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本と映画と時々音楽

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3月に見た映画は12本。

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by hasikkoami | 2009-03-31 10:05 | お茶の間鑑賞 | Comments(0)
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ヴィカス・スワラップ/著 子安亜弥/訳
ランダムハウス講談社 2006年09月
クイズ番組でみごと全問正解し、史上最高額の賞金を勝ちとった少年ラム。警察は、孤児で教養のない少年が難問に答えられるはずがないと、インチキの容疑で逮捕する。しかし、奇蹟には理由があった—。殺人、強奪、幼児虐待…ずっと孤独に生きてきた少年が、インドの貧しい生活の中で死と隣あわせになって目にしてきたもの。それは、偶然にもクイズの答えでもあり、他に選びようのなかった、たった一つの人生の答え。幸運を呼ぶ1枚のコインだけを頼りにしてきた孤児の、残酷だけれど優しさに満ちた物語。

来月日本でも公開される映画『スラムドッグ$ミリオネア』の原作。
映画のストーリーを聞いた時「どこかで聞いたことある話だな~」と思ったら
以前図書館で目があった(笑)ものの他に借りる本があったので
「そのうち読もうリスト」に入れたままになっていた本だった^^;
原作を読んでから映画を観ると大抵イマイチってことが多いので
映画を観るまで我慢しようと思っていたのだけれど
先日またまた図書館で目が合ってしまい、とうとうその誘惑に負け?お持ち帰り(笑)

今も現役の外交官であるヴィカス・スワラップ氏が描くインド社会が抱える様々な問題は
あまりに残酷だけれどその中で懸命に生きるラムの姿にはインドのパワーを感じる。
何よりラストの1ルピーの神様の種明かしの清々しいこと!
問題1問に対して1章の物語形式で中だるみすることもなく
一気に読ませるエンターテイメント性も十分。

どうやら映画は大まかな設定が同じというだけで大分違う作品になっているようなので
それはそれで楽しめそう。来月の封切が楽しみ♪
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by hasikkoami | 2009-03-24 09:51 | 図書館 | Comments(0)
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坂木司/著
光文社 2008年12月

たとえば、憂鬱な満員電車の中で。あるいは、道ばたの立て看板の裏側で。はたまた、空き地に掘られた穴ぼこの底で。聞こえませんか。何かがあなたに、話しかけていますよ。坂木司、はじめての奇想短編集。


最初の1篇がちょっと少女趣味っぽくて私には合わないかな~と思っていたら
あれよあれよと言う間にブラック路線へ・・・
あとがきを読むと(このあとがきもちゃんと一つの短劇になっていて面白い)
どうやらこの本は”裏坂木司”とでも言うべき異色作らしいが
ひねくれ者の私にはちょうどよかった(笑)
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by hasikkoami | 2009-03-18 20:24 | 図書館 | Comments(2)

d0098286_9571157.jpg津原泰水/著
文芸春秋 2009年01月
祖母の形見の零細人形店を継ぐことになったOL澪。押しかけアルバイトの人形マニア、冨永くんと謎の職人、師村さんに助けられ、お店はそこそこの賑わいを見せていた。「諦めてしまっている人形も修理します」という広告に惹かれ、今日も傷ついた人形を抱えたお客がやってきて澪たちは東奔西走することに。チームワーク抜群の3人の活躍が始まる。

小さな人形店を舞台にした日常の謎もの、と言った感じだけど
所々で語られる人形に関する薀蓄も興味深く、面白かった。
こう言う連作物は読めば読むほど登場人物に愛着が湧いてくる。
だから「実は・・・でした」的アンフェアな終わり方は正直好みじゃないけれど
続編を期待させてくれた、ってことでよしとしましょう(笑)
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by hasikkoami | 2009-03-17 09:23 | 図書館 | Comments(2)
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公式サイト
2009年 アメリカ
上映時間 89分
監督 ジェームズ・ウォン

今日は午後から長男の授業参観と言う関係で
午前中オフになったので、ちゃちゃっと観てきた。
初日朝一なんて一見気合入ってるようだけど実は私
「ドラゴンボール」は漫画もアニメも一切見たことがなく
ただ愛する二人の男達見たさだけで観に行った。
だから別に期待してた訳じゃないけど
原作のイメージが無い分案外楽しめるのかも・・・
と思っていた・・・


・・・・が!まさかここまで面白くないとは・・・^^;

もはや原作がどうこうってレベルじゃない気がする。

『ベンジャミン・バトン』の167分は全然長く感じなかったのに
この89分はとてつもなく長かった・・・

今月はちょっとバタバタしてて映画館に行けそうもなくて
唯一観た作品がこれ・・・って言うのはツライ・・・

ちなみに、私の愛する男たちは・・・
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by hasikkoami | 2009-03-13 23:53 | 映画館 | Comments(8)
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恒川光太郎/著
角川書店  2005年10月

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した裕司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた——。
第12回日本ホラー小説大賞受賞作。

日本に古くから伝わる怪談に、単なる恐ろしさだけではない幻想的な美しさや
人間の深い業や哀しみがあることを教えてくれたのは小泉八雲の「怪談」だった。
この作品にもそれと同じ匂いがする。
どこか懐かしくて情緒があり、哀しいけれど美しい・・・ホラーより「怪談」と呼ぶに相応しい。
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by hasikkoami | 2009-03-07 20:23 | 図書館 | Comments(0)
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田中慎弥/著
新潮社 2008年02月

峡を目の前に見る街に代々続く旧家・桜井家の一人娘梅代は、出戻ってきた娘の美佐子と、幼稚園児の孫娘の三人で暮らしている。古びた屋敷の裏にある在日朝鮮人の教会に、梅代とその母はある憎悪を抱え、烈しく嫌ってきた—。
「不意の償い」「蛹」を収録。

この作者の独白スタイルにもすっかり慣れた3冊目。
心の奥深くに潜んでいる闇を覗き込むような感じは相変わらずで
何とも居心地が悪いのに何故か読んでしまう。
40歳を過ぎるまでミステリーと時代物しか読んで来なかった私には
こう言ういかにも純文学~!みたいな作品が逆に新鮮に感じるのかもしれない。
初めて純文学に出会った中学生が
これまで自分が知らなかった世界に足を踏み入れて
ちょっぴり大人になったような気分に浸ってる感じ?(30年遅いぞ。笑)
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by hasikkoami | 2009-03-04 09:53 | 図書館 | Comments(0)
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大倉崇裕/著
東京創元社 2006年06月

本への愛を貫く私設図書館長、退職後大学講師に転じた科警研の名主任、長年のライバルを葬った女優、良い酒を造り続けるために水火を踏む酒造会社社長—冒頭で犯人側の視点から犯行の首尾を語り、その後捜査担当の福家警部補がいかにして事件の真相を手繰り寄せていくかを描く倒叙形式の本格ミステリ。刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、四編収録のシリーズ第一集。

今年の正月にNHKで放映されたドラマ「福家警部補の挨拶~オッカムの剃刀~」の原作。
再放送を偶然斜め見して、ちょっと気になっていたので読んでみたら
ドラマとは随分イメージの違う作品だった。
ドラマは古畑任三郎を多少意識してるかな?って言う程度だったのが
原作は作者が「刑事コロンボ」のノベライズも手がける
自他共に認めるコロンボマニアだけあってキャラクター、犯人像、トリック、全てがコロンボ風。
只今毎週土曜夜8時を心待ちにしている私にはこれだけでもたまらない。
内容も帯の「本格ミステリ」に偽りなし!
シリーズ第1集ってことは2集もあるわけだよね?楽しみ♪
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by hasikkoami | 2009-03-01 21:00 | 図書館 | Comments(4)

by hasikkoami