロールが可愛らしくて、この時だけは3Dで観ればよかったかなぁ、とちょっぴり後悔(笑)

<満足度> ★★☆
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by hasikkoami | 2011-01-28 15:35 | 映画館 | Comments(0)
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犬飼 六岐【著】
講談社 (2010/06/17 出版)
尾張藩江戸下屋敷内に実在した、偽の宿場町「御町屋」。そこには、偽の住民たちがかき集められていた。外界との行き来を遮断されたその「町」で、起きるはずのない連続殺人事件が起きる−。長編時代ミステリー。

いやもう何に驚いたって、この作品の舞台である
将軍家や大名家の為だけのテーマパークが尾張藩江戸下屋敷に実在してた!ってこと。
(流石に人は住んでなかったらしいけど)
質素倹約を旨とする八代将軍吉宗の時代に、よくもまあこんな酔狂なこと・・・
やるねぇ~!さすがは尾張!
同じ愛知県民として鼻が高いよ(違)
でもって、その言わばクローズド・サークルの中で連続殺人事件が起きるなんて
まるでアガサ・クリスティーの世界!もうこの設定だけでゾクゾクします。
ただ犬飼さんはミステリ作家ではないので、残念ながらミステリとしては甘い。
閉鎖的空間における住民たちの心理描写も
もう少し突っ込んで欲しかったし、ラストも少々あっけない。
いっそのことミステリ抜きで「御町屋」に暮らす人々の人間模様だけをもっと読みたかった。
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by hasikkoami | 2011-01-26 11:11 | 図書館 | Comments(0)
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米澤 穂信【著】
東京創元社 (2010/11/30 出版)
ブリテン島の東に浮かぶソロン諸島。領主である父を暗殺騎士の魔術によって殺されたアミーナは、騎士ファルク・フィッツジョンらとともに、魔術に蝕まれ操り人形と化した「走狗」の正体を突き止めるべく行動を開始する。


面白かったーーーー!!!

読み始めは、登場人物の名前を覚えるどころか読むことすら一苦労で
(世界史は昔から大の苦手だったのよ^^;)
おまけにファンタジーもあまり得意じゃないし・・・で
こんなんで読み進んで行けるかどうか正直不安だったのだけれど
そんな不安なんかあっという間に吹き飛ぶ面白さ!

ファンタジーと本格ミステリと言う一見相反するように思われるものが
平行して語られるのに全く違和感が無い。
探偵役とその助手が事件の関係者一人一人から話を聞き出していく過程や
関係者全員を一箇所に集めてのラストの謎解きなどはまるで
黄金時代のミステリを読んでいるようで、も~わっくわく!気分はすっかり中学生よん♪
なんて思っていたら、米澤さんてばインタビューで
どこか懐かしい、ミステリを読みはじめた頃の気分を味わえるような作品にしたつもりです。
と仰ってるではないですか!
私、まんまとその術中に嵌ってしまった模様(笑)
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by hasikkoami | 2011-01-24 18:39 | 図書館 | Comments(0)
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近藤 史恵【作】
理論社 (2010/07 出版
感染から数週間で死に至るウイルスの感染ルートは、唇を合わせること−。外界から隔絶された全寮制の学園では、ひとりの女生徒の死から不穏な噂がささやかれ、風変わりな犯人探しが始まった…。

感染したら100%死に至るウイルスの唯一の感染ルートが
マウストゥマウスのキスのみで、それ以外はセックスしようが何しようが感染しない
と言う設定が(些か疑問はあるけれど)面白い。
少女漫画のような可愛らしい表紙とは裏腹にダークな雰囲気。
しかし冒頭からテンポも良く、とても読み易い。
セックスは愛が無くても出来るが(おいおいーー;)
キスはやっぱり愛が無いとねぇ・・ってことでミステリーだけど純愛ものでもあるし
描写はラノベ風で同人誌テイストもありってことで(なんじゃそりゃ^^;)
やはりこれは若い女性向けかな。
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by hasikkoami | 2011-01-23 13:03 | 図書館 | Comments(2)
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公式サイト
2010年 アメリカ
上映時間 120分
監督 デヴィッド・フィンチャー
天才

裏切者

危ない奴

億万長者



とっても面白かった。

兎に角、喋って喋って喋り倒す登場人物たち。
それがまたとんでもなく早口なもんだから字幕追うのも一苦労。
でも一生懸命字幕を追っているうちにどんどん引き込まれて行った。
こちらの映画館では上映してないけれど、どうやら吹替版もあるらしい。
これだけ台詞の嵐だとそれもちょっと観てみたい気がする。

<満足度> ★★★★☆
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by hasikkoami | 2011-01-21 14:27 | 映画館 | Comments(2)
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中村 文則【著】
新潮社 (2005/08/30 出版)

私は人を殺した。そのことが私の人生にこれほどのものをもたらすとは知らずに…。死と悪をテーマに、現代の青年の心理を克明に描ききった問題作。

最近のエンタメ風味溢れる中村作品ももちろん面白いけれど
深い深い湖の底にゆらゆらと沈んで行きながら
それでも目は湖面から差し込んでくる幽かな光を追っている・・・
そんな気がするこっちの方が私は好きだなぁ。
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by hasikkoami | 2011-01-20 20:47 | 図書館 | Comments(0)
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朝倉 かすみ【著】
講談社 (2010/02/19 出版)
159センチ、95キロのからだは歩いているだけで人目を引く。失笑をくいとめたい。あきらめなければならないものが、いかに多いかをわたしは知っている−。美しい「夢の娘」への願望が引き起こす少女たちの変化の連鎖。

4章からなる長編小説だが、各章毎に語り手が変わるので連作短編風でもある。
語り手となるのは4人の女性。
彼女たちの自意識は私にとっては結構共感出来る部分もあって
読んでいてそれほど嫌な感じはしなかったのだが
自分の娘、節子を「セシル」と呼ぶ母和子は心底怖いと思った。
私にとって一番相容れない人種だ。(同じく母となった由季子も)

そう言えば小学校の時、クラスメイトたちに自分のことを「ジュリア」と呼ばせていた子がいたなぁ・・・
(純国産の顔立ちで、「ジュリア」の「ジュ」の字も名前に入って無かったけど)
ああ、怖い、怖い・・・。
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by hasikkoami | 2011-01-20 12:59 | 図書館 | Comments(0)
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桜庭 一樹【著】
角川書店 角川グループパブリッシング〔発売〕 (2010/05/10 出版)
愛するその「手」に抱かれて、わたしは天国を見る−。「1、2、3、悠久!」「ジャングリン・パパの愛撫の手」など、ゴージャスな毒気とかなしい甘さに満ちた、極彩色のファンタジック連作集。

うわぁ、これまた好きだぁ。

官能的で退廃的で残酷で美しい、大人の童話。

読んでる私まで、とろとろと溶けてしまいそうな
「ジャングリン・パパの愛撫の手」が特に好き。
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by hasikkoami | 2011-01-13 17:31 | 図書館 | Comments(2)
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ミランダ・ジュライ【著】 岸本 佐知子【訳】
新潮社 (2010/08/30 出版)
水が一滴もない土地で、老人たちに洗面器で水泳を教えようとする娘を描いた「水泳チーム」など、孤独な魂たちが束の間放つ生の火花を鮮やかに写し取った全16作を収録。カンヌ映画祭新人賞受賞の女性映画監督による初短篇集。

あぁ、好きだなぁ・・・これ。

ヒリヒリと肌を焼くような
キリキリと胸を刺すような
痛い程の孤独

凄く痛いけれど、凄く好きだ。
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by hasikkoami | 2011-01-13 17:27 | 図書館 | Comments(0)
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三浦 しをん【著】
祥伝社 (2010/11/10 出版)
空き室あります! 駅から徒歩5分、築ウン十年。安普請ですが、人肌のぬくもりと、心地よいつながりがあるアパートです−。一見平穏な木暮荘の日常を描く、心温まる物語。

セックスに関する描写が多く出てくるけれどいやらしさは感じず、むしろ優しくて温かい話が多かった。
全体的には面白かったけれど、先に読んだ「天国旅行」がとてもよかったのでそれに比べるといまひとつ。
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by hasikkoami | 2011-01-12 19:59 | 図書館 | Comments(0)