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本と映画と時々音楽

「 ストーナー 」

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ジョン・ウィリアムズ∥著
東江 一紀∥訳
作品社 2014.9
ストーナーは、数々の苦難に見舞われつつも、運命をつねに静かに受け入れ、かぎられた条件のもとで可能なかぎりのことをして、黙々と働き、生きてゆく−。生きづらさを抱えた不器用な男の日常を温かなまなざしで描く長編小説。


一言で言えばとても地味な小説。
文学の魅力に取り憑かれた1人の男の人生を淡々と描いているだけ。
しかし派手さとは無縁の文章であるにもかかわらず
小説を読む醍醐味を堪能出来る作品でもある。
そして男のごく平凡な人生は、そのまま現代を生きる私たちの人生に通じており
静かに深く私たちの心を揺さ振り、だからこそ、50年前に書かれたこの小説が
今になって世界中に静かな熱狂を巻き起こしているのだろう。
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by hasikkoami | 2016-02-09 21:39 | 図書館 | Comments(0)
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