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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

『 AMY エイミー 』

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公式サイト
2015年 イギリス/アメリカ
上映時間 128分
監督 アシフ・カパディア


わたしは、

ただ歌いたいだけ。





初めて" Stronger Than Me"を聴き、その歌声の持ち主が
まだ10代の少女だと知った時の衝撃は凄かった。



対して

彼女が27歳の若さでこの世を去ったと聞いた時は
驚くと同時に、心のどこかでそれを予感していた様な気もした。

「Rehab」の大ヒットで度々メディアを賑わせる彼女は
すっかりお騒がせセレブになっていて
ガリガリに痩せ、虚ろな目をしたその姿には
いつかこんな日が来るかもしれない...と思わせるものがあった。

しかし映画の中の彼女は
「私の音楽は一般受けしないから、有名にはなれないわ」と言う
ただ歌うことが大好きな女の子で
そんな彼女が寄生虫の様な男たちやマスコミに蝕まれていく様は
その末路を知っているからこそ、尚更哀しい。

最後のレコーディングとなったのは
"憧れの人"トニー・ベネットとのデュエット



"18歳なのに65歳の熟練のジャズ歌手みたいだ"と言われた彼女が
本当に65歳になった時の歌声を聴いてみたかった。

★★★★

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by hasikkoami | 2016-09-24 20:02 | 映画館 | Comments(2)
Commented by とらねこ at 2016-09-26 14:10 x
第一流のミュージシャンとして生き残るのも大変ですが、
そもそも壊れやすい人にとっては、人生そのものに生き残るのが難しいのだなあと…
大人になって随分図々しくなってから、若かった頃の感受性を思い出すと
空恐ろしいものがあります。
この作品は、そうしたものも思い出させてくれました。
自分の失った青春を鑑みるに、この作品はやはり恐ろしいものに感じたりもします。
Commented by hasikkoami at 2016-09-27 07:59
★とらねこさん★

「私は自分の身に起こったことしか歌に出来ない」と言っていた様に
どうしようもないクズ男のブレイクがいなければ
"back to black"は生まれていなかったかもしれないわけで...

感受性が強いと言うことは、アーティストとして絶対的に必要なことですが、
同時に諸刃の剣なのかもしれませんね。

>大人になって随分図々しくなってから、若かった頃の感受性を思い出すと
>空恐ろしいものがあります。

幸か不幸か、私はその頃の気持を思い出せなくなりつつあるんですよねぇ^^;
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