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図書館の隣の映画館

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本と映画と時々音楽

『人生はビギナーズ』

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公式サイト
2010年 アメリカ
上映時間 105分
監督 マイク・ミルズ

「私はゲイだ」

父が75年目に明かした真実が、

僕の人生を大きく変えた



予告編から、もっと軽い感じの作品を想像していた。
冒頭のカミングアウトのシーンなんて結構コメディタッチだったし・・・
こんなに切ない話だったなんて全く予想外。

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愛に貪欲な父と愛に臆病な息子
オリヴァーは両親のことを愛の無い夫婦だと思っていたから
その間に生まれた自分の存在を無条件に肯定することが出来ないのかな。
だから恋愛関係も長続きしなくて・・・

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アナとの関係もあと一歩が踏み出せずにいる。


過去と現在が錯綜する映像は、悲しみに満たされたオリヴァーの不安定な心。


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父の恋人アンディを心から受け入れることが出来ないのは
彼がゲイだからではなく、彼が心から父に愛されていたからだと認めることで
ようやく自分の心とも向き合うことが出来たのではないだろうか。


おっと、忘れちゃいけない!

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愛犬アーサーの名演技はアカデミー助演男優賞のクリストファー・プラマーにも負けてないと思います!



<満足度> ★★★★
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by hasikkoami | 2012-04-10 09:47 | 映画館 | Comments(2)
Commented by mariyon at 2012-04-10 22:31 x
親子の関係がとても不思議でした。38歳になっても、ここまで父親の死からなかなか抜け出すことができない息子に、ちょっといらっとしたのも事実。
自分が愛のない夫婦から生まれたことが、トラウマになっているって、ほんとうに繊細なんだと思います。
イラスト同様監督の実体験なんでしょうか?
Commented by hasikkoami at 2012-04-11 09:49
★mariyon さん、 
オリヴァーは典型的なアダルトチルドレンですよね。
アナとの恋愛もまるでティーンみたいだし。
最後は38歳にしてようやく大人への第一歩って感じでしょうか。

前作『サム・サッカー』の主人公はADHDでしたし、マイク・ミルズ監督の描く主人公って内向的で何かしら問題を抱えているタイプなので、監督自身もナイーブな方なのかもしれませんね。
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