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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

『もうひとりのシェイクスピア』

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公式サイト
2011年 イギリス/ドイツ
上映時間 129分 
監督 ローランド・エメリッヒ

「ロミオとジュリエット」

「ハムレット」…

あの名作を書いたのは別人だった



一昨年この作品がイギリスで公開された時は正直日本公開は無いだろうと思っていた。
上手く行けばDVDスルーくらいはあるかも・・・と
ローランド・エメリッヒのネームバリューに望みを懸けてUK版DVDの購入を見送った甲斐があったよ。
まさかリスの主演作をスクリーンで観られるとは!まさにエメリッヒ様々!
そしてこれが意外にも(失礼な!)面白かった。

冒頭はまさかの現代。それも雨のニューヨーク。
「え、どういうこと・・・???」と戸惑っている間に映画の中の観客共々
一気に16世紀末のイギリスへとタイムスリップさせられてしまう素晴らしい導入部に
思わず「やるじゃん!エメリッヒ!」と思ったよ。(つくづく失礼)

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いつもは変人役が多いけれど、リスはノーブルな役も似合うのよ♥

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まるでレンブラントの画から抜け出てきたかのようなデヴィット・シューリスも良かった。

昔から囁かれてきたシェイクスピア別人説を信じる信じないはともかく、
一つの物語として現代の役者を語り部にした切り口はお見事。

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ただ、こう言う街並みを映されるとつい、
今にも隕石が降ってきたり、地割れが起きそうに思ってしまうのは(私だけ?)
やはり“壊し屋”ローランド・エメリッヒならでは?(笑)



<満足度> ★★★☆


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本日の気になる脇役・・・ロバート・エムズ


『白雪姫と鏡の女王』では
アーミー・ハマー演じるおバカ王子と
ナイスコンビの従者役で良い味出してました。

今作ではシェイクスピアと同時代の劇作家の一人
トマス・デッカー役。


他の作家仲間たちがシェイクスピアの戯曲のあまりの素晴らしさに嫉妬し打ちひしがれる中、
ただ一人その物語を楽しみ、笑い、泣き、喝采を惜しまない姿が印象的だった。
ちょっとググってみたら、ビートルズの『ゴールデン・スランバー』は
トマス・デッカーの子守唄の詩にポールがメロディをつけたものらしい。
シンプルで優しくあたたかい詩が、劇中の純粋な姿とダブる。



Golden slumbers/Thomas Dekker

Golden slumbers kiss your eyes,
Smiles awake you when you rise,
Sleep, pretty wantons, do not cry,
And I will sing a lullaby;
Rock them, rock them, lullaby.

Care is heavy, therefore sleep you;
You are care, and care must keep you,
Sleep, pretty wantons, do not cry,
And I will sing a lullaby;
Rock them, rock them, lullaby.

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by hasikkoami | 2013-02-05 20:04 | 映画館 | Comments(0)
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