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本と映画と時々音楽

『 グランド・ジョー 』 他   < お茶の間映画鑑賞 8月 >


気力体力共に落ち気味で、食指が動く劇場作品も少なかった8月は
お家でだらだらまったりお茶の間鑑賞の18本。


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『 グランド・ジョー 』
2013年/アメリカ/118分
【監督】デヴィッド・ゴードン・グリーン



WOWOWには日本未公開作品を放映する枠があり、
これが地味ながらなかなか面白い作品が多く、
これもその中の1本。





アメリカ南部の田舎町で伐採業を営む前科者の男と
飲んだくれの父親に暴力を振るわれながら
無気力な母親と心を閉ざした妹を守ろうと
一人奮闘する15歳の少年の交流を描く人間ドラマ

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アメリカ南部の閉塞感と、貧困層の負の連鎖を
痛々しいまでにリアルに描いていて、とても重く、暗く、やるせない。
しかしだからこそ、美しく叙情的なラストが心に沁みる。

決して ニコラス・ケイジ、久々の真面目なお仕事 だから
褒めているわけではないですよ。ま、それも多少はありますが(笑)
ファンの欲目抜きにしても、日本未公開なのがつくづく惜しい秀作、だと思います。

★★★★☆

以下、いつも通りの寸評です。



『 ラスト・ウィークエンド 』     <WOWOW> 
    2014年/アメリカ/95分  【監督】トム・ドルビー
美しい湖の畔にある大邸宅に家主の家族とその友人たちが集まり過ごす週末
一見幸せそうだけれど、それぞれに悩みを抱えた家族の4日間を描く群像劇。
子供たちが巣立って、家の中がぽっかりすると、「空の巣症候群」とまでは行かないまでも、
それまでの自分の人生を振り返ってみたくなるものなのか・・・
なんて、私もそろそろそんな時期に差し掛かっているのだけれど。
余計な口は出さず、優しく妻を包んで寄り添う夫役の
(いつもは嫌味な役が多い)クリス・マルキーが地味ながら良かった。
・・・★★★
『 NO 』     <WOWOW> 
    2012年/チリ/アメリカ/118分  【監督】パブロ・ラライン
1988年にチリで行われたピノチェト独裁政権存続の是非を問う国民投票で
反対派のキャンペーン活動を率いる若き広告マン

粗くざらついた映像と淡々とした演出がドキュメンタリー風でリアル。
相手を批判するネガティブ・キャンペーンではなく、
明るいCMを流すことで、国民に"NO"と言う勇気を与えたレネの作戦は
言わば「北風と太陽」作戦なのかも(笑)
・・・★★★☆
『 スティ・コネクテッド~つながりたい僕らの世界 』     <WOWOW> 
    2014年/アメリカ/120分   【監督】ジェイソン・ライトマン
SNSによってコミュニケーションをとる時代の親たちと子供たち
同じテーマの『ディス/コネクト』にユーモアと救いをプラスした感じ。
でも私は『ディス/コネクト』の方が好き(根暗なんで^^;)
・・・★★★
『 ローン・レンジャー 』     <WOWOW> 
    2013年/アメリカ/150分   【監督】ゴア・ヴァービンスキー
悪霊ハンターと正義のヒーロー
途中何度も挫折しそうになりながらも何とか完走。この内容で150分は長過ぎるよ~008.gif
しかしアーミー・ハマーは絶対コメディ向きだと思うので、これに懲りず?頑張って欲しいと思います。
・・・★☆
『 トラップ 』     <WOWOW> 
    2014年/フランス/78分    【監督】ヤニック・セレ
中東のある戦場で、地雷を踏んでしまったフランス軍の一兵士
まるで家事をこなす様に淡々と、ヘロインを回収しにくる女性たちがリアル。
しかしフランスの軍隊ものや特殊部隊ものって、ホント重くて暗くて救いのないのが多いよね~^^;
・・・★★☆
『 ペインレス 』     <WOWOW> 
    2012年/フランス/スペイン/ポルトガル/106分   【監督】フアン・カルロス・メディナ
内戦時代のスペインに生まれた“痛覚を持たない子どもたち”
枠組みとしてはサスペンスホラーとあるがむしろダークファンタジー。
スペイン内戦の犠牲となる子供たち、と言う点で、ちょっと『パンズ・ラビリンス』を彷彿とさせる。
・・・★★★
『 日本のいちばん長い日 』     <NHK BSプレミアム>
    1967年/日本/157分   【監督】岡本喜八
1945年8月14日正午から15日正午までの24時間
ちなみに只今公開中のリメイク版は未見。
東宝創立35周年記念作品と言う事で、次から次へと出てくる、
東宝オールスターキャストだけでも観る価値あり。若かりし高橋悦史と児玉清に016.gif
・・・★★★
『 パーフェクト・メモリー 』     <WOWOW> 
    2015年/アメリカ/85分   【監督】マイケル・ポーリッシュ
交通事故で記憶を失った男と、彼の妻を名乗る女
色々な意味で何とも肩透かしな作品。
85分と短めだったのが唯一の救い(それでも長く感じたけど^^;)
・・・★
『 美しき獣 』     <WOWOW> 
    2012年/アメリカ/96分    【監督】ザン・カサヴェテス
運命的に出会い一目で恋に落ちる吸血鬼の美女と人間の男
現代に生きる吸血鬼カップルの所へ、問題児の妹がやって来て一悶着・・・
って『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』のパクリ!?と思ったら、こちらの方が先だった^^;
好みとしては断然『オンリー~』だけれど、こちらは耽美的でヴァンパイアものとしては正統派かも。
家政婦さんがいい仕事してます049.gif(笑)
・・・★★★
『 カリフォルニア・ゾンビ逃避行 』     <WOWOW> 
    2013年/アメリカ/84分   【監督】ジャレット・ターノル
ゾンビに噛まれても何故か感染しない青年
ゾンビ映画の名を借りたコメディ仕立ての青春ロードムービー。
ラストは決してハッピーエンドではないけれど、不思議と清々しい。
・・・★★★
『 スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方 』     <WOWOW> 
    2014年/アメリカ/93分    【監督】クレイグ・ジョンソン
偶然同じ日に自殺しようとしていた二卵性双生児の姉弟
それにしても「○○な人生の○○方」って邦題、いくら何でも多過ぎない?^^;
スターシップの「愛は止まらない」を口パクで歌い踊るシーンが最高070.gif
私としてはマギーとマイロの姉弟より、マギーのいい人過ぎる夫ランスに幸せになって貰いたい。
・・・★★★
『 ダーク・ブラッド 』   <WOWOW>
    2012年/アメリカ/イギリス/オランダ/87分     【監督】ジョルジュ・シュルイツァー
未完のままお蔵入りとなっていた、R・フェニックス幻の最後の主演作
R・フェニックスの急死により撮影出来ていない部分の脚本の
ト書きや台詞を監督自らが読んで補う、その熱意は買います。
・・・★★
『 レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺 』     <WOWOW> 
    2014年/ロシア/ウクライナ/チェコ/112分      【監督】オレッグ・ステプチェンコ
世界地図の作成を目指す英国人科学者の冒険
ジェイソン・フレミング久々の主演作038.gif
だからもうそれだけで満足!・・・と言いたいところだけれど、
やはりつまらないものはつまらないのよねぇ^^;
・・・★★
『 パガニーニ  愛と狂気のヴァイオリニスト 』     <WOWOW> 
    2013年/ドイツ/123分   【監督】バーナード・ローズ
天才バイオリニスト、N・パガニーニの半生
さすがの演奏シーンは、それだけでも観る価値あり。
・・・★★☆
『 余命90分の男 』     <WOWOW> 
    2014年/アメリカ/84分   【監督】フィル・アルデン・ロビンソン
余命90分を宣告された男性が最後に望むこと
現代版「クリスマス・キャロル」と言った感じ。
ロビン・ウィリアムズ最後の主演作がこれ、と言うのは少々複雑な気持ち007.gif
・・・★★☆
『 変態小説家 』     <WOWOW> 
    2012年/イギリス/101分   【監督】クリスピアン・ミルズ
何者かに命を狙われていると言う妄想を抱く小説家
この邦題、『恋愛小説家』をもじったつもりだろうけれど、
昔『セックスと嘘とビデオテープ』を観に行った時に居た様な、エロものと勘違いする輩が出そう^^;
完全にサイモン・ペッグの独り舞台なのでサイモン・ペッグファンは観て損はなし。
でもそれ以外の方にはお薦めしません^^;
・・・★★★
『 ブレイキング・ゴッド 』     <WOWOW> 
    2014年/オーストラリア/103分      【監督】トニー・マホニー/アンガス・サンプソン
麻薬の袋を飲み込んで密輸する運び屋を引き受けた男
早い話がひたすら便意を我慢するだけの話なのだけれど
それがコメディではなくサスペンス(ある意味ホラーかも^^;)になってるところが凄い。
・・・★★★☆

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by hasikkoami | 2015-09-04 21:42 | お茶の間鑑賞 | Comments(0)
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