「 魔法の夜 」
スティーヴン・ミルハウザー∥著
柴田 元幸∥訳
白水社 2016.6
何を求めているかもわからず落ち着かない少女、ひとつの小説を長年書きつづけている男…。夏の夜更け、町中をさまよう人びとが交叉し、屋根裏部屋の人形たちが目を覚ます。およそ半世紀前のアメリカを舞台とするおとぎ話。
アメリカ東海岸の海辺の町の夏の一夜。
人々は月の光に誘われる様に街を彷徨い、
ショウウインドウのマネキンや屋根裏部屋の人形達は、月の光に生を受け動き出す。
それぞれの孤独を抱きしめて生きる彼らは、寂しいけれど、決して悲しいわけではない。
帯には「月の光でお読みください」とある。
ああ、なんてロマンチック。。。(老眼の私には無理だけど)
by hasikkoami
| 2016-08-16 08:05
| 図書館