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本と映画と時々音楽

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小学生の頃から大好きだった俳優、ポール・ニューマンが亡くなった。

ポール・ニューマンの作品は監督作も含めてほとんど観てるけど、
一番好きなのはやはり『スティング』。
(追記:NHKBS2衛星映画劇場10月2日(木)午後9:02~11:12にて放送予定)
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緻密なプロットとスタイリッシュな映像と音楽。本当に何度見ても面白い。

そしてポール・ニューマン演じる
大人の色気たっぷり♡茶目っ気もたっぷり♪の詐欺師ヘンリー・ゴンドルフは、
彼が演じた数多くのキャラクターの中でも永遠に私のNo.1。

ビシッと決めたスーツ姿はもちろん素敵だったけど、
売春宿の女の子たちをメリーゴーランドに乗せてあげてる時の、
                 サロペット姿、好きだったなぁ。。。
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                    ご冥福をお祈りいたします。
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by hasikkoami | 2008-09-28 16:57 | お茶の間鑑賞 | Comments(4)
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公式サイト
2008年 日本
上映時間 130分
監督 滝田洋二郎


今年の春、95歳の祖母が亡くなった。
うちのような田舎でも最近の葬儀は葬祭場で行うことがほとんどで、我が家も当初はそのつもりだったのだが、やはり家から送ってやりたいとの父の希望で急遽自宅葬を行うことになった。急に決まったことなので家の片づけやら、やれ座布団だ、湯飲み茶碗は足りるの?仕出しは?と、てんやわんやとなり、しんみりしている余裕などなかった。

しかしそんな慌しい中で納棺師さん(当時はそのような職業があることも知らなかったので、ただの葬儀屋さんだと思っていた)が静かにそして丁寧に祖母の支度をする様はまるでそこだけ違う時間が流れているようだった。もう何年も化粧などしてなかった祖母だけど(さすがに95だもんね^^;)母の化粧品で死化粧を施されたその顔は若々しく、元気だった頃の祖母を思い出させた。弔問に訪れてくださったご近所の方達にも「ま~おばあちゃん、若がえっちゃって~」と好評?で(95歳の大往生なので周りもサバサバしたもの)きっと祖母も満足したことだろう。
葬儀の最中はその慌しさに自宅葬を選んだ父を恨んだりもしたが、今となっては送られる者と送る者があんなに近くにいられたあの時間はとても貴重なものだったと思える。

あ、でも次はできれば葬祭場にしてください(笑)
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by hasikkoami | 2008-09-22 10:18 | 映画館 | Comments(12)
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公式サイト2007年 ロシア
上映時間 160分
監督 ニキータ・ミハルコフ


シドニー・ルメット監督の『十二人の怒れる男』(1957年アメリカ)を、舞台を現代のロシアに置き換えたリメイク。

プロット自体はほぼルメット版のままだが、そこに現代ロシアが抱える民族問題や社会問題を織り込んでいるので、見終わった後に受ける印象はまるで違う。
ルメット版ラストの心地よい解放感とは逆に、絶望的な現実を突きつけられるかのようなミハルコフ版。
人が人を裁くと言うことーそしてその責任ー法の正義にも勝るものー
沢山のことを考えさせられた。かと言って重苦しいだけの作品ではない。12人の陪審員たちのやり取りは緊張感の中にもユーモアが散りばめられ、劇場全体が大きな笑いに包まれることすらあった。2時間40分は確かに長いが、その分見応えがあると思える作品だった。
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by hasikkoami | 2008-09-11 15:11 | 映画館 | Comments(0)
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安住洋子/著
新潮社 2008年06月

跡継ぎになることを期待されながら父利兵衛に近づけず、反発し、離れていった。あの日から十年、長男の伊佐次はすっかり変わり果てた父とすれ違う。父は万能薬という触れ込みの妙薬をめぐって、大店の暖簾を守ろうとしていたのか、それとも…。

安住洋子さんの作品はどれも哀しくて切なくてあたたかく、そして美しい。
今回はそんな中でも特に哀しさが際立っていた。心の底ではお互いを思いやりながらも最後まで心を通わせることの出来なかった父と子の悔恨の思いが静かに胸に刺さる。

ただ今回一つ残念なことが・・・
それは本の装丁。
前2作の「しずり雪」「夜半の綺羅星」の装丁は時代小説らしからぬ美しいもので、
それが安住洋子さんの美しい文体ととてもよくあっていた。
ところが今回はあまりにも地味・・・確かにこの表紙の画は今作中で最も重要なシーンで、
伊佐次の心の中から一生消えないであろう大事なシーンではあるけれど・・・
内容だけでなく装丁も楽しみにしていただけにちょっとがっかり。
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by hasikkoami | 2008-09-11 14:58 | 図書館 | Comments(0)
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公式サイト
2008年 日本
上映時間 104分
監督 李闘士男


『闇の子供たち』を観に行く予定だったのだが、先日仕事でハデなミスをしてかなり凹んでいたので、こんなヘヴィなの観たら浮び上がってこられないかも・・・と思い、急遽何にも考えなくてよさそうなこっちに変更。




予想通り、くっだらないけど面白かった♪
ホント、松山ケンイチくんは振り幅の広い俳優さんだわ。
それと元々観る気のなかった作品なので(失礼^^;)事前情報を全く入れずに観たので、
ジーン・シモンズが出てきた時はそりゃも~ビックリ!
別にKISSのファンって訳じゃないけど「ジーン・シモンズのロック・スクール」を見てから
何気に好きなシモンズ先生♡
こんな映画(度々失礼^^;)に大真面目に出てくれるシモンズ先生、やっぱかっこいいわ~♡
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by hasikkoami | 2008-09-07 16:39 | 映画館 | Comments(4)
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角田光代/著
中央公論新社 2007年3月

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるのだろうか。理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。角田光代が全力で挑む長篇サスペンス。


作品は不倫相手の子供を誘拐した女の逃亡生活を描く第1章と、誘拐された子供のその後を描く第2章に分かれている。1章では、許されないことだとは分かっていながらも、つい誘拐犯の女に感情移入してしまい、「逃げて!逃げて!」と祈るような気持ちになったのだが、2章では、そんな風に思った自分が許せないほど胸が痛くなる。そしてその胸の痛みに柔らかな光を当ててくれるようなラストシーン。久しぶりにのめり込むようにして読み終えた。
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by hasikkoami | 2008-09-07 16:31 | 図書館 | Comments(0)
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金城一紀/著
集英社 2007年7月


「太陽がいっぱい」「ドラゴン怒りの鉄拳」「恋のためらいフランキーとジョニー もしくはトゥルー・ロマンス」「ペイルライダー」「愛の泉」
と言った5つの映画をモチーフに描く短編集。


それぞれ独立した話だが、全ての話に共通するキーワードが出てくるので連作短編集と言ってもいいかも。そして、友情、正義、ロマンス、復讐、とテーマは違うけれど、どの作品も人と人との繋がりを描いている。

個人的には最後の「愛の泉」が一番好き。
想像通りのベタなオチも尚更微笑ましく、とても爽やかな気分にさせてくれる。
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by hasikkoami | 2008-09-07 16:29 | 図書館 | Comments(2)