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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「春告げ坂 小石川診療記」

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安住 洋子【著】
新潮社 (2011/11/20 出版)

坂の上の養生所で、仲間たちと奮闘する医師・高橋淳之祐。
病に苦しむ人々に、自分ができることは何なのか。思いもよらぬ形で父の死の真相がもたらされた時、彼の前に進むべき道が現れる…。


時代小説の女流作家で今一番好きな安住洋子さん。
今回もボロボロ泣いてしまった。
もちろん「泣ける=良い作品」だとは思わないが、安住さんの作品を読んで流す涙は、
自分の涙でありながらキラキラと光っているような錯覚を起こすほど、どの作品も清廉で美しい。

デビュー作「しずり雪」に収録されている「寒月冴える」の主人公だった医師・高橋淳之祐と
養生所の患者たちやそこで働く人々を描く今作には「日無坂」の主人公伊佐次や
「夜半の綺羅星」の友五郎親分も出てきて、これまでの作品と少しずつリンクしているので
「しずり雪」からもう一度読み直したくなった。
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by hasikkoami | 2013-01-27 11:51 | 図書館 | Comments(0)
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