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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

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d0098286_038894.jpg2007年 日本
上映時間 112分
監督 寺本幸代
公式サイト

長男の希望は『ナイトミュージアム』
次男の希望は『ドラえもん』
だから必然的に私も『ドラえもん』(涙)

映画館での『ドラえもん』はこれが初体験で
これまでの作品もあまり観たことないんだけど・・・
『ドラえもん』ってこんなに萌えっぽい作品だったの?
今回のヒロイン役の美夜子さんをはじめとする
女性キャラの異様な可愛さって
絶対に子供をターゲットにしてないよね?(爆)

作品としてはなかなか面白かったとは思うけど
(本当は後半何度か気絶してしまったのでよく分からないけど)
この萌えっぽさが何とも気になって・・・これでいいのか?ドラえもん(苦笑)

しかし長男も次男もそれぞれ満足したようなのでよし!春休みだしね♪
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by hasikkoami | 2007-03-31 23:59 | 映画館 | Comments(2)
d0098286_010119.jpg2004年 アメリカ
上映時間 94分
監督 ピーター・ネス
公式サイト


一組の男女が出会って恋に堕ちる

そんなどこにでもあるごく普通のラブストーリー

ただ普通とちょっと違うのは

二人がアスペルガー症候群だと言うこと



アスペルガー症候群とは一般的には知的障害の無い自閉症のことで
知的障害が目立たない分、そのコミュニケーション上の障害や突飛な行動から
ただのわがままとかあぶないヤツと言う誤解や偏見を受け易い。

これまで自閉症の人を主人公にした作品と言うと
その視点は家族を含め主に周りの人々に置かれ
どのようにして彼等を理解し受け入れていくべきか、と言うように
感動的だけれどヘタをすると説教臭くなりがちだった。
しかしこの映画にはそう言う所が無く、視点はあくまでも彼等本人。
彼等が悩んだり苦しんだりしながら
自分自身と相手を認め受け入れていく過程が描かれている。

主人公のドナルドが言うように

アスペルガー症候群だって人と係わりたい ー ただ(コミュニケーションが)ヘタなだけ ー

だから傷つけたり傷つけられたりしながら、それでも人を好きになる。

すこしだけ不器用でちょっとだけ遠回り でも、きっと幸せは見つかる
                                  ー 映画の宣伝コピーより ー

いつか我が家の次男(アスペルガー症候群)にもそんな日が来るといいな
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by hasikkoami | 2007-03-29 00:31 | 映画館 | Comments(13)
d0098286_1232485.jpg安住洋子/著

老舗の紙問屋の跡取りとして生まれながら
継父との不和から家を出て目明しの下っ引きとなった達造。
彼の半生を軸に江戸に生きる市井の人々を描く
心温まる人情時代小説。
他短編の「福良雀」を収録。




筆者のデビュー短編集「しずり雪」の続編とも言える作品で
前作同様、切なく、温かく、しみじみと心に染みる。
「夜半の綺羅星」を読むと「しずり雪」を読み返したくなり
「しずり雪」を読むとまた「夜半の綺羅星」が読みたくなる。
筆者は2004年にデビューしたばかりで
まだこの2冊しか出ていないようだが3冊目が待ち遠しい。
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by hasikkoami | 2007-03-22 12:04 | 図書館 | Comments(0)
d0098286_11464029.jpg安住洋子/著

老中・水野忠邦の改革により贅沢品や娯楽品は禁止になり
江戸の町は火が消えたように寂しくなった。
独立し所帯を持ったばかりの蒔絵職人・孝太も
すっかり仕事がなくなり苦しんでいた。
そんな時、幼なじみの作次からご禁制の仕事が持ち込まれる・・・

表題作の「しずり雪」他3篇を収録


何時の時代も、人は心に悲しみや苦しみを抱き
もがき苦しみながら、それでも一生懸命に生きている。
垂れ込める雲の隙間から一筋の光が射すように
暗闇に小さな蝋燭の灯りが燈るように
どの話にも切ないながら救いや希望があり、温かな余韻が残る。

しずり雪・・・樹々に積もった雪が陽光を受けてしずり(垂り)落ちること

恥ずかしながら初めて聞く言葉だったが、この美しい響きがとてもよく似合う話だった。
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by hasikkoami | 2007-03-22 11:51 | 図書館 | Comments(0)
d0098286_11354480.jpg2006年 ドイツ/フランス/スペイン
上映時間 147分
監督 トム・ティクヴァ
公式サイト

18世紀 パリは活気と悪臭に満ちていた

18世紀のパリは想像を絶するほど汚くて臭かった
と言うのは有名な話。
人々は窓から汚物を撒き散らし
通りのいたるところに糞尿が・・・と言うのだから
その臭いたるや・・・想像したくない{{{{( ̄△ ̄;)}}}}


映画はそんな肥溜めのような花の都パリの雰囲気がプンプンで
冒頭の群集の異様な盛り上がりと魚市場の光景はかなり衝撃的。
しかし終盤にはそれを更に上回る衝撃が待っている。
思わず唖然とするあの広場のシーンだけでも見る価値ありかも(笑)
パリの町並みや人々の衣装、小物に至るまで非常に丁寧に描かれ
音楽も素晴らしい(さすがはベルリンフィル)
ただ  世界が平伏す究極の香水 
と言われても嗅ぎたいような嗅ぎたくないような・・・
だってその材料は、うら若き乙女たちのものとは言え、結局は体臭^^;
それも当時の人々は風呂に入る習慣も無かったわけだし・・・
それが更に更に濃縮された究極のフェロモン・・・
やっぱ遠慮しとこう・・・(苦笑)
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by hasikkoami | 2007-03-21 11:39 | 映画館 | Comments(0)
まもなく公開予定の映画『アルゼンチンババア』 
よしもとばななの原作も未読だし(実はよしもとばななは一冊も読んだことがない^^;)
さして心惹かれる映画と言う訳でもないのだが
タテタカコが歌う主題歌「ワスレナグサ」が気になる。
昔フォルクローレに嵌っていたことがあるのでこの「花祭り」のメロディはとても懐かしい。
日本でフォルクローレと言うとこういうペルー調の哀愁を帯びたイメージが強いけど
私は情熱的なボリビア調の方が好き。
この「ワスレナグサ」も雰囲気があって素敵だけど
やっぱり「花祭り」は陽気なおじさんたちの
「さあ!カーニバルだよ!チョリータ!」って感じがいいんだよね~と
久々にCDラックを漁って見るがフォルクローレの「フォ」の字もない・・・
あれ?そんなはずは・・・と思ってよくよく考えてみれば
私が持っていたのは全てレコードだった(爆)
結婚する時実家に置いてきたままだし、第一もはやプレイヤーはない。
しかしそうなると尚更聴きたくなるもので
このところあちこちのフォルクローレサイトを覗いては思い出に浸っている(笑)
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by hasikkoami | 2007-03-14 10:21 | 音楽 | Comments(2)
d0098286_2328473.jpg
2006年 ドイツ
上映時間 138分
監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
公式サイト








津波のような映画だった

寄せては返す小さな波が
やがて音もなく引いて行き
いつの間にか大きな波となって
私をさらって行った


どんな時もほとんど変わることの無いヴィースラーの表情のように
映画自体も静かに淡々と、しかし緊張感は途切れることなく続いていく。
それまで国家に忠実に仕え出世を目前にしたヴィースラーが
自らの危険を冒してまでも反体制主義と疑われる劇作家とその恋人を
守ろうとするに到る過程はもっとドラマチックに描くことも出来ただろう。
しかし彼は意外なほどあっさりと映画の原題でもある
「Das Leben der Anderen(あちら側の人々)」に心を寄せて行く。
私にはそれがかえって彼の心の内にある哀しみや孤独を感じさせた。
たとえ大きな出来事などなくても、ほんの些細なきっかけで
人は自らの心の声に気付くことがあるのだと思う。
心の声に気付き、従ったからこそのあのラストシーンに
私の心はすっかりさらわれてしまった。
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by hasikkoami | 2007-03-11 23:34 | 映画館 | Comments(2)
d0098286_13413022.jpg北村 薫 / 著


作家兼探偵であるエラリー・クイーンが1977年に来日した際
遭遇した幼児連続殺害事件について記した未発表原稿を
北村薫が翻訳!・・・と言う設定(笑)のパスティーシュ。





小学校の図書室の子供向けに編集された明智小五郎、ホームズ、ルパンを卒業し、クリスティー、カー、ヴァン・ダインと言ったいわゆる本格推理小説を手当たり次第に読んでいた中学時代。
中でもエラリー・クイーンはミステリ好きの友人と先を争って読んだものだった。
どちらが先に国名シリーズを制覇するか!なんて競争してたっけ・・・
そうやって急いで読んだものだから、今となっては内容なんてほとんど覚えてないんだけど(^^;)
冒頭のクイーン親子のやりとりに
そうそう、この嫌味なくらい論理的でまどろっこしい話し方がクイーンだわ~とか
そういえばやたら注釈やら引用が多かったのよね~なんて思い出したりして・・・
それだけでも充分楽しめる(笑)
肝心の幼児連続殺害事件の顛末は正直全然納得出来ないけど
自他共に認めるクイーンマニアの北村薫によるクイーン論
として楽しむべき作品だとすれば致し方ないかも・・・
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by hasikkoami | 2007-03-08 13:51 | 図書館 | Comments(0)
d0098286_10122410.jpg北村 薫 / 著

90年代に雑誌掲載された短編8つに
2004~2005年に発表された「新釈おとぎばなし」を加えた短編集

発表された年も掲載された雑誌も違う9つのお話。
共通するところと言えば、平凡な日常の中に潜む謎や恐怖を描いてるってことだけど、これは北村薫のお約束だし(笑)
強いてあげれば奇妙な味のお話を集めました、って感じかな。


それぞれのお話はサイコホラーあり、ブラックあり、ほのぼの系あり
とタイプは異なるけれど、どこを取ってもやはり北村薫なので(笑)
ファンには美味しい本だろう。
しかし「新釈おとぎばなし」以外は発表されてからすでに10年以上が経っている為
(最も古い作品は17年前)どことなく寄せ集め感があり私としてはイマイチだった。
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by hasikkoami | 2007-03-07 10:15 | 図書館 | Comments(0)
d0098286_21385673.jpg2006年 アメリカ
上映時間 130分
監督 ビル・コンドン
公式サイト

もう、はじめのオーディションのシーンからノリノリで
とにかく2時間10分があっという間!
観客も少なく最後列で人目がなかったことをいいことに
ずっとリズムをとってる怪しいオバサンと化してしまった
(それでも手拍子は必死で抑えた・笑)
それに、モータウンサウンドにどっぷり浸れるだけで満足
お話なんて二の次よ。どうせありきたりのサクセスストーリーだろうし・・・なんて思っていたけど大間違い!
決して綺麗事じゃないショービジネスの影や人間模様も丁寧に描かれていてドラマとしてもなかなかのもの。
(オスカーとった某リメイク作よりむしろよかったと思う)
でもこれミュージカルだったのね・・・(爆)
元ネタがブロードウェイミュージカルなのを知っていながら
なぜかこの作品はミュージカルだと思ってなくて(オイオイ・・・^^;)
ジェニファー・ハドソンが台詞を歌い出した時に初めて
「そうだ!ミュージカルだったんだ!」と気がついた(爆)
ただ作品のほとんどを歌やステージのシーンで占めてはいるものの
台詞を音楽にのせて表現するシーンはミュージカル映画としては少なく
かえってその部分だけ浮いているように感じてしまった。
この映画の場合、いっそのこと無理に台詞を音楽にのせなくても良かったんじゃないかな~
なんて思ったりして・・・(それじゃミュージカルにならないって!^^;)
しかしエンターテイメントとして素晴らしい作品だったことには違いなく
場内が明るくなる最後の最後まで存分に楽しませてもらった。
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by hasikkoami | 2007-03-04 21:42 | 映画館 | Comments(6)

by hasikkoami