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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「 回転する世界の静止点  初期短篇集1938―1949 」

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パトリシア・ハイスミス∥著
宮脇 孝雄∥訳
河出書房新社 2005.1

女流ミステリ作家、パトリシア・ハイスミスによる単行本未収録の初期作品を集めた短篇集。人間心理の危うさを鋭く描く個性は、この時点ですでに確立されていた! ファン垂涎の一冊!


『太陽がいっぱい』のイメージから日本ではミステリ作家のイメージが強い
パトリシア・ハイスミスだけれど、ご本人はそう言われるのが不本意だったらしい。
そしてこの短編集に収められている作品たちも決してミステリではない。
しかしどの作品にも、どこか不穏な空気が立ち込め、ヒリヒリする様な、ゾクゾクするような、
妙に落ち着かない気分にさせられるのは、ある意味サスペンス小説と言えるかも。
後味の悪い作品がほとんどの中、最後の「ルイーザを呼ぶベル」の優しさが嬉しい。
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by hasikkoami | 2016-08-19 07:49 | 図書館 | Comments(2)
Commented by bacuminnote at 2016-08-25 20:33
きょう、ちょうど『キャロル』観たとこ。で、この方の原作とさっき知って、相方と『太陽がいっぱい』のこととか、短い感想会(笑)したとこでした。
あ「こんなとこで何ですが」シリーズ&すでにamiさん知ってはるかもですが。
TWで流れてきたニュースの「英 偉大な映画100選 」なんと一位は『マルホランド・ドライブ』~渋い。
http://www.bbc.com/culture/story/20160819-the-21st-centurys-100-greatest-films
Commented by hasikkoami at 2016-08-26 08:22
★bakuさん★

『太陽がいっぱい』の短い感想会(笑)とは!
いつもながら何と羨ましい家庭環境なのでしょう。
我が家には決して訪れることのないシーンです;;

さて、本題の「こんなとこで何ですが」シリーズ(笑)

>「英 偉大な映画100選」

全く知りませんでした。情報ありがとうございます!
先ほど早速覗きに行ってきました。
21世紀と対象が限定されているので、記憶に新しい作品も多く、
思わず未見作品チェックしたりして(笑)ちなみに15本が未見でした。
それにしても1位が『マルホランド・ドライブ』とは!!
ウォン・カーウァイ好きなので「花様年華」の2位にも興奮しました(笑)
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