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本と映画と時々音楽

「天安門」

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ShanSa/著 大野朗子/訳
ポプラ社 2008年09月

だれも本当のわたしを知らない。封印された記憶。蘇る痛み。世界に裏切られたあの日から「罪人」になった-。民主化運動のヒロインと 若き将校、2人の運命が絡み合ったとき、天の扉は開く・・・

北京の知識人の両親の元に育ちながら孤独な少女時代を過ごし
やがて民主化運動の学生リーダーとして追われる身となる雅梅と
貧しい農村に生まれ口減らしの為幼くして軍隊に入れられ
模範的な兵士へと成長した趙。
相反する二人の運命は天安門事件をきっかけに絡み合う。
雅梅を追い、彼女の残した日記を読むうちに
趙の中に自我のようなものが芽生えてくるところは
映画「善き人のためのソナタ」を思い出させるけど
こちらは幻想的とも言える不思議な結末を迎える。
趙はこの後どのように生きていくのだろうか。
雅梅のその後よりずっと気になった。
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by hasikkoami | 2009-01-07 10:12 | 図書館 | Comments(0)
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