「レッドツリー」
ショーン・タン【著】 早見 優【訳】
今人舎 (2004/03/01 出版)
今にも沈みそうな紙の船でただよう主人公。湖面に浮く灰色の枯れ葉の中に赤い葉っぱが1枚。自分っていったい何なのだろう? 自分の「なにか」はどこにあるのだろう?
毎年夏になると読書のペースがガクッと落ちるのだけれど今年は特に酷く、
ここ2ケ月ばかりは全く読む気が起らない。
このところすっかり涼しくなっていよいよ読書の秋到来だというのにこれではいけないと
リハビリがてら手にしたショーン・タンの絵本は、気力の萎えている今の私にぴったりの本だった。
そう、きっと枯れ葉ばかりじゃないはず。
その陰に隠れているだけで紅い葉っぱもあるよね。
by hasikkoami
| 2012-10-10 07:45
| 図書館