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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「何もかも憂鬱な夜に」

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中村文則/著
集英社 2009年03月
なぜ控訴しない?—施設で育った過去を持つ「僕」は、刑務官として、夫婦を刺殺した二十歳の未決死刑囚・山井を担当していた。一週間後に迫った控訴期限を前にしても、山井はまだ語られていない何かを隠している—。


「刑務官」と「死刑囚」と言うと映画『休暇』を思い出す。
死刑制度はもちろん、「生きる」ということについても考えさせられる作品だった。

そしてこの作品では様々な立場からの「死刑制度」を考えることになった。
被害者遺族、犯罪者、そして刑を執行する側・・・それぞれにとっての「死刑制度」。
最後の山井の手紙を読めば読むほどどうしていいのか分からなくなる。
そこに微かな希望を見出せるだけに尚更辛い・・・
しかし先月読んだ「死刑基準」より遥かに心を揺さぶられた。
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by hasikkoami | 2009-06-13 11:02 | 図書館 | Comments(0)
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