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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「 死んでいない者 」

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滝口 悠生∥著
文藝春秋 2016.1

秋のある日、大往生を遂げた男の通夜に親類たちが集った。一人ひとりが死に思いをはせ、互いを思い、家族の記憶が広がって…。生の断片が重なり合い、永遠の時間が立ち上がる奇跡の一夜を描く。

第154回芥川賞受賞作。
読み始めてすぐ「これ、失敗したかも...^^;」と思った。
まず人称がよく分からない。一人称かと思ったら三人称になったり、
かと思えば視点が次々に移って行くので、一体今は誰視点??と混乱したり。
何でも"移人称"と言うらしいのだが、そんな手法があることすら知らなかった。
おまけに登場人物が多すぎて、もう誰が誰だか・・・^^;
やはり私に芥川賞作品は高尚過ぎたか・・・と思いつつも
何故か頁を繰る手がとまらず、あっと言う間に読了。
起承転結も無ければ、盛り上がりもオチも無い。
それなのに飽きるどころかぐいぐい読ませて、最後は程好い余韻を残すって凄い。
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by hasikkoami | 2016-05-09 21:47 | 図書館 | Comments(4)
Commented by bacuminnote at 2016-05-12 11:22
あ、これ受賞前に読んだ(というか読もうとした)んですが、はじめの数ページでだつらく!
最初、わからなさに漂うという小説でもなさそうや、とノートに登場人物書いてみたりもしかけたんですが(苦笑)あかん。やっぱり相性があわへんのかも・・と、やめましたが。amiさんレビュー読んで、もうちょっと粘ってみたらよかったかなあと思いました。「旬」がめぐってきたら読もうとおもいます。
Commented by hasikkoami at 2016-05-12 22:41
★bacuminnoteさん★

私は会社のお昼休みで他に読む物が無くて、仕方なく読み続けただけなんです。
これが家だったら間違いなくギブアップしていたと思います^^;
結果的にはあきらめなくてよかったと思いましたが。

>ノートに登場人物書いてみたりもしかけたんですが
それは凄い!私は人物相関図くらいつけなさいよ~とブツブツ言うだけでした(笑)
でもこの作品て、結局誰が誰でも関係ないと言うか、みんな同じ"死んでいない者"なので、
もしいつかまたお読みになることがあったら、あまり真面目に読まない方がいいかもしれません(笑)
Commented by bacuminnote at 2016-05-13 22:23
あはは。amiさんのアドバイスおぼえておきまするw。
Commented by hasikkoami at 2016-05-14 21:59
★bacuminnoteさん★

"移人称"と言う言葉も覚えたし、私にとっては貴重な読書体験でしたww
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