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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

カテゴリ:映画館( 657 )

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公式サイト
2016年 日本/フランス/ベルギー
上映時間 81分
監督 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット


どこから来たのか

どこへ行くのか いのちは?





このところジブリ作品(というより日本アニメ)とは相性が良くないので
ジブリ最新作と銘打たれた本作はスルーしようと思っていたのだが
偶然予告編を観てびっくり!

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全くジブリっぽくないどころか
日本(アニメ)ぽくすらないではないか!

おまけに監督は『岸辺のふたり』の
マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットと知り
俄然観たくなった。

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孤独  出会い  誕生  成長  旅立ち  別れ

喜怒哀楽  自然の脅威

余計なものを削ぎ落としたシンプルな画と音楽

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言葉がないからこそ伝わる
普遍的な命の物語

★★★★☆

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by hasikkoami | 2016-09-27 07:56 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2016年 日本
上映時間 119分
監督 本木克英


金なし!人なし!
時間なし!
おまけに帰る
城もなし!?





タイトルの「リターンズ」って
"帰ってきた"じゃなくて"帰り道"だったのね(笑)

スケールは格段にアップし
新しいキャラクターも皆それぞれに味があり
笑いどころもたっぷり!・・・ではあったのだけれど

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前作は参勤交代の道中で降りかかる数々のピンチを
奇想天外なアイデアで切り抜けるところが面白かったのに
今回は国元に帰ってからの話がメインで
肝心の参勤交代がいともあっさり済んでしまったのが何とも残念。

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ただ前作ではあまりにショボ過ぎて
私の最大の不満材材料だった御庭番集団は
今回は何とか許せるレベルだったし
時代劇ではいつだって悪者扱いの尾張藩が
今回は単なる悪役にはなっていなかったのが
愛知県民としては嬉しかった(笑)

★★★

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by hasikkoami | 2016-09-26 07:46 | 映画館 | Comments(0)
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公式サイト
2015年 イギリス/アメリカ
上映時間 128分
監督 アシフ・カパディア


わたしは、

ただ歌いたいだけ。





初めて" Stronger Than Me"を聴き、その歌声の持ち主が
まだ10代の少女だと知った時の衝撃は凄かった。



対して

彼女が27歳の若さでこの世を去ったと聞いた時は
驚くと同時に、心のどこかでそれを予感していた様な気もした。

「Rehab」の大ヒットで度々メディアを賑わせる彼女は
すっかりお騒がせセレブになっていて
ガリガリに痩せ、虚ろな目をしたその姿には
いつかこんな日が来るかもしれない...と思わせるものがあった。

しかし映画の中の彼女は
「私の音楽は一般受けしないから、有名にはなれないわ」と言う
ただ歌うことが大好きな女の子で
そんな彼女が寄生虫の様な男たちやマスコミに蝕まれていく様は
その末路を知っているからこそ、尚更哀しい。

最後のレコーディングとなったのは
"憧れの人"トニー・ベネットとのデュエット



"18歳なのに65歳の熟練のジャズ歌手みたいだ"と言われた彼女が
本当に65歳になった時の歌声を聴いてみたかった。

★★★★

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by hasikkoami | 2016-09-24 20:02 | 映画館 | Comments(2)
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公式サイト
2016年 アメリカ
上映時間 129分
監督 ジョン・M・チュウ


ド派手なイリュージョンで、

巨大な悪を暴く。





う~ん...
前作同様、決してつまらなくはないのだけれど
マジックの魅力は華やかさの裏に隠された緻密な計算だと思っているので
またもや肝心な部分が大雑把で力技だったのはいただけない。
"豪華な面子による煌びやかなショー"だからと
前作では大目にみたけれど(偉そう)、流石に2度続けては飽きるわ。

とは言え

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普段はオーラゼロのジェシー・アイゼンバーグくんが

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めちゃくちゃかっこよく見える貴重な作品として
それだけでも観る価値ありだけどね。

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それにジェイ・チョウのシーンも結構お気に入り。
決してファンと言うわけではではないけれど
ハリウッド映画に出てるアジア人俳優をみると
無性に応援したくなるのよね。

★★☆

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by hasikkoami | 2016-09-23 08:11 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2014年 アイルランド
上映時間 100分
監督 ヴィヴィアンヌ・ドゥ・クルシ


わたしの庭が、

世界を変える





100年以上の歴史を誇るイギリスのガーデニング世界大会
「チェルシー・フラワーショー」に挑む女性の奮闘を描く
実話に基づくサクセスストーリー

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雑草とサンザシの木だけの庭で世界最高峰のフラワーショーに挑み
ショーの歴史を変えた女性の物語
と言うことで興味深々での鑑賞だったのだけれど

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フラワーショーよりむしろアフリカの植林事業に関するシーンがメインで
(それはそれで感動的だったけれど)
肝心の庭造りの方は一向に始まらず、ようやく始まって、さあ、いよいよか!?
と思ったのに、あっけなく優勝して終了...で正直拍子抜け。

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でもよくよく考えてみれば
原題は『 Dare to be wild 』(敢えて自然のままに)だから
フラワーショーがメインだと思わせる
邦題と予告にまんまと騙されたってことか。
(本国版のポスター、全然"フラワーショー"じゃないもんね^^;)

★★★

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by hasikkoami | 2016-09-22 07:40 | 映画館 | Comments(2)
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公式サイト
2015年 ドイツ
上映時間 116分
監督 ダーヴィト・ヴネント


21世紀の諸君、

お待たせしました。






現代にタイムスリップしたヒトラーが
モノマネ芸人として大ブレイクするブラックコメディ

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面白い!

でも

怖すぎる!!


ドイツではヒトラーネタはタブーだと思っていたのにここまでやる!?

それに、舞台は現代のドイツだけれど
驚くほど今の日本の
いや、日本だけでなく世界中の現状にハマり過ぎている。

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"私が民衆を扇動したのではない。

民衆が明確な計画を提示した

私を選んだのだ。"



ヒトラーは、私たちの心に潜む "魔"
いつまた蘇っても、決して不思議ではない。

★★★★

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by hasikkoami | 2016-09-21 07:48 | 映画館 | Comments(2)
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公式サイト
2016年 アメリカ
上映時間 110分
監督 デヴィッド・イェーツ


その男、英国貴族。

またの名を、ターザン。





私がターザン映画で真っ先に思い出すのは
ヒュー・ハドソン監督の『グレイストーク』だ。

独特の叫び声をあげ、木から木へと飛び移る密林の王者ではなく
文明社会の中で戸惑い、悩み、
やがて自然の中へと帰って行くジョン・クレイトンこそが
私にとってのターザンだった。

だからアクションアドベンチャー風予告の本作には
あまり惹かれるものがなく、スルー予定だったのだが
帰省中の長男が『シン・ゴジラ』を観たいと言うので
ならお母さんは隣でターザン観るわ~と相成った。
(一緒に『シン・ゴジラ』を観ると言う選択肢は端からない)

結局、心配していたほどアクションアドベンチャー色は強くなく、
それを期待して観に行ったであろう観客(ほとんどがそうだと思うが)
には何とも肩透かしだったのでは?と思うが
私にとっては『グレイストーク』のイメージを崩さずに済んだ。
それに『グレイストーク』の切ない(でも美しい)ラストとは違うこちらのラストも
これはこれでいいかもなぁと思えた。

何より

ジェーン役のマーゴット・ロビーが良かった!

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イギリスでの貴婦人然とした姿も美しいが

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ジャングルで見せる大らかさと、何者にも屈しない気高さと強さに
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正直言って、男は皆ジェーンの引き立て役にしか見えず←言い過ぎ

"THE LEGEND OF TARZAN" 

ではなく

"THE LEGEND OF JANE"

だった。

★★★

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by hasikkoami | 2016-09-19 15:23 | 映画館 | Comments(2)

毎年夏の終わりは開店休業状態の当ブログ
今年も8月の劇場鑑賞分(と言ってもたった3本だけど)の
感想にも手を付けないまま、9月もはや後半
いい加減何とかしないと、このままブログ自体自然消滅ってことになりそう。。。
ってことで、いつも以上にさらっといきます。
(鑑賞後時間が経ち過ぎて、すでに記憶もあやふやだし^^;)


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公式サイト
2015年 アイルランド/イギリス/カナダ
上映時間 112分
監督 ジョン・クローリー


愛が見えない街で、

私は未来を探していた。






1950年代のアイルランドから
ニューヨーク・ブルックリンへやってきた
一人の少女の成長物語

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内気な少女が迷いながらも自らの手で人生を切り開き
自分の本当の居場所を見つけて行く姿に共感したりハラハラしたり。
そして彼女が選んだその道に心からのエールをおくりたくなる。
そんな作品だった。

★★★★


ところで

予告編で使われていたガブリエル・アプトンの"Home" が
まるでこの曲からインスパイアされて
映画が出来たのではないかと思うほどピッタリ!



シンクロ度では
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の 「 Paradise 」といい勝負だと思う

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by hasikkoami | 2016-09-19 14:19 | 映画館 | Comments(6)
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公式サイト
2015年 オランダ
上映時間 105分
監督 マイク・ファン・ディム



今すぐ「生き・逝き」たい!?






予告編未見、ポスターはちらっと見かけた程度
内容はおろか、タイトルすらもうろ覚えで
窓口で「え~と、ブリュッセルの素敵な理髪店...でしたっけ?」と赤っ恥をかき
(何故かブリュッセルの床屋さんを舞台にしたほのぼのストーリーだと思っていた)
我ながらこの状態でよく観ようと思ったよなぁ...と呆れてしまったけれど

これが 大当たり!!

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感情を無くし、人生に喜びを見出すことが出来ず
自殺を決意した若き大富豪が、死出の旅を扱う謎の旅行代理店へ
"サプライズな死"を申し込んだことで巻き起こる騒動を描くダークコメディ

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オランダ貴族の主人公が暮らすお城の
豪華な調度品や手入れの行き届いた広いお庭にうっとり...(*´∀`*)

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車オンチの私にはよくわからないが
どうやら凄いらしい車のコレクションもあるし

ヨーロッパの雄大な自然と美しい街並み
モーツァルト、ヴィヴァルディ、バッハらの名曲の数々
個性的で味のある登場人物たち
ロマンス、サスペンス、銃撃戦にカーチェイスと
少々詰め込み過ぎなほど見所満載

安楽死が認められている北欧ならではの作品とも言えるけれど
まさしく公式サイトの謳い文句
エキセントリックだけどチャーミングでサプライズ満載!
切れ味抜群、クオリティ保証の良質なコメディ
に偽りなしの作品だった

★★★★

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by hasikkoami | 2016-08-03 08:05 | 映画館 | Comments(4)
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公式サイト
2014年 日本/フランス
上映時間 100分
監督 柴田昌平


フランス料理の主人公はシェフ。
しかし和食は・・・
日本列島そのものが料理人だ





さて、日本酒の次は 「 だし しょうゆ 」

1000年の時をかけて築き上げられてきた独自の食文化を通し
日本人と自然との関係を見つめた日仏合作によるドキュメンタリー

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仏教の肉食禁止令を受け、肉に代わる"うまみ"として
自然の中から見つけ出した「だし」にまつわる
第1章「だし 大自然のエッセンス」と

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調味料の"うまみ"のもととなる麹カビの一種
「アスペルギルス・オリゼ」にまつわる
第2章「しょうゆ ミクロの世界との対話」の2部構成

長い時の中で培われてきた日本人の食に対する知恵と創意工夫を
息を呑むほど美しい映像で描いたこのドキュメンタリーが
ヨーロッパで反響を呼んだと言うのはとてもよくわかる
食に対するこの繊細さは、アメリカ人にはおそらく理解出来まい←偏見

自然の恵みと人知と手間が凝縮された黄金色の"だし"
"オリゼ"の神秘的な美しさと、赤々と煌く"醤油"

つくづく和食って奥深い



★★★☆

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by hasikkoami | 2016-08-02 07:50 | 映画館 | Comments(4)