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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

『 フルートベール駅で 』

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公式サイト
2013年 アメリカ
上映時間 85分
監督 ライアン・クーグラー


その日は母の誕生日。
娘と遊び、
家族と少しケンカをし、
友人と笑いあった。
僕の人生、最後の日だった。




2009年の元日、サンフランシスコのフルートベール駅で
22歳の黒人青年オスカー・グラントが鉄道警察官に射殺された実際の事件を基に描かれる
一人の青年の人生最後の一日

冒頭、市民が撮影した事件の時の実際の映像が映し出される

駅のホームの壁際で一列に座らされた数人の黒人とその前に立つ警官たち
やがて一人の青年が警官たちに押さえ込まれる様子と
「ひどい。これは権力の暴力だ。」と言う見物人の声

そして聞こえる一発の銃声

映画は大晦日の朝からオスカーが息をひきとる元旦未明までを淡々と描いている

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前科があり、勤務態度不良で仕事もクビになったオスカーは
決して品行方正な青年だったとは言えないし
列車内で乱闘騒ぎを起こしたこともまた事実

それでも彼が黒人でなければ結果は違ったのだろうと言う思いは拭えない

しかしこの作品からは単なる警察批判ではなく
今も確実に存在する黒人に対する偏見と差別により
一人の若者の命がいとも簡単に奪われてしまったことに対する哀しみを感じる

★★★☆

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by hasikkoami | 2014-05-17 23:15 | 映画館 | Comments(0)
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