「ボトムズ」
大槻寿美枝/訳
早川書房
1930年代初頭、テキサス東部のザビーン川沿いの低湿地
”ボトムズ”に広がる森林地帯で起きる連続殺人事件を背景に、
治安官の父を持つ11歳の少年ハリーの成長と家族の絆を描く
2001年度アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。
ミステリの謎解きとしては早い段階で犯人が推測出来てしまうのが残念と言えば言えるが、
少年の成長と家族の再生物語を描く上での背景と考えれば大変面白い。
想像を絶する人種差別の中で行われる捜査もスリリングで引き込まれ一気読み。
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