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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

『高地戦』

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公式サイト
2011年 韓国
上映時間 133分
監督 チャン・フン

朝鮮戦争、最期の日。

歴史から消された

過酷な12時間の戦い――




先の見えない戦いと

先の見えてしまっている戦い

どちらがより虚しいのだろう




誤解を恐れずに書くならば、私は戦争映画が好きだ。
命を懸けた極限状態の中で描かれる人間愛や友情は
平和の中で語られるそれの何倍も心を熱くする。
煌びやかな世界で愛を囁くイケメンには心ときめかなくとも
塹壕の中で砂に塗れ震える兵士には胸がキュンとなる。

しかしそんな戦争映画好きの私が観ても
この作品で描かれる戦いはあまりにも悲惨で虚し過ぎた。

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文字通り死屍累々の戦場

「人を殺し過ぎて地獄に落ちる筈なのに
今以上の地獄が無いから
こうして生きているのかもな」


仲間の死に涙すら流さなくなった兵士の言葉が心に突き刺さる。


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当時の流行歌「戦線夜曲」を歌う少年兵の繊細な歌声も耳に残って離れない。



一つ残念に思ったのは、撃たれてきっかり2秒後に銃声が聞こえる(680m先から撃っている)為
“2秒”と呼ばれるスナイパーの正体。
少女スナイパーは『フルメタル・ジャケット』でもあった様に決して意外な設定ではないのに、
今作でいまひとつ現実味を感じられなかったのは、演じるキム・オクビンが可憐過ぎたからだろうか。

<満足度> ★★★☆
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by hasikkoami | 2013-01-29 09:34 | 映画館 | Comments(0)
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by hasikkoami