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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「神様のいない日本シリーズ」

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田中慎弥/著
文芸春秋 2008年11月
野球賭博絡みのトラブルがもとで失踪した父親から
少年のもとに葉書が届く。「野球をやっているか」。
父親の願いを適えるべきか、野球を嫌悪する母親に従うべきか。少年の心は揺れる。そんななか、少年は憧れの同級生とある劇を上演することになった・・・


以前「図書準備室」「冷たい水の羊」を読んだ時
作品としては面白いのだけれど
そのひたすら延々と続く独白スタイルにすっかり疲れ果て
当分この人の作品は読みたくないな~と思っていたのに
何故か図書館の新刊コーナーで見つけた途端、思わず手にとってしまった^^;

案の定、今回もひたすら独白。
いじめに遭い自室に閉じこもった小学4年生の息子に向って
部屋のドアの外に立って延々と自分の子供の頃の話をするのだが
書き出しこそ「聞こえるか、香折(かおり)。」と息子に呼びかけてはいるものの
この父親が相手(息子)の存在を本当に意識しながら話しているとは思えないし
結局のところ彼(父親)とっては相手が自分の話を聞いていようがいまいが
大して重要ではなく、ただ自分の思いを話すことに意味があり
それを相手がどう受け取ろうとそこから先は相手の自由ということか。

でも今回は前作のように読み終わったあと疲労感が襲ってくることはなく
さすがに爽やかとまでは行かないが読後感は悪くなかった。
私もこの独白スタイルに慣れてきたということかな(笑)

ところでタイトルの「神様のいない日本シリーズ」と言うのは
1986年のプロ野球日本シリーズ西武ー広島戦のこと。
当時私は今とは比べ物にならない位真剣にプロ野球を見ていて
おまけに広島ファンだった(いや今も一応はファンだけど^^;)ので
このシリーズはそれこそ天国から地獄へ突き落とされたようなものだった。
ああ、悪夢の秋山のバック転・・・(T T)
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by hasikkoami | 2008-12-01 09:15 | 図書館 | Comments(2)
Commented by ryomom at 2008-12-04 16:25
あみさん、こんにちは
私も広島ファンでした。今じゃ広島どころか、ペナントレースに興味なくなってますが。(野球は好きなんですが)
1986年の日本シリーズは見てるはすですが、記憶が...
ただし、秋山のバック転は記憶あり。来年、ソフトバンクが優勝したら、バック転やってくれるかな (笑)
Commented by hasikkoami at 2008-12-04 20:48
★ばーちゃんさん、
おお!ばーちゃんさんも広島ファンでしたか!
私達いろいろと共通点がありますね。嬉しいです^^
私は今も一応は広島を応援してはいますが、ペナントレースはほとんど見ていません^^;

>1986年の日本シリーズ
1分け3連勝の後の4連敗と言う、忘れたくても忘れられない悪夢のシリーズでした。

>秋山のバック転
このシリーズの後にも何度かやったと思いますが
何年か前に危険だからと言うことで禁止になったような気がするので来年優勝しても、してはくれないでしょう(笑)
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