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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

『 大統領の執事の涙 』

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公式サイト
2013年 アメリカ 
上映時間 132分
監督 リー・ダニエルズ


すぐ目の前で、

世界が動いていた





予告編は軽やかでハートウォーミングな物語を連想させるが
実際はとても真面目な社会派ドラマだった。

黒人は白人の所有物とみなされ
反抗することは死を意味することが当たり前とされていた時代から
やがてアメリカ初の黒人大統領が誕生するまでのアメリカ公民権運動の歴史を
一人の黒人男性の目を通して描いている。

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自分の父親を殺した男にすら従順に仕えねばならず
政治の中心地ホワイトハウスの中に居ながら
政治に無関心でいることを強いられた彼の視点そのままに
淡々と冷静に描かれる物語は娯楽性には乏しいけれど
冒頭で示されたキング牧師の言葉のように静かに心に沁みる。

闇で闇を追い払うことはできない。

光のみがそれを成し得る。

★★★☆

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by hasikkoami | 2014-02-17 22:22 | 映画館 | Comments(4)
Commented by ituka at 2014-02-18 00:24 x
こういう社会派ドラマをウィテカーにやらせたら巧いですよね!
この映画を見て執事とはこういうものだよ。と教えられた気持ちになりました。
『黒執事』のセバスチャンだけで終わっていたら、ワタシは生涯間違ったまま生きていたことでしょう(笑)

最後にお手当の交渉はなかなか上手かったですよね(笑)

Commented by hasikkoami at 2014-02-18 20:08
★ituka さん、
映画に出てくる執事は大抵自己主張が強く、
ご主人様に平気で楯突いたりしますものね。
このセシルの姿が執事の本来の姿なんですね(笑)

>お手当の交渉
あの憎たらしい上司を最後にギャフンと言わせることができて
胸がスッとしましたよ(笑)

ところで、『黒執事』ですが・・・
itukaさん、イオンの3ヶ月パスポートを存分に活用されてますね(爆)
Commented by mariyon at 2014-03-05 11:27 x
執事と言う職業って、この時代(そうちょっと前の話なのに)
そこまで恥ずべきものなの?って、それが一番の驚きでした。

大統領のそれぞれのエピとか裏話を期待していくと
間違った方向ではずしてしまいます。
差別問題を扱った作品として観るべきだった・・・

でも、たしかに、政治の中心で一番の無関心を強いられる
それがホワイトハウスの執事なんですね。
Commented by hasikkoami at 2014-03-05 22:32
★mariyonさん、
>執事と言う職業
公民権運動が盛んになる前まではむしろ憧れの職業だったのではないかと思いますが、
黒人の権利の為に運動している人たちにしてみれば、言わば敵に仕えているわけですから、
面白くはなかったでしょうね。

>大統領のそれぞれのエピとか裏話を期待
あの予告じゃ当然ですよね。
毎度の事ながら詐欺商法紛いの宣伝はなんとかして欲しいですね^^;
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