『 紙の月 』
公式サイト
2014年 日本
上映時間 126分
監督 吉田大八
最も美しい
横領犯。
原作を読んでから既に2年以上経っていて
細かい箇所まで覚えているわけではないので
あくまでも私の持っていたイメージに過ぎないけれど
観ている間ずっと、う~ん、何か違う...と言う思いが消えなかった
原作は、自分がどこに向かっているのかも分からないうちに深い森の中に迷い込み
気付いた時には既に後戻り出来なくなってしまう“梨花”がとてもリアルで
何かのきっかけで私も十分“梨花”になりうる、と思わせられるところが恐ろしかった
対して映画の“梨花”は、むしろはっきりとした意思を持って
“そこ”に向かっているように見えた
ただそれは、宮沢りえの存在感が私にそう見せていただけなのか
私と吉田大八監督の“梨花”に対する解釈の違いなのかは分からないけれど...
★★☆
by hasikkoami
| 2014-11-20 19:55
| 映画館