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本と映画と時々音楽

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今月はグラミー賞やアカデミー賞関連の番組を見ることが多かったのでちょっと少なめ。

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by hasikkoami | 2009-02-28 21:39 | お茶の間鑑賞 | Comments(0)
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公式サイト
2008年 アメリカ
上映時間 167分
監督 デヴィッド・フィンチャー


話題性は十分だけれど、デヴィッド・フィンチャーの最近の作品が個人的に不発なこともあり観に行く気はなかったのだが、友人とのランチの約束が急遽キャンセルになったので・・・が!これが予想外に面白かった。





『フォレスト・ガンプ』の二番煎じ感は否めないけれど(脚本が同じエリック・ロス)
それでも167分と言う長さを感じさせない物語としての面白さがあった。
それにファンでもないのに何故かブラピの出演作はほとんど見ているのだが今回初めて
(CGとは言え)輝くばかりに美しい10代のブラピに危うく心を奪われそうになった(笑)
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by hasikkoami | 2009-02-28 20:05 | 映画館 | Comments(4)
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2007年 香港
上映時間 90分 
監督 ヤウ・ナイホイ


凶悪犯罪の容疑者たちの監視と追跡を専門に行う、香港警察刑事情報課・監視班に配属された新人女性警官の成長と、謎の宝石強盗団との攻防を描く、ジョニー・トー監督作品でお馴染みの脚本家、ヤウ・ナイホイの監督デビュー作。




一見平凡な市民にしか見えない監視班の刑事たち
しかしそのずば抜けた観察眼と記憶力は
彼らが香港警察のエリートであることを窺わせる。
ひたすら地味に、周囲に埋没しながら、容疑者を追跡、監視する彼らを
監視カメラのごとく少し離れたところから映すカメラワークは
まるで観客である私達が彼らを監視しているかのような気分にさせ緊張感抜群。
ただ敵役であるレオン・カーファイの描かれ方がちょっと弱いのが残念。

それにしても最近のサイモン・ヤムは、『文雀』と言い今回と言い、何とも癒し系。
見た目は冴えない中年オヤジながら、包容力があって優しくて、可愛げもあり
おまけに今回はラム・シュも真っ青のメタボ腹も愛らしい(笑)理想の上司。
いつものギラギラサイモン・ヤムも好きだけど、これまた魅力的。

この作品、すでに日本でのリメイクが決まっていて、今年撮影開始予定だそうな。
サイモン・ヤム役は誰?レオン・カーファイは?いやいや、それよりラム・シュでしょ~!
と脳内キャスティングで一人盛り上がっている(笑)
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by hasikkoami | 2009-02-26 17:06 | お茶の間鑑賞 | Comments(0)
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イーユン・リー/著 篠森ゆりこ/訳
新潮社 2007年07月

父と娘のあいだに横たわる秘密と、人生の黄昏にある男女の濁りない情愛。ミス・カサブランカとよばれる独身教師の埋めようのない心の穴。反対を押し切って結婚した従兄妹同士の、平らかではない歳月とその果ての絆・・・北京生まれの新人女性作家による、第1回フランク・オコナー国際短篇賞他、各賞独占のデビュー短篇集。

まさに新潮クレスト・ブックスにハズレなし!の素晴らしい短編集。
簡潔な文体で語られる登場人物の深い孤独や哀しみ
短編とは思えぬ奥行きの深さや豊かな余韻はジュンパ・ラヒリを彷彿とさせる。

表題作の「千年の祈り」はアメリカで映画化され
第55回ドノスティア=サン・セバスティアン国際映画祭でグランプリを受賞している。
是非日本でも公開して欲しいなぁ。
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by hasikkoami | 2009-02-26 16:35 | 図書館 | Comments(0)
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公式サイト
2008年 アメリカ
上映時間 142分
監督 クリント・イーストウッド


1928年3月10日、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)の9歳になる息子ウォルターが行方不明になる。5ヵ月後、警察がウォルターとして探し出してきたのは全くの別人だった・・・





まず、息子が行方不明になったと通報した時の警察の対応に唖然とさせられる。

子供の行方不明者は24時間は探さないことになってます。

今なら考えられないけど、80年前はこうだったんだ・・・
当時の腐敗しきった警察の対応には怒りで身体が震えるほど。
おまけにこれが実話だと言うのだから恐ろしい。

予告編やあらすじではミステリーかサスペンスのように思えるが
骨太で見応え十分な人間ドラマだった。
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by hasikkoami | 2009-02-21 14:43 | 映画館 | Comments(8)
d0098286_972514.jpg大崎梢/著
東京創元社 2008年06月

自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら、何故か冷たくあしらわれ…、文学賞の贈呈式では、当日、会場に受賞者が現れない…!?新人出版社営業部員の井辻くんは、個性的な面々に囲まれながら、波爛万丈の日々を奮闘中。本が好き。でも、とある事情で編集部にはいきたくなかった井辻くんの、ハートフル・ミステリ。“出版社営業・井辻智紀の業務日誌”シリーズ第一弾。

「成風堂」シリーズでは書店員を主人公に知られざる書店の裏側を見せてくれたけれど
今度の主人公は出版社の新人営業マン。どちらにしろ本好き本屋好きにはたまらない設定。
本と書店に対する愛が溢れている「絵本の神様」が一番のお気に入り。
ただ全体的に謎解きはエッセンス程度なのでミステリとしては物足りないかも。
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by hasikkoami | 2009-02-19 09:09 | 図書館 | Comments(0)
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角田光代/著 石田衣良/著 島本理生/著 阿川弘之/著 辻村深月/著 西加奈子/著 市川拓司/著 堀江敏幸/著 柴崎友香/著 長野まゆみ/著 穂村弘/著 高橋源一郎/著 網中いづる/著 松尾たいこ/著 鯰江光二/著 木内達朗/著 吉田尚令/著 いとう瞳/著
講談社 2008年06月



豪華作家陣が美しい絵とともに綴る、カラー版「夢物語」。
怖い夢、切ない夢、おもらしの夢?・・・12篇の読む絵本。


私には子供の頃から繰り返し見ていた夢がある

何もない真っ白な場所を私は歩いている
何処へ行こうとしているのか
自分でも分からずにただ歩いている
いつの間にか空から雪が降ってきて
私の足元に積もって行く
足を取られながらも私は歩くのを止めない
雪はますます降り積もり
私はどんどん雪に埋もれて行く
すっかり雪に埋もれ身動きが取れなくなった私は
それでもまだ何処かへ行こうと必死にもがいている


月に一度は必ず見ていたこの夢も
結婚して子供が生まれ、子育てに追われているうちに
いつも間にか見なくなった

夢の中の私は一体何処へ行こうとしていたのだろう
そして今の私は、その場所に辿り着いたのだろうか


毎度のことながら、全然本の感想になってないなぁ^^;

・・・と言うわけで、ちょっとだけ追記・・・

角田さんはさすがと言うか、夢まで上手い(笑)
辻村さんの作品は一見山田悠介風なんだけど
書き手の上手い下手でここまで感じ方が違うんだな~と実感。
(どっちがどっちかは言わないが^^;)
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by hasikkoami | 2009-02-17 21:01 | 図書館 | Comments(0)
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公式サイト
2007年 レバノン/フランス
上映時間 96分
監督 ナディーン・ラバキー


小気味良い音と共に鍋に注ぎ込まれた砂糖が
沸々と煮えたぎり、やがて飴色に変化して行く
艶やかに輝く滑らかなキャラメルは
まるで彼女たちの人生そのもの
熱く、甘く、ほろ苦く
暫しの痛みを彼女たちに残して行く



美容室オーナーのラヤールは不倫の恋に振り回され仕事に身が入らない。
店員のニスリンは秘密を抱えたまま結婚を間近に控え、リマは美しい顧客に心惹かれている。常連客の売れない女優ジャマルはオーデションを受け続けるが上手く行かず
店の向かいで仕立て屋を営むローズは年老いた姉と二人暮し・・・

ベイルートの小さな美容室に集う5人の女性達が抱える悩みは
日本人の私達にも共通するものだけれど
結婚証明書が無ければホテルの部屋一つ借りられず
結婚式を前に婚約者に内緒で処女膜再生手術を受けなきゃならない
レバノンの女性達って本当に大変だ。
それでも彼女たちは明るく逞しく美しい。
これまであまり馴染みのなかったレバノンと言う国の女性達に親近感が湧いてくる。
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by hasikkoami | 2009-02-16 10:35 | 映画館 | Comments(0)
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角田光代/著
河出書房新社 2008年02月


私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない…8つの連作小説集。



人生は中身の分からない福袋のようなもの。
蓋を開けるまで何が入っているかは分からない。
期待通りのこともあれば、こんなはずじゃなかった・・・と思うことだってある。
たとえ何が入っていようと返品も交換も出来ない・・・一人に一つの福袋。

私は福袋は買わない。
石橋を叩いて叩いて叩いて結局は渡らない、性格なので(笑)
何が入っているのかワクワクするより先に
気に入らない物が出てきた時のことを考えてしまうから。
同様の理由で宝くじも買わない。
我ながら夢が無いと言うか面白みのない奴だとは思うけれど・・・
しかし私もすでに一つ、人生と言う福袋を持っていることになる。
ならばわざわざ他の福袋を買う必要もあるまい。
と言うことで、私はこれからも福袋は買わない(笑)
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by hasikkoami | 2009-02-12 20:57 | 図書館 | Comments(2)
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公式サイト2007年 中国
監督 張楊




都会に出稼ぎに来ている農村出身の老趙(趙本山)は、出稼ぎ仲間老王の遺体を背負って老王の故郷重慶への旅に出る。生前老王と交わした「死んだら故郷に埋葬してやる」と言う約束を守るために・・・





遺体を酔っ払いに見せかけて乗ったバスでバスジャックにあったり
お金を掏られたり、と様々なトラブルに遭いながらも
友との約束を守る為にひたすら重慶を目指す様子を
笑いを織り交ぜながら綴る、(なんとびっくり!の)実話を基にしたロードムービー。
途中、現代の中国が抱える様々な問題も描かれていて興味深い。
主演の趙本山は中国では大変人気のある芸人さんらしいが
ちょっとフランキー堺似でなかなか味がある。
笑って泣けて風刺も効いてる、まるで落語の様な映画。

タイトルの「落葉帰根」とは中国禅宗六祖慧能の言葉からきた諺で
葉が落ちれば根に帰るように、人も年老いては昔を懐かしみ故郷に帰りたくなる
と言う意味らしい。

さてこれも”一人胡軍祭り”の一環で『戦場のレクイエム』に続いての香港版DVDでの鑑賞。
胡軍は老趙が旅の途中で出会うトラックドライバー役。
初めは無口で影のある男で
「お!これは『金鶏』タイプか!?」と期待したがまるで違った。
しかしまあ、こう言う人間的な胡軍も可愛くていいなあ(笑)
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by hasikkoami | 2009-02-07 00:09 | お茶の間鑑賞 | Comments(0)

by hasikkoami