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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

『 愛、アムール 』

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公式サイト
2012年 フランス/ドイツ/オーストリア
上映時間 127分
監督 ミヒャエル・ハネケ


 
人生はかくも長く、

素晴らしい。





ハネケ作品と言えばその後味の悪さが有名だけれど、
今作はやりきれない気持ちにはなるものの後味は悪く無い。
悪意や狂気を見せつけられるこれまでの作品とは違い、
そこには確かに愛を見ることが出来る。
しかしこれが果たして究極の夫婦愛なのかと問われれば答えに詰まる。

「介護はプロに任せる」のが一般的な欧米の人々にとって老々介護の末のこの結末は
悲劇である以上に夫婦の愛や尊厳の問題として受け取られるのかもしれないが、
自宅介護が決して少なくない日本人にとってはこれはあまりに身近で、
いつ自分に振りかかってきてもおかしくない切実な問題として、
ただ「愛」の一言で片づけてしまえるようなことではないような気がする。

<身につまされ度> ★★★★
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by hasikkoami | 2013-05-27 22:02 | 映画館 | Comments(0)
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