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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

映画@お茶の間鑑賞   <5月>

今月は12本。重い作品が多くて少々疲れた。




『ミスト』 2007年/アメリカ 【監督】 フランク・ダラボン
突如町を包み込んだ濃い霧とその中に蠢く謎の生物に襲われる人々を描くパニックホラー。
パニックホラーの常識を覆すような、ラストの無力感があまりに衝撃的。

『ミスター・ロンリー』 2007年/イギリス/フランス 【監督】ハーモニー・コリン
有名人のそっくりさんとして私生活でも他人を演じ続ける人々が共同生活を送る古城を舞台に
繊細で不器用な男女が織り成す切ない人間模様。
映画の本筋とは関係ないけれど、やっぱりカラックス監督はかっこいい。
相変わらずタバコは吸いすぎだけど(笑)

『神の羊』 2008年/アルセンチン/フランス/チリ 【監督】ルシア・セドロン
2002年、経済恐慌中のアルゼンチンで獣医師が誘拐されたことで、家族の辛い過去が蘇る。
父親を許せない娘も、そうせざるをえなかった父親も、どちらの気持ちも分かるから切ない。
それにしても、誘拐がいかに日常的に行われているか、ということには驚く。
警察に届けると言う選択は初めからないんだね^^;

『彼女を見ればわかること 』 1999年/アメリカ 【監督】 ロドリゴ・ガルシア
L.A.郊外に住む悩みを抱えた女性たちの日常を5話構成で描くオムニバス風ドラマ。
どうして今まで見なかったんだろう、と後悔するほど良かった。

『ウール100%』 2005年/日本 【監督】 富永まい
毎日ゴミ捨て場を回っては気に入った廃品を持ち帰る老姉妹と
ある日突然現われた毛糸を編み続ける謎の少女の交流を描くファンタジー。
内容は正直イマイチだけど、映像はポップで可愛らしく、なかなか見応えがある。
岸田今日子さんの遺作。

『雲が出るまで』 2004年/トルコ【監督】 イェシム・ウスタオウル
劇的な政治変動期にある1975年のトルコを舞台に、
ギリシャ人であることを隠して生きてきた老婦人と8歳の児童との不思議な友情と、
忘れかけられた歴史の中の人々の痛みを描く。
トルコ映画ってユルマズ・ギュネイ位しか観たことないのでイメージは重い・・・
でやっぱりこれも重かった。民族問題の根の深さを思い知らされる。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 2007年/アメリカ 【監督】 ポール・トーマス・アンダーソン
石油採掘によってアメリカン・ドリームをかなえた男の利権争いと
血塗られた歴史を描いた社会派ドラマ。
見応え十分ではあるけれど、ここまで重くて救いのないドラマって久しぶりに見た気がする。

『息子の部屋』 2001年/イタリア 【監督】 ナンニ・モレッティ
ある日突然事故により息子を失った一家の再生の物語。
淡々としてるけどいい映画だった。特にラストシーンがいい。

『ペルセポリス』 2007年/フランス 【監督】 マルジャン・サトラピ
イラン革命に始まるイランの激動の現代史を、一人の少女の成長物語に重ねて描く長編アニメ。
単純な線で描かれているのにとても味わい深くて美しい。
主人公の祖母が孫に言い聞かせる言葉も印象的。

『愛より強い旅』 2004年/フランス 【監督】 トニ-・ガトリフ
フランスから、まだ見たことのない故郷アルジェリアへと旅をする若者を描くロードムービー。
いかにも今時の若者らしいルーズで行き当たりばったりな感じが私には合わなかった。
でも音楽とラストはよかった。

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』 2008年/日本 【監督】 若松孝二
若者たちが何に突き動かされ、どのような葛藤を経て“あさま山荘”へと至ったかを、
視点を内部に置き徹底検証していく実録ドラマ。
3時間10分全く飽きなかった。でもあまりに濃すぎて少々疲れる。

『シークレット・サンシャイン』 2007年/韓国 【監督】 イ・チャンドン
息子を誘拐され殺害されたシングルマザーの崩壊と再生。
いい作品だとは思うけれど、宗教が絡んだ作品ってやっぱり苦手。
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by hasikkoami | 2009-05-31 21:14 | お茶の間鑑賞 | Comments(6)
Commented by sala at 2009-06-01 09:38 x
あみさん、おはようございます!お茶の間鑑賞っていいタイトルですね!
最近、なかなかテレビで映画を見ないもんだから~いいのたくさん放送してるのにね。チェックだけして見忘れます~。
あみさんらしい映画のセレクトですね!
最後の作品・・唯一見た映画(笑)
私も宗教的作品と戦争映画は、どうもダメです。
女として母として胸の痛い映画でした。
Commented by 一般市民 at 2009-06-06 01:08 x
あみさん、こんばんは^^
私はですね、最近みたものだと韓国映画『卑劣な街』がよかったですわ。ノアール作品の面白さを堪能させてもらいました♪
それと、とある方のおかげでシニャンさんの『約束』を借りてみたんですが、出演作の中でも一番かっこよくて色気のある役どころのようで、興奮しました(大爆)

公開ものだと特に邦画の『重力ピエロ』と『ハゲタカ』が気になっているんですよね~。ハゲタカはドラマの持ち味が映画でも健在していると思うんですが、重力ピエロは原作読んでいるので、期待とちょっとの不安があるかな~。(去年原作読んでみたものはちょっと物足りなさが多かったから・・)

ちなみに、近日中に『わるいやつら』をみることになると思います。
これ、連ドラの戸谷先生と比較したいがために見ることにしました(笑)
Commented by hasikkoami at 2009-06-08 19:37
★salaさん、
お返事が大変遅くなり申し訳ありませんm(_ _ )m
>お茶の間鑑賞
最近は専らwowowなものですからDVD鑑賞と言うタイトルがつけられないんですよ^^;
それにwowowの元を取らないといけないのでせっせとお茶の間鑑賞ですわ(笑)

>あみさんらしい映画のセレクトですね!
そうですね~ラブコメ1本もないですもんね(笑)

>最後の作品
私は戦争ものは大丈夫ですけど宗教絡みは作品の出来以前にほんと苦手です^^;
Commented by hasikkoami at 2009-06-08 19:39
★一般市民さん、
『卑劣な街』は私も見ましたよ。仰るとおりノワールものとしてはなかなかよかったですよね。
『約束』パクシニャンは確かにかっこいいですよね。でも私は断然チョンジニョンですけど(笑)
『ハゲタカ』はドラマを見てないのでスルーの予定ですが『重力ピエロ』は観ました。一般市民さんは原作に物足りなさを覚えたのですね。私は原作は未読ですがちょっともやもやとしたものが残りました。
『わるいやつら』は昔映画版を見た記憶はありますよ。ほとんど覚えてませんけど^^;
Commented by 一般市民 at 2009-06-08 23:18 x
すいません、ちょっと言葉足らずのコメントしてしまいました^^;
『重力ピエロ』の原作は評判があるだけによかったです♪
むしろ、(まだ映画はみてませんが)映画より終わり方はいいかも??
去年、原作を先に読んだ映画作品はほとんど、「原作のほうがイイ」印象が多かった分、映画だと物足りなさを感じてしまったんですよね。。だから、最近はあんまり原作があるのは期待しなくなっている傾向があるかも。
もしくは、私は読まないで映画をみたほうがいいかもしれないです。
(ちなみに『ハゲタカ』はドラマをみて、そのイメージがしっかり根付いてしまったので、原作を読みたい気が逆にしないんですよ)

やっぱり、あみさんは『約束』だとチョンジニョンさんですよね~(笑)私はどちらかというと『王の男』のほうが好きだったりする変わり者です(大爆)
ちなみに『わるいやつら』の感想は「無難」の一言でした(笑)
Commented by hasikkoami at 2009-06-09 10:34
★一般市民さん、
いえ、こちらこそ読み違えていたようで申し訳ありません^^;
『重力ピエロ』は伊坂作品の中でも評価の高い作品のようですね。今度読んでみようと思っています。

原作→映画の順番だとどうしても物足りなさが残りますよね。
私もこれまで観た作品で原作を越えてると思うものはほとんどありません。だから原作を読んでない映画を観る予定がある場合はなるべく原作を読まないようにしています。

『約束」のチョンジニョンは私の大好きなボスの右腕タイプだったので尚更です(笑)

>『わるいやつら』の感想は「無難」の一言でした
なるほど~!だから私の記憶も曖昧なのかしら?(笑)
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