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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「 どちらでもいい 」

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アゴタ・クリストフ 【著】
堀 茂樹 【訳】
早川書房(2006/09発売)

アゴタ・クリストフが長年にわたって書きためた全25篇を収録。祖国を離れ、“敵語”で物語を紡ぐ著者の喪失と絶望が色濃く刻まれた異色の短篇集。


短編集と言っても、1970年代から1990年代前半のアゴタ・クリストフの
ノートや書付に埋もれていた作品を集めたらしく、むしろ掌編や詩に近い。
1つ目の「斧」にはブラックながらにやりとさせられるが、
全体的には孤独、絶望、虚無感などを感じさせ、
「どちらでもいい」と言うタイトルはまさに秀逸。
一番好きなのは、故郷の街並みだけを愛し続ける
ある音楽家の一生を描いた「街路」。
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by hasikkoami | 2015-08-18 20:54 | 図書館 | Comments(0)
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