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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

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d0098286_23155256.jpg2007年 日本
上映時間 143分
監督 周防正行

周防監督はだてに11年も遊んでたわけじゃなかった(笑)
これまでの作品の様に後味の良いコメディではないけれど重いテーマを丁寧に描きながらも
きちんとエンターテイメント作品になっている
そして色々な意味で”目から鱗”の作品だった
恥ずかしながら今まで私は
”限りなく黒に近い灰色”は”黒”にすべきだと思っていた
むしろそれを”白”とすることこそ
事なかれ主義の怠慢だとさえ思っていた
「疑わしきは罰せず」どころか
「疑わしきは(とりあえず)罰しておけ」だ

「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」

この言葉を心に刻まなくてはいけないのは私だ

それにしても世の男性たちは満員電車に乗ったら最後
たとえ服が扉に挟まろうが、靴が片方脱げようが、財布を掏られようが
とにかく何があろうとじっとしていなくてはならない・・・らしい(^^;)
ああ、夫が電車通勤じゃなくて本当によかった・・・
もし夫が痴漢容疑で捕まったとしても、私はきっと刑事以上に疑ってかかるだろうから(笑)
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by hasikkoami | 2007-01-27 23:27 | 映画館 | Comments(10)
d0098286_073054.jpgジョー・R.ランズデール/著 
北野寿美枝/訳

何か一冊気に入るとその著者の作品を飽きるまで手に取る
だから読む本の幅が一向に広がらないのよねぇ・・・

舞台は1930年代、テキサス東部の小さな町
人種差別や女性蔑視の中
陰謀に立ち向かう新米女性治安官の物語


美人でセクシーでタフな主人公が魅力的
彼女の自分に正直な生き方には憧れる
でも彼女に降りかかる様々な危機って結局のところ
全て彼女の男を見る目の無さが招いたような気がしないでもない・・・(^^;)
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by hasikkoami | 2007-01-26 23:43 | 図書館 | Comments(0)
d0098286_064594.jpgジョー・R.ランズデール/著 
七搦理美子/訳

「ボトムズ」「ダークライン」でマイブームのランズデール
しかし今回は前2作とは少し雰囲気が違った
冒頭の34ページはそれだけで
2時間のサスペンスドラマになる位スピーディーだが
その後は全く別の小説のように静かに進んでいく
ただ、下ネタや下品な表現が多いのが気になって
正直これは失敗したかな~と思いつつもなぜかやめられない

過激な描写や下品な表現の裏側に人間の本質が垣間見える
読んでいて決して楽しいとか心地良い訳ではないのに引き込まれる
何となくキムギドクと通じるものを感じる・・・と言うのはちょっと褒めすぎかな(^^;)
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by hasikkoami | 2007-01-23 12:03 | 図書館 | Comments(0)
d0098286_13243310.jpg2005年 ドイツ
監督 ビャンバスレン・ダバー


厳しいけれど溢れる愛情で家族を包むお父さん
優しく大らかに子供たちを育てながら家を守るお母さん
幼くてもしっかりと自分の役割を果たす
愛らしい子供たち
青い空、白い雲、風に揺れる緑の草原
夕日に染まる人影
夕闇に浮び上がるゲルの灯
ひしゃくから流れるミルク越しに見える子供たち
大人たちは口数は少なくとも心が通じ合い
輪廻転生や自然、人生についての教えを
易しく子供たちに諭していく


そうやって無駄口は叩かないが、本当に大切なことを代々語り継いできたのだろう
そして忘れてはならないのが犬のツォーホル
ラスト、お父さんの後をついていく絶妙の間合いと後ろ姿に
「パルムドール」ならぬ「パルムドッグ賞」受賞も納得(笑)
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by hasikkoami | 2007-01-22 13:36 | お茶の間鑑賞 | Comments(2)
『イノセント・ボイス』を観てからずっと、頭の中を回ってる曲

どこかの国で戦さが起きたとTVのNEWSが言う
子供が実写フィルムを見て歓声をあげてる
皆他人事みたいな顔で人が死ぬ場面を見てる
怖いねと振り返れば番組はもう笑いに変わってた
わかってるそんな事は たぶん
ちいさな出来事 それより
僕等はむしろこの狭い部屋の平和で手一杯だもの
I'm all right I'm all right
そうともそれだけで十分に僕等は忙し過ぎる
                    
                        ~ さだまさし 「前夜(桃花鳥)」 より ~


さだまさしに見透かされた気分
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by hasikkoami | 2007-01-19 22:15 | 音楽 | Comments(0)
d0098286_8571148.jpg2004年 メキシコ
監督 ルイス・マンドーキ


悲しいとか切ないなんて言葉じゃ追いつかない

苦しくて・・・苦しくて・・・息が詰まる

画面を直視出来なくて・・・思わず目を閉じる

そうやって私はまた目を逸らし逃げるのだ

今日も世界のどこかで多くの子供たちが

戦場に引きずり出されていると言う現実から・・・
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by hasikkoami | 2007-01-18 09:00 | お茶の間鑑賞 | Comments(0)
d0098286_053564.jpgジュンパ・ラヒリ/著
小川高義/訳

ピューリツァー賞
O・ヘンリー賞
PEN/ヘミングウェイ賞 他を独占した
インド系作家ジュンパ・ラヒリのデビュー短編集。
停電の夜
一組の若い夫婦
蝋燭の灯りにすれ違った心が浮び上がる

年末wowowで観た映画「大停電の夜に」とほとんど同じ設定だがラストは正反対。
淡々とした語り口が蝋燭の灯りの様に、静かに二人の哀しみを映し出す。

最も長くても36ページの9つの物語。
しかしその短い中に、寂しさ、悲しみ、切なさ、温もりがある。
声高には叫ばない国籍、人種、異文化の問題がある。
一編読む毎に本を閉じて余韻を噛み締めたくなる。
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by hasikkoami | 2007-01-15 13:03 | 図書館 | Comments(2)
d0098286_0212463.jpg2005年 日本
監督 柳町光男


「正常」なのか「異常」なのか・・・

「現実」なのか「虚構」なのか・・・

久しぶりに心底怖いと思ったラスト。

なんと言っても中泉英雄が最高だった。
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by hasikkoami | 2007-01-13 00:22 | お茶の間鑑賞 | Comments(2)
d0098286_044383.jpg次男が宿題で毎夜音読する新美南吉の「手袋を買いに」
新美南吉の童話は素朴だけどとても温もりがある。
この作品もこぎつねの無邪気さが実に可愛らしく
母と子の情愛や日本語表現の美しさも感じられる。
黒井健の美しい挿絵の絵本も大のお気に入り。
しかしどうしても一つだけ納得出来ないことがある。
はたしてあれほど細やかな愛情を注ぐ母さんぎつねが
自分の足がすくんでしまうほど恐れている人間のところへ
可愛い坊やを一人で行かせるだろうか?


餌を獲ったり敵と戦う、と言う生きていく上でどうしても必要なことを
坊やに教える為ならいざ知らず
”手袋を買う”それだけの為に
「掴まえて檻の中へ入れちゃうんだよ、人間ってほんとに恐いものなんだよ」
な人間のところへ・・・
しもやけと命、どっちが大事なんだ!?絶対納得出来ない。

でも子供の頃読んだ時はこんなこと考えなかったような気がする。
やはり私も親になったんだな・・・
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by hasikkoami | 2007-01-12 11:41 | 図書館 | Comments(8)
d0098286_0492380.jpg
2006年 アメリカ
上映時間141分
監督 クリント・イーストウッド

硫黄島のこと何一つ知らなかった。
平和の上に胡坐を掻いて知ろうともしなかった。
この平和は彼等の犠牲の上に成り立っていることを
アメリカ映画に教えられた。
『父親たちの星条旗』を観ておかなかったことを
今更ながら激しく後悔・・・
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by hasikkoami | 2007-01-11 00:50 | 映画館 | Comments(0)

by hasikkoami