ブログトップ

図書館の隣の映画館

hasikko.exblog.jp

本と映画と時々音楽

『 プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 』

d0098286_22321312.jpg
公式サイト
2012年 アメリカ 
上映時間 141分
監督 デレク・シアンフランス



それは、愛か罪か──





『 The Place Beyond The Pines(松林の向こう側) 』とは何を指しているのだろうと思ったら
この作品の舞台である街のスケネクタディと言う名前が
先住民族モホーク族の言葉で“松林の向こう側”を意味するのだそうだ。
そのスケネクタディを年に一度訪れるバイク乗りの男から始まる15年に渡る父と子の物語。

男の鍛え上げられた身体と、夜の遊園地の喧騒の中を無言で歩く後ろ姿。
余計な説明など無くとも男のキャラクターがくっきりと浮かび上がる長回しのオープニングが印象的。

d0098286_22513615.jpg
男はかつて関係を持った女との間に子供がいることを知り
街に残ることを決めるが、そこに男の居場所はない。


d0098286_22503914.jpg
洗礼式   アイスクリーム   家族写真 
映し出される光景が幸せであればあるほど、その裏に見える男の孤独が切ない。

前作『ブルーバレンタイン』では時系列を複雑に絡ませていたけれど、
今作は視点は違っても3つの話の時系列はシンプルで、
全てが集約されたラストは『 The Place Beyond The Pines 』のタイトルと共に深い余韻を残す。

<満足度> ★★★★☆
[PR]
by hasikkoami | 2013-05-31 22:52 | 映画館 | Comments(2)
Commented by ituka at 2013-06-01 00:22 x
冒頭のライアンくんの後ろ姿を追うカメラ映像が秀逸でした。
時々咥え煙草の煙が風で舞うのがクール!(爆)
あれって歩いてないと煙がモロ目に入って沁みるから大変(だからどうした)^^;

脇役に詳しいamiさんのお陰でこれからワタシもお気に入りを探そうと思います(笑)
ちなみに今回のベン兄さんって『ブレイクアウト』『キラーエリート』『ノウイング』などに出演してたんですね。
『ダークナイトライジング』では虚勢のあと簡単に捻り潰されてましたね。
相棒の海苔玉ヘヤーのオッちゃんがキューピーさんみたいで可愛い!

ワタシはココ最近のレイ・リオッタがすべて同じキャラに見えて仕方ないです。
『スモーキンエース』の頃はまだまだ男気あったのに、今じゃ弱虫キャラに染まってるような気がして(爆)
Commented by hasikkoami at 2013-06-01 23:01
★itukaさん、
オープニング、最高にクールでしたね!
『ドライヴ』もそうでしたがゴズリングの背中には哀愁を感じます(笑)

>歩いてないと煙がモロ目に入って沁みるから大変
ほほ~そうなんですか!?それはやはり経験者でないと気がつかないでしょうね(笑)

メンデルソンは色々出ている割には印象が薄いようなのですが、
これと『ジャッキー・コーガン』で覚えてもらったようですね。

>相棒の海苔玉ヘヤーのオッちゃんがキューピーさんみたいで可愛い!
ありがとうございます!私彼も結構好きなんですよ(笑)

>レイ・リオッタ
確か『スモーキンエース』ではFBI捜査官でしたよね?
でも実を言うとトレモア三兄弟と女殺し屋コンビ以外はあまり印象に残ってないので
レイ・リオッタに男気があったかどうか思い出せません(爆)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。