ブログトップ

図書館の隣の映画館

hasikko.exblog.jp

本と映画と時々音楽

『 ビフォア・ミッドナイト 』

d0098286_2336168.jpg
公式サイト
2013年 アメリカ
上映時間 109分
監督 リチャード・リンクレイター

ウィーンの夜明けから18年。
パリの夕暮れから9年。
そして、
本物の愛にたどり着く、
真夜中までの数時間。





一つ前の記事でも書いた様に、この作品は
旅先で偶然出会ったアメリカ人青年ジェシー(イーサン・ホーク)と
パリジェンヌ、セリーヌ(ジュリー・デルピー)の一夜の恋を描いた『 ビフォア・サンライズ 』
それから9年後の二人の再会を描いた『 ビフォア・サンセット 』に続くシリーズ3作目。

前作『 ビフォア・サンセット 』の後、二人はどうなったのか?
作品を観た人なら誰もがその後の二人を想像したに違いない。
ジェシーは飛行機に乗ったのか?それとも・・・


この作品の場合、ネタバレなんてどうでもいいと思いつつ
一応ラストに触れているので、未見の方はご注意を。




d0098286_23384426.jpg

前作『 ビフォア・サンセット 』から9年。
41歳になったセリーヌとジェシーは相変わらずよく喋る。
しかし今やパートナーとなった二人の会話はロマンチックには程遠く、
中年体型となった彼らの容姿と相まって
9年と言う時の流れをしみじみと感じさせる。

d0098286_2339533.jpg

でも、そこがいい。

そこには二人が共に過ごしてきた歴史がある。

若い人たちにしてみれば彼らのやり取りは
倦怠期を迎えた中年カップルの単なる痴話喧嘩に過ぎないだろうし、
男性から見れば、セリーヌはただの面倒臭い女かもしれない。
そう、ちょうど『 ビフォア・サンライズ 』の列車内で
セリーヌとジェシーが見かけたドイツ人夫婦の様に。

しかし彼らと同じ様に歳を重ねてきた者には
この所帯染みて面倒臭いやり取りこそが愛おしい。
セリーヌがジェシーにぶちまける不満には共感せずにはいられないし、
前作、前々作での会話やエピソードに関わる台詞にも思わずニヤリとさせられる。

私の一番のツボはジェシーの「僕は君の歌に人生を狂わされたんだ」

ちなみにこれがその歌・・・


♪ たとえ明日、他の誰かの腕の中にいたとしても
私の心は死ぬまであなたのものよ ♪


そりゃ人生も狂うわな(笑)

d0098286_23391967.jpg

でもラストの“タイムトラベル”オチって
『 ビフォア・サンライズ 』でセリーヌを列車から降ろす為に使ったのと同じ手じゃないか?

おいおいジェシーくん、18年前と口説き方変わってませんよww

今回のラストはこれまでの様に、続きが気になって仕方ない、と言うようなものではないけれど、
出来ることならまた9年後、50歳になった彼らに会いたい、と思う。

★★★★☆

[PR]
by hasikkoami | 2014-01-28 23:59 | 映画館 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

by hasikkoami