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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「 櫛挽道守 」

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木内 昇【著】
集英社(2013/12発売)
神業と称えられる櫛職人の父。家を守ることに心を砕く母。
村の外に幸せを求める妹。才を持ちながら早世した弟。
そして、櫛に魅入られた長女・登瀬。
幕末、木曽山中。父の背を追い、少女は職人を目指す。


結婚して子供を生み家を守ることが女の幸せだと信じられていた時代に
櫛職人になることを選んだ女性の半生。

幕末の騒乱期を舞台にしてはいても、都会から遠く離れた田舎町では
それはどこか遠い世界の出来事のようで、派手な描写など全く出てこない。
しかしそんな一見地味な物語をぐいぐい読ませる木内さんはやはり凄い。
新しい時代の幕開けと共に登瀬にも明るい未来が待っていることを予感させるラストも素晴らしい。

ただ読み始めは語尾に「なし」が付く木曽の方言が
ふなっしー語に脳内変換されてしまい「勘弁してよ~」と思ったけどね^^;
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by hasikkoami | 2014-05-23 20:07 | 図書館 | Comments(0)
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