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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「歌う砂 グラント警部最後の事件」

d0098286_22593063.jpgジョセフィン・テイ/著 
塩野佐和子/訳
論創社 2005年06月

しゃべる獣たち/立ち止まる水の流れ/
歩く石ころども/歌う砂/・・・

神経症を患い療養休暇をとったグラント警部は、故郷に向かう列車の中で若い男の死体を目撃する。偶然手にしたその男の新聞の余白には奇妙な詩が書き込まれていた・・・

グラント警部ってば、「時の娘」では入院中の病室で推理、本書では病気療養中にもかかわらず、あちこち出かけて行っては捜査・・・こんなワーカホリックだから神経症になっちゃうんだよ(^^;)

このところテイの作品を続けて読んでいるけれど、どれもとても50年以上前の作品だとは思えない。昔のミステリの良さはあっても古さは全く感じられない。キャラクターは脇役に到るまでイキイキと魅力的だし、ページをめくるのももどかしくラストまで一気に読ませる。犯人探しや謎解きが好きな人には物足りないかも知れないが、このエンターテイメントさはむしろとても現代的だと思う。
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by hasikkoami | 2008-01-08 11:43 | 図書館 | Comments(0)
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