ブログトップ

図書館の隣の映画館

hasikko.exblog.jp

本と映画と時々音楽

「石ノ目」

d0098286_21161916.jpg
乙一/著
集英社 2000年07月

ある夏休みに私は、友人とあの山に登ることにした。私が幼い頃、あの山に一人入って消息を絶った母親の遺体を探すためだ。山には古い言い伝えがあった。曰く「石ノ目様にあったら、目を見てはいけない。見ると石になってしまう」と。そして、私たちは遭難した…。
書き下ろしを含む4編収録のホラー短編集。

装丁はいかにもホラーだけど、表題作「石ノ目」以外はホラーと言うよりむしろファンタジー。
『トイ・ストーリー』が大好きな私には「BLUE」が特に切なくてよかった。

しかし乙一さんってまだ30歳なのね(若!)おまけにこれを書いた時は20歳前後とは!
若い作家さんの作品って、それなりに面白くはあるんだけど、私の様なオバさんには今時の文体がしっくりこなくていま一つ、と言うことが多いんだけど、今回はそういう違和感は感じなかったので後で年齢を知ってびっくり。
[PR]
by hasikkoami | 2008-05-06 21:36 | 図書館 | Comments(2)
Commented by mario5846 at 2008-05-06 22:14
>おまけにこれを書いた時は20歳前後とは!
デビューは17歳(執筆時は16歳)ということらしいので(by wiki)、かなり早熟な方なのでしょうね。

で、またまた本題とは関係のない脱線した話なのですが^^;

乙一くん(笑)、アニキが出ている「手を握る泥棒の物語」(犬童一心監督)の試写会で拝見したことがあるんですよ。といっても舞台挨拶には登壇せず、監督が「乙一氏が会場に来ています」と紹介したら、恥ずかしそうにコソコソ立ち上がったのは・・・アキバ系の非常に大人しそうな青年でした(笑)。

彼の作品は読んだことはないのですが「手を握る」は切な系のファンタジーで、不思議ではあるけれど奇をてらっているのとも違い、妙に心の奥があたたかくなるような作品でした。wikiによると「黒乙一」と「白乙一」があるそうなので(笑)、白い方だとなかなか私の感性とも合いそうです。
Commented by hasikkoami at 2008-05-07 10:32
★marioさん、
>デビューは17歳(執筆時は16歳)
「夏と花火と私の死体」ですね。未読なのですが読んでみたくなりましたよ。

>アキバ系の非常に大人しそうな青年でした(笑)
ほほ~そうですか。本の背表紙ではちょっとかっこつけてる感じでしたので、頑張ってたのかしら?(笑)

>「黒乙一」と「白乙一」
結構グロテスクなホラーも書かれてるようですが、この短編集は表題作のホラーも含めどうやら「白乙一」のようですね。切なくてそれでいて心温まる作品でした。きっとmarioさんも気に入るのではないかと思いますよ。機会があれば手にとってみてください。ちなみに私は「黒乙一」とも合いそうですけど(笑)
名前
URL
削除用パスワード

by hasikkoami