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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

「迷宮」

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中村 文則【著】
新潮社 (2012/06/30 出版)

「僕」がある理由で知り合った女性は殺人事件の遺児だった。
両親と兄が殺され、小学生だった彼女だけが生き残った迷宮事件。
「僕」は事件へ、彼女へのめりこんでいく。そして、謎が解かれるとき…。


「掏摸<スリ>」以後すっかりエンタメ作家へ転向してしまった感のある中村さん。
「悪と仮面のルール」も「王国」もそれなりに面白くはあったのだけれど
「掏摸<スリ>」以前の陰鬱さが好きだったので正直物足りなく思っていた。
実は「惑いの森 ~50ストーリーズ~」も読み始めたものの
(中村作品にしては)ハートフルな感じに馴染めず、3分の1程読んだところで挫折した。
しかし今作は以前の“仄暗さの快楽”が戻って来てるようで嬉しい。
やはり中村さんにはこの路線で行って欲しい、と言うのが私の希望。
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by hasikkoami | 2013-01-09 08:48 | 図書館 | Comments(0)
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