ブログトップ

図書館の隣の映画館

hasikko.exblog.jp

本と映画と時々音楽

「 紙の動物園 」

d0098286_22172329.jpg
ケン・リュウ 【著】
古沢嘉通 【編・訳】
早川書房(2015/04発売)

ぼくの母さんは中国人だった。母さんがクリスマス・ギフトの包装紙をつかって作ってくれる折り紙の虎や水牛は、みな命を吹きこまれて生き生きと動いていた…。
テッド・チャンに続く現代アメリカSFの新鋭がおくる日本オリジナル短篇集。


SFオンチなのでハヤカワ・SF・シリーズは普段ほとんど読まないのだけれど
この作品はあちこちでやたらと評判がいいのでチャレンジしてみることに...
しかしこれが予想を大きく上回る素晴らしさ!!

号泣必至の表題作「紙の動物園」
日本人的美学の「もののあはれ」
兎に角最高~!な「選抜宇宙種族の本づくり習性」
あまりにも辛く哀しい「文字占い師」 などなど...

SFファンタジーと言う一つの形態でありながら、バラエティに富び、かつ普遍的な全15篇の物語。
泣かされ、笑わされ、驚かされ、考えさせられ...大満足の短編集。
[PR]
by hasikkoami | 2015-07-07 22:40 | 図書館 | Comments(2)
Commented by ぺろんぱ at 2015-07-14 20:58 x
こんばんは。
この本、ずっと気になっていて、本日やっと購入して帰りました。明日からの通勤電車の時間が楽しみです(*^-^*)。
表題作「紙の動物園」にはハンカチを握りしめて臨みますね。そして「選抜宇宙種族の本づくり習性」にはタイトルからは決して先読みできない期待感が膨らんでいます。

この場を借りまして・・・コメントしそびれてしまった少し前の貴ブログで、amiさんが「受け止め、ご自身なりに苦悩されながらも前に進んでおられる」ことを知りました。「Mommy」のそのページで最後に記された3行に、シチュエーションは違えど私も「力」をもらえました。
今頃になって、しかも違う記事でのコメント、どうかお許しください。でも伝えておきたくて書かせて頂きました。

すみません、とにかく、今はこの本を楽しみます(*^-^*)!

Commented by hasikkoami at 2015-07-14 22:03
★ ぺろんぱさん ★

まずはお礼から・・・
過去記事だろうがスレ違いだろうがコメントは大歓迎!
そしてあたたかいお言葉に私の方こそ「力」を頂きました。
実は昨夜も息子とバトルを繰り広げたばかりですが(笑)
これでまた頑張れそうです。ありがとうございます^^

さてそれでは本の話題を・・・
表題作「紙の動物園」は通勤電車の中で読む時はどうかご注意を!
私は映画館で上映前に読んだのですが、もう泣けて泣けて大変でした。
周りの人は「あのおばさん、始まる前から泣いてるよ^^;」と思ったことでしょう。
次の「もののあはれ」も日本人の涙腺を刺激せずにはいられない作品ですし、
他も素晴らしい作品ばかりだと思います。
ぺろんぱさんのお好みに合うといいのですが^^
名前
URL
削除用パスワード

by hasikkoami