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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「ぼくと1ルピーの神様」

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ヴィカス・スワラップ/著 子安亜弥/訳
ランダムハウス講談社 2006年09月
クイズ番組でみごと全問正解し、史上最高額の賞金を勝ちとった少年ラム。警察は、孤児で教養のない少年が難問に答えられるはずがないと、インチキの容疑で逮捕する。しかし、奇蹟には理由があった—。殺人、強奪、幼児虐待…ずっと孤独に生きてきた少年が、インドの貧しい生活の中で死と隣あわせになって目にしてきたもの。それは、偶然にもクイズの答えでもあり、他に選びようのなかった、たった一つの人生の答え。幸運を呼ぶ1枚のコインだけを頼りにしてきた孤児の、残酷だけれど優しさに満ちた物語。

来月日本でも公開される映画『スラムドッグ$ミリオネア』の原作。
映画のストーリーを聞いた時「どこかで聞いたことある話だな~」と思ったら
以前図書館で目があった(笑)ものの他に借りる本があったので
「そのうち読もうリスト」に入れたままになっていた本だった^^;
原作を読んでから映画を観ると大抵イマイチってことが多いので
映画を観るまで我慢しようと思っていたのだけれど
先日またまた図書館で目が合ってしまい、とうとうその誘惑に負け?お持ち帰り(笑)

今も現役の外交官であるヴィカス・スワラップ氏が描くインド社会が抱える様々な問題は
あまりに残酷だけれどその中で懸命に生きるラムの姿にはインドのパワーを感じる。
何よりラストの1ルピーの神様の種明かしの清々しいこと!
問題1問に対して1章の物語形式で中だるみすることもなく
一気に読ませるエンターテイメント性も十分。

どうやら映画は大まかな設定が同じというだけで大分違う作品になっているようなので
それはそれで楽しめそう。来月の封切が楽しみ♪
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by hasikkoami | 2009-03-24 09:51 | 図書館 | Comments(0)
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