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本と映画と時々音楽

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『エコール』(2004年 ベルギー/フランス/イギリス)
『さよなら、僕らの夏』(2004年 アメリカ)
『墨攻』(2006年 中国/日本/香港/韓国)
『犬猫』(2004年 日本)
『悪夢探偵』(2006年 日本)
『ワールド・トレード・センター』(2006年 アメリカ)
『テレビばかり見てると馬鹿になる』(2007年 日本)
『ホリデイ』(2006年 アメリカ)
『愛されるために、ここにいる』(2005年 フランス)
『松ヶ根乱射事件』(2006年 日本)
『ツォツィ』(2005年 南アフリカ/イギリス)
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by hasikkoami | 2008-02-29 23:35 | お茶の間鑑賞 | Comments(0)
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公式サイト2007年 アメリカ/台湾
上映時間 158分
監督 アン・リー


個人的にアン・リー監督は初期の父親三部作以外はどれもイマイチで、正直馬が合わないと思っていたので(仮にもヴェネチア映画祭金獅子賞に対して失礼ではあるが)実はほとんど期待していなかった。しかしこれが思わぬ拾い物!(だからそれが失礼なんだってば・・・^^;)



158分は長すぎるとの評もあるようだが、私は長さを感じなかったし
巨額を投じただけあって映像も素晴らしく、特に上海の街の風景は思わず息を呑むほど。
話題?のセックス描写はその過激さが取り立たされているけれど
二人の内面を描く上で必要不可欠なシーンだと十分納得できるもので
個人的にはトニーの逃げ足の速さの方が余程衝撃的だった(違)
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by hasikkoami | 2008-02-23 20:27 | 映画館 | Comments(4)
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諸田玲子/著
集英社 2007年08月


かつて火盗改方の与力として豪腕をふるった祖父と暮らす結寿が、ムジナ騒動をきっかけに知り合った町方同心の妻木道三郎と麻布狸穴界隈で起きるさまざまな事件を解決していく連作時代小説。


昨年夏に発売されて以来、図書館ではいつも貸し出し中でようやく借りることが出来た。ほのぼのとしていてユーモラスで、尚且つ爽やかな恋愛物。やっぱり諸田さんは上手いな~と思う・・・が何か物足りない。待ち望んだ相手とめぐりあえた喜びで期待が大きすぎたのかも知れないし、所々のエピソードが諸田さんの他の作品のものと酷似していて、一瞬「あれ?この本もう読んだっけ?」と思ってしまったのも物足りなさの要因かも。
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by hasikkoami | 2008-02-23 20:16 | 図書館 | Comments(0)
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アリステア・マクラウド/著 
中野恵津子/訳
新潮社 2004年01月

カナダ東端の厳冬の島で、祖先の声に耳を澄ませながら、
自然と動物と共に生き、時を刻む人々がいる・・・
人生の美しさと哀しみに満ちた、宝石のような8短編。



一体どう言えばいいんだろう

どんな言葉ならこの気持ちを伝えられるだろう

この作品の持つ、厳しさと痛みを伴うがこその本当の美しさの前には

「感動」と言う言葉すら安っぽく感じて

どれほど言葉を並べても陳腐に思えて

今日ほど自分の表現力の無さを悔しく、情けなく思った事はない。
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by hasikkoami | 2008-02-19 23:17 | 図書館 | Comments(0)
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梶尾真治/著
新潮社 2007年12月

他の人には見えないけれど、自分には見える。孤独で寂しかった幼い日、遊び相手だった「あねのねちゃん」。今はそれが想像の産物だと知っているが、当時は唯一の友達だった。ところが失恋を切っ掛けに、OLになった玲香の前に、再び「あねのねちゃん」が現れた。


可愛らしい表紙と内容紹介のイマジナリーコンパニオン(心理学用語・・・実在しない友達。孤独な状況の続く幼児がそれを補填するために作り上げた<想像上の友人>)と言う言葉にまんまと騙された。まさか・・・まさか・・・ホラーだったなんて!イヤ、別にホラーだから悪い訳じゃない。一応ファンタジーらしいけど、そうとでも言わなきゃ収拾がつかないお口あんぐりな展開と、どうしても納得出来ない結末に久しぶりに時間を損した気分になった。
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by hasikkoami | 2008-02-18 23:52 | 図書館 | Comments(0)
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公式サイト
2007年 日本
上映時間 137分
監督 井口奈己

このちょっと過激なタイトルとは裏腹に、非常に淡々とした、しかし私のようなオバサンは「あ~若いっていいな~」とちょっとキュンとしてしまうラブストーリー。濡れ場も全然たいしたことない、と言うかキスしかしてないから(でもその音だけが妙に生々しくてドキドキしたけど・笑)期待して?観に来た人には退屈だったろうな~(実際爆睡してる人大勢いたし・・・^^;)

でもこのなーんにも起こらないところを延々と長回ししちゃうのも井口監督らしさだしね。
それに「犬猫」の時もそうだったけど、井口監督の作品の主人公たちが住んでる家って
ほんといい感じなんだよな~。レトロだけどおしゃれで、とっても居心地良さそう。
猪熊さんやじいちゃんといった脇役さんたちと同じで、実にいい味出してるんだよね。

ところで・・・
劇中、猪熊さんとみるめが食べていた信玄餅。
昔山梨の大学に通っていた友人が帰省の時によく買ってきてくれた。
そうそう、絶対きな粉こぼれるよね~なんて懐かしく思っていたら
映画館の売店で売っていて、思わず買ってしまった。
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猪熊さんのお作法に従っていただきましたが・・・やっぱ絶対きな粉入れすぎだって!(笑)
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by hasikkoami | 2008-02-14 15:55 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2007年 アメリカ
上映時間 157分
監督 リドリー・スコット

賄賂どころかギャングから金品を強奪さえする腐りきった警察の中にあって、どんな買収も通用しない正義の男たち、と言うとまるで『アンタッチャブル』のケビン・コスナーみたいだけれど、ビシッと決まったアンタッチャブルズとは違い、こちらは酒と女にだらしなく、ちょっと見はそこらのジャンキーよりずっとそれっぽい男たちの集まりってところが面白い。そしてこの一見みすぼらしい男たちがこれまたとんでもなくかっこいい♡最後教会から出てくるフランクを待ってるところなんて危うく惚れそうになったくらい(笑)ストーリーはひねりも何もない単純なものだけれど、これは実話ベースだから致し方ないし、2時間37分を長く感じさせなかったのもお見事。それと・・・エンドロールの後にちょっとしたお楽しみ?があるので場内が明るくなるまでは席を立たないことをお薦めします。
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by hasikkoami | 2008-02-08 23:34 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2006年 ドイツ/オーストリア
上映時間 96分
監督 ステファン・ルツォヴィッキー

国家による史上最大の贋札事件と言われる“ベルンハルト作戦”を題材にしていることは事前に知っていたが、実際に強制収容所で贋造に携わった印刷技師アドルフ・ブルガーの著書が原作となっていることをエンドクレジットで知り、少々驚いた。正義の為なら銃殺さえ厭わず贋札作りに抵抗するブルガーと、「今日の銃殺より明日のガス室」を選び贋札を作るサリーの対立と葛藤を、ブルガーではなくサリーの視点から描いているところにとても意味がある。
96分と尺は短いがとても濃密で見応えのある人間ドラマ。
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by hasikkoami | 2008-02-06 22:50 | 映画館 | Comments(2)
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デイヴィッド・ベズモーズギス/著 
小竹由美子/訳
新潮社 2005年03月

モスクワからやってきた従妹との苦い恋の末路を描く表題作ほか、「世界で二番目に強い男」「思い出を偲ぶ場でケダモノのように」などカナダへ移住したロシア系家族の人生のひとこまを描く全七篇。



作者のデイヴィッド・ベズモーズギス自身がカナダへ移住したロシア系ユダヤ人と言うことで自伝的要素も入っているかのような内容。ロシアではユダヤ人として差別され、カナダでも移民として苦労する様子が、決して湿っぽくなく淡々とクールに描かれていて、一層彼らの哀しみが伝わってくる。
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by hasikkoami | 2008-02-05 11:29 | 図書館 | Comments(0)
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イアン・マキューアン/著 
小山太一/訳
新潮社 2007年12月

ある土曜日の朝4時。ふと目が覚めた脳神経外科医ヘンリー・ペロウンは窓の外に、炎を上げながらヒースロー空港へ向かう飛行機を目撃する。テロか?まさか?弁護士の妻、ミュージシャンの息子、詩人となった娘…充足しているかに見えるその生活は、だが一触即発の危機に満ちていた―。

仕事にも私生活にも恵まれている脳神経外科医ヘンリー・ペロウン。彼の2003年2月15日、その1日の出来事を詳細に、彼の心の動きの隅々に到るまで事細かに描写している。美しく優秀な妻とは結婚25年近く経つのに未だラブラブ。良く出来る子供たちにも愛され、自分は優秀な脳神経外科医。一体これ以上何を望む?と言う位恵まれた生活にもかかわらず、彼は常に不安を抱えている。それは現代人の幸福な生活がいつ破れるとも知れない薄い皮一枚に覆われているからに他ならないからなんだろうな。
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by hasikkoami | 2008-02-05 11:27 | 図書館 | Comments(0)

by hasikkoami