ブログトップ

図書館の隣の映画館

hasikko.exblog.jp

本と映画と時々音楽

「Χωρα 死都」

d0098286_14161585.jpg
篠田節子/著
文芸春秋 2008年04月
不倫の関係を続ける亜紀と聡史は、逃避行のようにしてエーゲ海の小島にやってきた。その島の廃墟の教会で、亜紀は聖母マリアのような幻を見た上、掌から血が流れ出すという体験をする。だが島の人々は、廃墟は「ホーラ」と呼ばれる不吉な場所で、そこに教会など存在しないという。さらにたび重なる、不可思議な出来事。それらは神の起する奇蹟なのか、それともホーラが持つ妖しい力によるものなのか…。
私は宗教や神をテーマにした作品は本来苦手なのだが、篠田さんの作品はそのエンタメ性につられついつい手にとってしまう。今回も神だの奇跡だの、私の苦手てんこ盛りのわりにはスラスラ読めたが内容的にはイマイチ。
でも40代半ばの亜紀が自分について語る部分は心にズキンときた。
心はともかく身体の方は、次の世代に役割を譲り、恋の舞台から静かに撤退し、死に向かって歩いていく準備を始める。 -省略ー 青春の光も、陽炎立つような朱夏の熱気も遠いものになった。にもかかわらず冷えさびた老いの境地までには、まだ間がありすぎる。
もう分かりすぎるくらい分かる(苦笑)
[PR]
by hasikkoami | 2008-05-05 14:18 | 図書館 | Comments(2)
Commented by uzuzun_55 at 2008-05-12 11:16
こんにちは。
篠田作品はほぼ読んでいるのですが
この作品はちょっと手がでません...
時々、こういった作品をお書きになるんですよねー
あまり好きな部類ではないのでちょっと残念。
あみさんのエントリを拝見して、やっぱりやめておこうと思いました(^^;

p.s. チョン・ジュノ氏、結婚されるようですね。
Commented by hasikkoami at 2008-05-12 22:19
★uzuzunさん、
>時々、こういった作品をお書きになるんですよねー
私は宗教色の強い作品は苦手なんですが、結構多いですよね。
それもだんだんその色が強くなって行っているような気が・・・^^;

>p.s.
そうなんですよ~!それも7月2日って早っ!(笑)
あんまりあせりすぎると直前になって愛想つかされるんじゃないかと心配してます。お式当日までは安心出来ません(笑)
名前
URL
削除用パスワード

by hasikkoami