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図書館の隣の映画館

hasikko.exblog.jp

本と映画と時々音楽

『 妻への家路 』

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公式サイト
2014年 中国
上映時間 110分
監督 チャン・イーモウ


20年ぶりの再会の時。

妻の記憶から私は消えていた。




冒頭、知的で上品なチェン・ダオミンの見る影も無い姿に
ワン・ビン監督の『無言歌』の過酷な強制労働シーンが思い出され
2人の命懸けの行動と想いの強さに早くも胸が熱くなる


切り抜かれた写真の様に奪われた人生

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夫の帰りを待ち続ける妻と

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見守り続ける夫

文化大革命が終わり、名誉回復されても
奪われた人生は決して元には戻らない

ラスト、駅の格子門越しに映る2人の姿は
まるで鉄の楔に隔てられている様にも見え
寄り添いながらも1つになることは叶わない
2人の人生そのものだった

同じくチャン・イーモウの"文化大革命に引き裂かれた愛"の
『サンザシの樹の下で』は私には少々甘酸っぱ過ぎたが
年齢的なこともあり、こちら方が遥かに胸に響いた

★★★★☆

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by hasikkoami | 2015-08-12 12:58 | 映画館 | Comments(4)
Commented by ituka at 2015-08-12 14:46 x
田舎者のワタシはロビーの無料で振舞われてるコーヒーの淹れ方知らなくて
二人のお爺ちゃんのひとり(帽子をかぶってない方)に「これどうやるの?」と尋ねたら
快く紙カップにセットしてくれてありがたかったです(爆)
それが9時50分頃。
で、ごみを捨てようとポット下のゴミ箱に向かったらひとりの女性がそこで懸命に拵えてましたが
もしや、その人こそamiさんだったのでしょうか(笑)
7~8人ほど居た客はみなさんフェリーニ側だったのね。
9日の10時の回の本作はワタシ一人でしたよ~(爆)

ヒロインを見ていて何気に「アリスのままに」を連想したんですが
若年性のアルツハイマーとは若干違うのかもしれませんね。
もしも夫の写真が残っていたなら妻の反応もあそこまで酷くはならなかった気がします^^;
Commented by tarukosatoko at 2015-08-12 18:29
妻が白いパンみたいなものをたくさん作って夫に会いにいくところで泣きました。最後も泣きました。中国、つらい時代があったのですね。
Commented by hasikkoami at 2015-08-12 21:15
★ itukaさん ★

やはりニアミスでしたか!私は例によってかなり早く着いてしまい、
9時半にはスクリーン2の場内で読書タイムに突入していました(笑)

>7~8人ほど居た客はみなさんフェリーニ
>9日の10時の回の本作はワタシ一人
そうそう、フェリーニの方は10人弱でしたが
こちらは午後の部も私を含めたったの2人でしたよ。
おまけに私はポイント使ってのタダ鑑賞で
なんだか申し訳なくなってしまいました^^;

物忘れの描写はちょっとアルツハイマーぽかったですが
夫の顔の記憶だけが欠落しているというところが
心因性のものを感じさせますね。
Commented by hasikkoami at 2015-08-12 21:19
★ tarukosatokoさん ★

饅頭の数の多さが妻の想いの強さを表しているようでしたね。
プラカードにも泣きましたし、餃子にも泣きました。そしてもちろんラストも。
てずっと泣いてました、私(笑)
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